邪神

デミウルゴス

デミウルゴスは古代ギリシャの哲学者・プラトン(紀元前427年誕生 – 紀元前347年没)の奇怪な対話形式の創造文学『ティマイオス』に登場する世界の創造者。

ギリシア語では「職人・工匠」というような意味があり、別名ヤルダバオート

デミウルゴスは超越的な善なる創造神であり、できるだけ自身(デミウルゴス)に似たものとして宇宙を創造したという。(つまり、デミウルゴス自体の姿も宇宙のようなものらしい)

そして1世紀ごろに成立し、3世紀ごろに衰退した宗教思想「グノーシス主義」においてデミウルゴスは創造主として取り入れられる。

「グノーシス主義」とは、「二元論」や「反宇宙論」を掲げ、真の神を認識し宇宙の真理について正しい認識と知識を得ることで救われるという知性至上主義の信仰。

神や肉体を否定することから、キリスト教に異端として扱われていた。

ちなみに「二元論」とは宇宙に存在する全てのものを「物質」と「精神」に分け、「物質」 を”悪”、 「精神」 を”善”だと考え、物質でできた肉体は悪。物質でできていない「霊」こそが善であるという考え。

つまり人の中に存在する本質的な精神が、肉体という「悪の存在」から解放され、正しい知性を得ることこそが「救い」であることを目指しているらしい。

また「反宇宙論」とは、この世界を造ったのが善性の神ならばこの世にある悲劇は存在しないはずなのに、不幸が蔓延しているこの世界を「悪の宇宙」とし、真の神が創ったものではないと否定した理論。

しかしデミウルゴスは、プラトンが提唱した「超越的な善なる神」としてではなく、「不幸が蔓延している不完全な世界を創造した偽の神」として取り入れられた。

女神転生シリーズにおいて

初登場はデビルサマナーシリーズの一作目である『真・女神転生デビルサマナー』。最高位の”邪神”。

真・女神転生Ⅳ』ではルシファー閣下に匹敵する悪魔として登場し、別のATLUS作品では真のラスボスとして登場している。

メガテンではかなりの大物扱いされる悪の組織のボスだが、元ネタがプラトンとかいう哲学者の小説のキャラだと知り、ちょっぴりがっかり。

(まあ、神話のキャラは考えてみればほとんど人間の妄想なのかもしれないが・・・)

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クトゥルー

クトゥルーは、アメリカの小説家であるハワード・フィリップス・ラヴクラフト(1890年8月20日誕生~1937年3月15日没)が生み出した怪奇小説『クトゥルフ神話』に登場する代表的な”邪神”。

正式名称は「Cthulhu」。

綴りがメチャクチャなので発音も複数あり、クトゥルフなどとも呼ばれる。

ちなみに『クトゥルフ神話』は、太古の地球を支配していたが、現在は地上から姿を消している強大な力を持つ恐るべき異形の者ども(旧支配者)が現代に蘇ることを共通のテーマとした物語。

クトゥルーはその旧支配者の一人で、万物の創造主アザトースの孫に当たり、四大元素の一つ水に属する存在。

人間に近い姿、触手のようなヒゲを備えたタコに似た頭部、鉤爪のある腕、そして蝙蝠に似た翼を持ち、全身が緑色の鱗あるいはゴム状のコブに覆われている。

また全身は、30m以上で、恐ろしいオーボエのような声を出す。
しかしこれらは、仮の姿であり望むままに変身可能な不定形な生命体らしい。

現在は海底に沈んだ太古の石造都市「ルルイエ」に封印されているらしく、「ルルイエ」が浮上し、クトゥルーが復活するときにこの世が滅ぶそう。

女神転生シリーズにおいて

真・女神転生Ⅱ』で、最高位の”邪神”として登場。

画像ではアレが生えているが、昨今では規制が多く生えていない。

見た目が気持ち悪い・・・。

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ニャルラトホテプ

ニャルラトホテプ
ニャルラトホテプ ペルソナ1
ゴッド神取 ニャルラトホテプ
ニャルラトホテプ ペルソナ罪
ニャルラトホテプ ペルソナ2罰
ニャルラトホテプ ペルソナ2罰 形態変化
ニャルラトホテプ メイン
ペルソナ1 ニャルラトホテプ 
ペルソナ1 ゴッド神取 ニャルラトホテプ
ペルソナ2罪 ニャルラトホテプ 「グレートファーザー」 
ペルソナ2罰 ニャルラトホテプ 
ペルソナ2罰 形態変化 ニャルラトホテプ 
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アメリカの小説家「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(1890年8月20日誕生~1937年3月15日没)」が生み出した『クトゥルフ神話』に登場する千の貌を持つとされる旧支配者。

