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妖獣

2024年 9月1日 モスマン 追加

目次

フェンリル

フェンリル

フェンリルは『北欧神話』に登場する巨大な狼の怪物。

「北欧」はヨーロッパ北部地方のこと。

・「 デンマーク」
・「スウェーデン」
・「ノルウェー」
・「フィンランド」
・「アイスランド」

の5か国をさすことが多い

北欧 
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ロキと”巨人族”の女性・アングルボザとの間に生まれた息子で、兄妹には冥府の女王 ヘル 、世界蛇ヨルムンガンドがいる。

その姿は口や目から火を吹き出し、口を開ければ上顎が天に届く程の巨体を持つという。

性格は非常に凶暴だが、言葉を話すほどの知能を有している。

フェンリルのエピソード

神々に災いをもたらすと予言され、生まれたばかりのフェンリルは主神・オーディンによって兄妹ともども地下世界・「ヘルヘイム」に追放された。

しかも日に日に大きくなっていくフェンリルをさらに恐れた神々は、切れることのない魔法の紐「グレイプニル」で縛り付けフェンリルを拘束する。

ところが大戦争「ラグナロク」の日にこの束縛が解放され、戦争開始早々に主神であるオーディンを食い殺したという。

「ラグナロク」は『北欧神話』における最終戦争のこと。

『北欧神話』の神々と”巨人族”たちが戦いを起こし、最終的に世界は滅亡し、多くの神々が亡くなった。

「神々の黄昏」とも呼ばれる。

敵の総大将を一瞬で殺したフェンリルだったが、直後にオーディンの息子であるヴィーザルに口を引き裂かれて絶命してしまった。

女神転生シリーズにおいて

種族”妖獣”の高位悪魔。

初登場は 『真・女神転生(1992年)』で、古参悪魔の一体。
その後のシリーズでもほとんど登場している。

漫画、アニメ、ゲームにおいて結構登場していたりするので名前だけは聞いたことがある人が多い。

「中二病」ならば必須項目で覚えているであろう名前。

フェンリルの関連動画

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トウコツ

トウコツ

正式名称は「檮杌(とうごつ)」。

『中国神話』に登場する魔獣で、古代中国の「三皇五帝(さんこうごてい)」の1人である「舜帝(しゅんてい)」によって「中原(ちゅうげん)」の四方に流された「四凶(しきょう)」の一体。

 「四凶(しきょう)」とは、元々「中国」の一帯である「中原(ちゅうげん)」の四方で魑魅魍魎(ちみもうりょう)の侵入を防ぐ役割を与えられていた4人の神のこと。

ところが4人とも役目を忘れて暴虐の限りを尽くしたため「悪神(あくじん)」となった。

「三皇五帝(さんこうごてい)」とは、『古代中国神話』時代の優れた8人のこと。

「三皇」は3人の”神”を指し、「五帝」は5人の”聖人”を指す。

その姿は「人の顔」に「ブタの歯」、「トラの身体」を持ち、長さ二尺(約40cm)の体毛と一丈八尺(3m60cm)の尾を持つ怪物とされる。

非常に「凶暴」かつ偉そうで頑固な性格のため、他者の話には全く耳を貸さず、ひたすら戦い続ける戦闘狂といわれている。

「戦」となれば決して退かずに死ぬまで戦い続けるので、その様から名前には「無知」や「愚か」という意味と、「難訓」という別名を持つ。

「難訓(なんくん)」とは、”話を聞かないやつ”、”教えがたい”という意味。

本来は中国の「儒教(じゅきょう)」および「道教(どうきょう)」で信仰されている最高神の一人・「天帝神(てんていじん)」の血を引く高貴な存在なのだが、トウコツ自体はそのことに気にも留めず自由気ままに暴れ回ったという。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。

その後のシリーズでは同じ「四凶」であるトウテツに比べて出番は少ない。

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カトブレパス

カトブレパス
カトブレパス 旧
カトブレパス
カトブレパス 旧
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カトブレパスは『博物誌』に記された架空の動物。

『博物誌』は古代ローマのガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)が著した書。

全37巻。

・「地理学」
・「天文学」
・「動植物」
・「鉱物」

といったあらゆる知識のほか、

・「怪獣」
・「巨人」
・「狼人間」

などの非科学的な内容も多く記述した本。

古くから知られていたが、特にルネサンス期の15世紀からヨーロッパの知識人たちに広まった。

「ニグリス」という泉の傍に棲む動きの鈍い怪物で、その身体は「水牛」あるいは「カバ」のようだという。

大きさはそこそこで、手足ともに動きは鈍く、非常に重い頭部を持っているためいつも頭を下に向けている。

さらに恐ろしげな外見とは裏腹に、性格はおとなしい。

とても怪物らしくはないが、”カトブレパスの眼に視線を合わせたものは即死する”という恐ろしい能力を持つとされた。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。

