アールキング
アールキングはドイツの「シュバルツバルト(ドイツ語で”黒い森”という意味)」に現れるという悪しき樹霊。
その名は「ハンノキの王」という意味を持ち、 「シュバルツバルト(黒い森)」 に自生する樹木「ハンノキ」の支配者。
「ハンノキ」とは湿った土壌に生え、痩せた土地でも成長するとされる強い樹木で、その中でもアールキングは最も強い生命力を持っているという。
そして森に訪れた人間を巧みに惑わしては破滅へ導くとされ、悪意に満ちた妖樹であるとも言われている。
女神転生シリーズにおいて
『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』にて初登場。
シリーズでは”妖樹”種族の高位悪魔としてよく登場する。
主に爺さん口調で話し、HPが高い。
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アルラウネ
アルラウネは、美しい女の姿をした呪いの樹霊。
根茎が人のような形の植物・マンドラゴラ(マンドレイク)をドイツ語に直した呼び名で、同じ存在とされる。
また、元々はゲルマン神話に登場する悪しき女性霊アルラウンで、その名は「秘密に通じる」・「女の妖精」という意味をもつ。
アルラウネは絞首台の下に落ちた無実の死刑囚の涙や、死刑囚たちの身体から排泄された精子から生まれるといい、その姿は釣り鐘の形をした紫色の花とオレンジ色をした実を持ち、根の形が人の形をしている植物だという。
マンドレイクと同様に、引き抜くときに死に至る叫び声をあげることで知られているが、実の部分が麻薬や催眠剤・万病に効く霊薬になるとされているため、古来より多くの人間が危険を冒してまで手に入れようとしたという。
よく色々なゲームに登場し、現在では引っこ抜くと悲鳴を上げる植物=マンドラゴラ(マンドレイク)、花系女性モンスター=アルラウネという使い分けが多くなっている。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル物語 女神転生(1987年)』と古参悪魔。種族は”幻魔”だった。
現在のメインイラストは『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』からで、種族も”妖樹”に変更される。
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