架空の外なる神(アウターゴッド)とされ、宇宙創造、もしくはビッグバンが起こる前の宇宙空間に漂っていた存在で、神話内において最高の神格。

「這い寄る混沌」、「邪悪なる者の支配者」、「無謀の者」など様々な異名があり、万物の王アザトースの筆頭使者(お供の代表)。

作中では「預言者」に「不思議な科学者」・「魔法の様な知識を持つ謎の人物」といった様々な人物の姿で現れ、知性を持たないアザトースアザトースは宇宙を創造した赤ちゃんみたいな存在)の代わりに、その意思を現実世界で実現するため行動する。

わかっている性質は混沌そのものであり、「ない」と「ある」や「+」と「-」が中和されずに同時に存在しているらしく、存在自体に多くの矛盾を孕んでいる。

とりあえずカオスらしい。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生Ⅱ』で、種族は”邪神”。

ペルソナ』・ペルソナ2罪』・『ペルソナ2』では、重要な悪魔として登場する。

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セト

エジプト神話の神で、荒ぶる砂漠の神として雷や暴風の象徴。

兄であるオシリスを謀略により殺害した後、神々の支配者となったが、 オシリスの息子であるホルスに討たれてしまう。

また、ホルスに討たれた後のセトは異境の神として、ナイル河畔(かはん)より外の国で信仰を集めることになったという。

女神転生シリーズにおいて

初登場はメガテンシリーズの原典とも言える小説『デジタルデビル・ストーリー』と古参悪魔。

またシリーズにおいても、要所要所で重要な役どころを担う悪魔としてたびたび登場している。

真・女神転生Ⅱ』ではサタンの力の半身として登場し、この作品以降、現行の漆黒の龍のデザインが定着した。

ちなみに『遊戯王』に登場する海馬コーポレーションの社長の前世でもあるらしい・・・。

セトの関連動画

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マダ

マダはインド神話である叙事詩「マハーバーラタ」の物語で登場する、大きな歯と4本の牙を持ち、その口を開けば上顎が天まで届いたという巨大なアスラ

体の大きさを自在に変える事ができ、全宇宙と全ての神々を一口で飲み込めるほど巨大になり得る怪物で、雷神・インドラも戦わずに逃げ出した。

その名は「酩酊者(めいていしゃ)、酔わせるもの」を意味する。

誕生の逸話

あるとき、医療神のアシュヴィン双神(双子の神)は老いたチヤヴァナ聖仙の若き妻・スカニヤーに一目ぼれし、二人でスカニヤーにたいして

「あなたのような若々しく美しい女性が老い先短い老人の妻となって、その若さを浪費することはない」

と言い、自分たちのいずれかを夫とするよう誘惑するが、彼女はそれを拒否。

驚いたアシュヴィン双神は、スカニヤーの愛を得ようとして「チヤヴァナを若返らせてあげるから、その後で誰を夫とするかを選んでほしい」と提案する。

2人が承諾すると、アシュヴィン双神はチヤヴァナを泉に入れてチヤヴァナの肉体を若返らせた。ところが泉から上がってきた3人の姿はあらゆる点でそっくりで、誰が夫なのかスカニヤーにはわからなかったのである。

そんな状況で選択を迫られたスカニヤーだったが、意を決して彼女が直感で選ぶと、見事に本物の夫であるチヤヴァナを選び当てた。

それに大喜びしたチヤヴァナは、アシュヴィン双神がソーマ供犠にあずかっていないことを知っていたので(これは神々から仲間として認められていないことを意味する)、お礼として不死の霊薬ソーマを捧げようとする。

だが、これに猛反対した雷神・インドラにより妨害を受けることになり、チヤヴァナインドラを屈服させるためマダを創造して対抗。

そこでマダの天をも飲み込みそうな異常な大きさと恐ろしい顔に恐れをなしたインドラは退散し、アシュヴィン双神にソーマを飲む事を許したという。

その後 マダは「博打」・「女(姦淫)」・「狩猟(殺生)」・「酒(酒乱)」の4つの悪徳に分けられ、チヤヴァナに封印された。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生Ⅲ』で、種族は”邪神”。

物語終盤であるトウキョウ議事堂に集まるシジマ勢力の中ボスを務め、騙し絵で主人公を撹乱している。

また仲魔にすると敵全体に混乱を付着させる「大いなる酩酊」という専用スキルを持つ。

マダの関連動画

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エキドナ

エキドナは、ギリシャ神話に登場する上半身は豊満な体つきの美女で下半身は大蛇の怪物。

ギリシャ神話の数々の怪物を産み出した母親で、ギリシャ神話最強の怪物であるテュポーンとの間に地獄の番犬ケロべロスや双頭の犬オルトロス、魔獣キマイラ、九つの頭を持つ大毒蛇ヒュドラ、黄金の林檎を守護する竜ラドンなどをもうける。

