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妖樹

2024年 9月15日 マンドレイク 追加

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アールキング

アールキングはドイツの「シュバルツバルト」に現れるという悪しき樹霊。

「シュバルツバルト」は、ドイツ語で”黒い森”という意味。

名前には「ハンノキの王」という意味を持ち、 「シュバルツバルト(黒い森)」 に自生する樹木・「ハンノキ」の支配者とされた。

「ハンノキ」とは湿った土壌に生え、痩せた土地でも成長するとされる強い樹木のこと。

森に訪れた人間を巧みに惑わしては破滅へ導くとされ、悪意に満ちたものとされる。

女神転生シリーズにおいて

デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』にて初登場。

シリーズでは”妖樹”種族の高位悪魔としてよく登場する。

主に爺さん口調で話し、HPが高い。

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アルラウネ

アルラウネ
アルラウネ 旧
アルラウネ
アルラウネ 旧
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アルラウネは美しい女の姿をした呪いの”樹霊”。

根茎が人のような形の植物・マンドレイク(マンドラゴラを「ドイツ語」に直した呼び名で、同じ存在。

絞首台で亡くなった「無実の死刑囚の”涙”」や「死刑による激痛から射精した”精子”」から生まれるとされた。

その姿は大きな花冠の中から「美しい女性の体」が生えた姿で表現される。

元々は『ゲルマン神話』に登場する悪しき女性霊・アルラウンのことともされ、その名には「秘密に通じる」、「女の妖精」という意味をもつ。

『ゲルマン神話』は「キリスト教徒化」される前のゲルマン人の信仰に基づく神話。

「ゲルマン人」はドイツ人の祖先。

有名どころでいえば、「ドイツ」の独裁者であったヒトラー

身体的な特徴は「長身」、「ブロンドの髪」、「碧眼(へきがん)」、「高い鼻」などがあげられる。

現在では

・「ドイツ」
・「オーストリア」
・「オランダ」
・「イギリス」
・「デンマーク」
・「スウェーデン」

などに多く居住している。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『デジタル・デビル物語 女神転生(1987年)』と古参悪魔。

種族は”幻魔”だった。

現在のメインイラストは『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』からで、種族も”妖樹”に変更された。

たびたびゲームや漫画に登場し、現在では引っこ抜くと悲鳴を上げる植物=マンドレイク(マンドラゴラ、花系女性モンスター=アルラウネという使い分けがされている。

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マンドレイク

マンドレイク
マンドレイク 旧Ver
マンドレイク
マンドレイク 旧Ver
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マンドレイク(マンドラゴラとも)は薬用として用いられた実在する毒草。

その形状は根が人のような形をした植物で、古くは「鎮痛薬(ちんつうやく)」や「下剤」、「便秘薬」として用いられた。

しかし毒性が強くて「幻覚」、「幻聴」、「嘔吐」の作用だけでなく、場合によっては死に至るため現在では薬用にされることはほとんどない。

中世ヨーロッパの伝説では「悲鳴を上げる植物」として登場し、現在ではこちらの方が有名。

地面から引き抜く際にすさまじい悲鳴を上げ、この声を聞くと正気を失ってしまうか死んでしまうとされた。

非常に入手困難な植物ではあるが、「万病に効く薬」や「不老不死の薬」の元になるとされたため、死人が続出しても採取しにいく者は後が絶たなかったという。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生Ⅱ(1994年)』。

このときは地面から上半身を覗かせ、叫び声を上げる恐ろしい姿のデザインだった。

真・女神転生デビルサマナー(1995年)』から現在のかわいらしい女性的なデザインになり、以降はこの姿が定着。

その後のシリーズでもたびたび登場し、『真・女神転生V(2021年)』からは種族が変更されて”妖魔”となった。

(種族”妖樹”が廃止されたため。)

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