
アリラト(またはアッラート)は「イスラム教」以前の「ジャーヒリーヤ時代(5、6世紀~7世紀初頭)」に、アラビア地方で古くから崇拝され続けてきた「古代宗教」の”母神”。
※「イスラム教」は、「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもつ「世界三大宗教」の1 つ。信者は全世界で16〜19億人いるとされ、全ての宗教の中でNo.2。
(イスラム教が誕生したのは7世紀頃と言われている。)
最高神アッラーフ(あるいはアッラー ※唯一神ヤハウェに対するアラビア語呼称のひとつ。)の三人娘の一柱で、「原始の月の神」、「ぶどう酒の守護神」であったとされる。
姉妹には死の女神・マナート、権力の神・アル・ウッザーがおり、その名はアッラーフの女性形で”女神”という意味。
「イスラム教」最大の聖地である「カーバ神殿」に、四面の黒い石柱を本体として祀られていたとされる。
※「カーバ神殿」は、サウジアラビアの都市マッカ(メッカ)にあるマスジド・ハラームの中央に位置する建造物。
また、アリラトの息子である山と星の神・ドゥスラと共に、砂漠の遊牧民たちの崇拝を集めたという。
女神転生シリーズにおいて
『デビルサマナー ソウルハッカーズ』にて種族”威霊”として初登場。最近のシリーズでは”地母神”として登場する。
”慰霊”や”地母神”の種族の中でも最上位の存在もしくは高レベルの悪魔として登場し、主に回復や補助として活躍する。
ちなみにそのデザインから「TENGA悪魔」などと言う不敬な輩も一部存在する。
アリラトの関連動画
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