アリラト
アリラト(アッラートとも)は「イスラム教」以前の「ジャーヒリーヤ時代」に、アラビア地方で古くから崇拝され続けてきた「古代宗教」の”母神”。
※「ジャーヒリーヤ時代」は5世紀~7世紀初頭のアラビア地方での時代。
「イスラム教」以前の時代を指し、多神教の時代で多くの神々が信仰されていた。
※「イスラム教」は「世界三大宗教」の1 つ。
「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもち、7世紀頃に誕生したとされる。
最高神・アッラーのみを神とする宗教で、信者は全世界で推定16〜19億人ほどと全ての宗教の中でNo.2。
※アッラーは唯一神・YHVH(ヤハウェ)に対するアラビア語呼称のひとつ。
※YHVH(ヤハウェ)は「ユダヤ教」、「キリスト教」、「イスラム教」における唯一の神。
「イスラム教」ではアッラーと呼ばれる。
(アッラーフとも)
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「キリスト教」はイエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
(ただし神はYHVH(ヤハウェ)。キリストは聖人。)
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
「イスラム教」が誕生すると最高神・アッラーの三人娘の一柱とされ、「月の女神」、「ぶどう酒の守護神」とされた。
姉妹には「死の女神・マナート」、「権力の神・アル・ウッザー」がおり、その名はアッラーの女性名詞形である”女神”という意味をもつ。
主にアリラトの息子である「山と星の神・ドゥスラ」と共に「砂漠の遊牧民」たちからの崇拝を集めた。
また、「イスラム教」最大の聖地である「カーバ神殿」では、四面の黒い石柱として祀られていた。
※「カーバ神殿」は「イスラム教」最大の聖地であるサウジアラビアの都市・メッカにある聖殿。
「マスジド・ハラーム」という礼拝堂の中心部にあり、立方体の建造物となっている。
「イスラム教徒」たちの最終目的地とされ、日々の礼拝は「カーバ神殿」の方向を向いて行われているという。
女神転生シリーズにおいて
『デビルサマナー ソウルハッカーズ』にて種族”威霊”として初登場。
最近のシリーズでは”地母神”として登場する。
”威霊”や”地母神”の種族の中でも最上位の存在もしくは高レベルの悪魔として登場し、主に回復や補助として活躍する。
ちなみにそのデザインから「TENGA悪魔」などと言う不敬な輩も一部存在する。
(管理人は言ってません。)
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