クバンダ
鳩槃荼(クバンダ)は『インド神話』の鬼神。
暴風神ルドラの配下であり、人の精気を吸ったり、人の睡眠を妨げて災難を引き起こすことされた。
その姿は「水瓶(すいびょう)」のような形をした巨大な陰嚢(いんのう ※金玉のこと)を持つ鬼神だという。
のちに「仏教」に取り入れられると「護法神」となり、増長天(ゾウチョウテン)の配下となった。
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「護法神(ごほうしん)」は「仏法(ぶっぽう)」とその信者を護る神のこと。
「仏教」では頭は馬で、体は人間である「人身馬頭」の姿で描かれている。
さらに「仏教」の宗派のひとつである「密教」においては”男女”がいるとされ、頭は馬で、体は1丈ほど(3メートル)の大きさである黒い肌の人間が赤い布をまとった姿であるとされた。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
デザインは悪魔絵師・「金子一馬」氏。
「密教」のクバンダの姿をモデルにしたと思われる。
『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2(2005年)』では「捕虜収容所」の所長としてクヴァンダ名義で登場。
「捕虜収容所」を脱獄するプレイヤーを「惑いの墨縄」による妨害ギミックで邪魔しながら追跡して強制戦闘(プレイヤーは負け確定)を行い、最初のところに戻させる鬼畜ムーブで多くのプレイヤーにトラウマを与えた。
(脱獄はかなりの高難易度かつ長いステージなので、最初に戻されると心を折られる。)
関連動画
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オバリヨン
オバリヨンは日本の妖怪の一種。
「おんぶお化け」とも呼ばれており、夜中に藪(ヤブ)の生い茂った道を通ると、「オバリヨン(「おぶさりたい」という意味)」とさけびながら肩におぶさってくる。
オバリヨンが乗ると肩が重くなって大変苦しくなり、たいていの人間は参ってしまう。
しかし、家まで連れ帰ることができると小判に変わって富を得れるとされた。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
可愛くて、結構人気。
オバリヨンの関連動画
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ガキ
餓鬼(ガキ)。
その字の通り飢えた醜悪な鬼で、仏教観による死後の世界である「六道」の一つ、「餓鬼道」に落とされた者がその姿になる。
またガキの食べたものは全て口元で炎となって消えてしまうため、ガキとなった者は永遠に空腹と渇きに苛まれ続けるという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
現在のアゴ長スタイルは『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』から。
悪魔絵師である「金子一馬(かねこ かずま)」氏が子どもの頃見た『妖怪図鑑』の挿絵をイメージしたという。
『真・女神転生Ⅲ(2003年)』では序盤のチュートリアルボスとして登場するが、チュートリアルとは思えないほどの鬼畜の強さでこちらを全滅させてくる。
事前のセーブをしないで「チュートリアルじゃん 楽勝♪楽勝♪」と舐めて挑んだ者は泣くことになる。
ちなみに「金子一馬」先生お気に入り悪魔の一体。
ガキの関連動画
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