種族は”妖獣”。

青い色をしていた。

デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』以降は色が黄色系に変更になった。

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モスマン

モスマン

モスマンは1966年に「アメリカ ウェストバージニア州ポイント・プレザント」で発見された謎の未確認動物(UMA)。

関連動画

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ヌエ

ヌエ
ヌエ 旧Ver1
ヌエ 旧Ver2
ヌエ
ヌエ 旧Ver1
ヌエ 旧Ver2
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鵺(ヌエ)は日本の伝承に出てくる”妖怪”。

頭は「サル」で、手足は「トラ」、胴体は「タヌキ」、尾は「ヘビ」だという。

その姿から『ギリシア(ギリシャ)神話』に登場する合成獣・キマイラの日本版とも言える存在。

また、現れる際にはトラツグミ(変な鳴き声の雀)に似た独特の怪しい声で鳴くとされる。

平安時代が舞台の『平家物語』に登場し、丑三つ刻(午前2時から午前2時30分までの間で、真夜中のこと。)になると毎晩黒い雲に隠れて飛来しては「天皇の御所(ごしょ 家ってこと)」をヌエが襲ってきたという。

やがて天皇の安眠を邪魔するヌエの討伐を命じられた平安時代の武将・「源頼政(みなもと の よりまさ)」が、ヌエを弓矢で退治したとされた。

ちなみに過去の日本では正体不明の人物や曖昧な物事を「鵺(ヌエ)」と呼んでいた。

(「鵺(ヌエ)」じゃない?」みたいな)

女神転生シリーズにおいて

初登場はシリーズ1作目である『デジタル・デビル物語 女神転生(1987年)』という実は超古参悪魔。

種族は一貫して”妖獣”。

メガテンシリーズでは安定した登場率を誇り、最新作である『真・女神転生Ⅴ(2021年)』にも登場している。

また、超古参悪魔であるためデザインが結構変わっており、現在のメインイラストは『真・女神転生NINE(2002年)』から。

登場する際には初級~中級レベルの悪魔で、「~かみつき」「~ひっかき」「~ボイス」など動物的なスキルを中心に所持していることが多い。

ヌエの関連動画

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ピアレイ

ピアレイ

ピアレイは「スコットランド」の河川や湖、海岸などの水辺に好んで棲むとされる半人半獣の”妖精”。

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バイコーン

バイコーン

バイコーンは、二角獣(にかくじゅう) と呼ばれる伝説上の魔獣。

額に2本の螺旋角を持つ馬の姿の魔獣で、純潔を司る一角獣(ユニコーン)と対極を為す。

「不純」を司り、”亜種”ともいわれる。

「善良な夫」や「鬼嫁持ちの夫」を殺して食べるとされ、その邪悪なイメージから黒い馬の絵で表現されることが多い。

昔の絵画だと、白い馬で角が2つとユニコーンと似たような見た目をしていた。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生Ⅱ(1994年)』。

種族は”妖獣”。

日本の創作に登場するものは悪魔絵師「金子一馬(かねこ かずま)」氏によって描かれたこのキャラクターのイメージが強い。

バイコーンの関連動画

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バグス

バグス

バグスは「イギリス」のウェールズ地方の民間伝承に伝わるゴブリンの一種。

バグスの関連動画

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チャグリン

チャグリン

チャグリンは「ロマ族」に伝えられる悪しき幽霊。

「キャグリーノ」、「ハルギン」とも呼ばれる。

「ロマ族」は北インドを起源としている民族。

住む場所を転々とする遊牧民族・ジプシーでもある。

漂浪の旅の中で様々な国の宗教や民族習慣を吸収することで、独自の「宗教」・「魔術」、そして「迷信」を形作った。

チャグリンはそんな独特の文化の中で伝えられる特殊な幽霊で、その姿はさまざま。

もっとも知られた姿は「大きな黄色いハリネズミ」だと言われているが、その姿を目にして後を追いかけると、その者には必ず災いが起こると言われている。

女神転生シリーズにおいて

メガテンでは可愛い系ザコ悪魔として登場。

スマホ用アプリ『D×2 真・女神転生 リベレーション(2018年)』では「万能思念☆5」という貴重アイテムを入手するためのクエストでよく登場し、プレイヤーたちに討伐されまくっている。

絶滅しないか心配ですな・・・。

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