また息子であるオルトロスとはスフィンクスネメアの獅子などをもうけた。

さらにはオルトロスヒュドラネメアの獅子など数多くの息子達を殺されたヘラクレスとの間にも3人の子を産んでいる。

数々の怪物を産んだエキドナだが、最期はギリシャのペロポネソス半島で暴れた際に、最高神ゼウスの妻であるヘラの命令で出向いた百目の巨人アルゴスに撲殺され死んでしまう。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生』。
「東京ディスティニーランド(TDL)」のボスとして登場する。

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テスカトリポカ

テスカトリポカ
テスカトリポカ 旧
テスカトリポカ
テスカトリポカ 旧
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テスカトリポカは、アステカ神話の主要な神の一柱であり全知全能の創造神。

人の心を操って不幸や苦痛をもたらす”邪神”であったり、時には勇気や幸運を授けるなど、好戦的かつ理解しがたい気まぐれな性格を持つ神として描写される。

羽毛の蛇神・ケツァルカトルとは兄弟神でありながら、敵対する関係として描写されることが多く、永遠の好敵手のような関係。

その名は「煙を吐く鏡」という意味で、片足が無く、切断された足から煙を吐く姿から名がつけられた。

ちなみにテスカトリポカが片足なのは、ケツァルカトルと協力して大地の怪物トラルテクトリを真っ二つに引き裂いて討伐した際に、トラルテクトリに喰いちぎられたためである。

その後、足に装着した黒曜石の鏡によって、世界中でこれから起きる出来事と結末を予測する力を持ったという。

「黒耀石」・「敵意」・「不和」・「支配」・「予言」・「誘惑」・「魔術」・「支配」・「誘惑」・「運命」・「争い」など多くの異なる側面の神性を司り、アステカの神々の中で最も大きな力を持つとされ、キリスト教の宣教師たちによっては悪魔とされた。

ケツァルカトルとの永遠のライバル関係

原初の太陽神であったテスカトリポカケツァルカトルが地上に引きずりおろしたり、テスカトリポカケツァルカトルを計略で貶めて、世界の果てへと追放するなど激しく対立するエピソードが多い。

敵対する関係として描写されることが多いが、時には協力して世界創世に貢献するというエピソードもあり、永遠のライバルという関係性。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生』で種族は”邪神”。
シリーズ通して終盤の敵であり、高レベルの仲魔として登場する。

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トウテツ

トウテツ

饕餮(トウテツ)は中国神話に登場する邪神。

”四凶(しきょう)”の一角。

”四凶”とは、中国の中原の四方に追放されたとされた四柱の悪神で、魑魅魍魎の侵入を防ぐ役割を与えられていたが、役目を忘れて暴虐の限りを尽くしていた。

その体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の顔などをしている。また饕餮(トウテツ)の「饕(トウ)」は財産を貪る、「餮(テツ)」は食物を貪る意味があり、何でも食べる猛獣。

性格は卑怯者で、強い者には媚びて平身低頭だが弱者には容赦なく襲いかかり、身ぐるみ剥いだ上で食べてしまうのだという。

とんでもない極悪な存在だが、後に「トウテツは魔物すら食べてしまう」という考えが生まれ、魔除けの意味を持つようになった。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生』で種族は”邪神”。アバドンの色違いで登場し、現在のデザインになったのは『真・女神転生 デビルサマナー』から。

シリーズでは主に終盤の敵悪魔として登場する。
ストーリーに関わることは少ないが、『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』では重要な悪魔として扱われている。

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ギリメカラ

ギリメカラの画像
ギリメカラ 象2Ver
ギリメカラ 象Verの画像
ギリメカラ
ギリメカラ3
ギリメカラ2
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ギリメカラは、スリランカの神話に伝わる巨象の怪物。

その体長は一国を縦断するほど巨大であったと言われる。(およそ1050km)

魔王・マーラの乗獣で、釈迦(しゃか ※仏陀(ぶっだ)とも)の解脱(本能に基づく迷いに心を縛られている状態”煩悩(ぼんのう)”から脱して自由になること。)を阻みに訪れた際に、騎乗していたとされる。

邪眼をもっており、それに見据えられた者には病と災いが降りかかる。

しかし説話では、いつも釈迦(仏陀)の前でこけてひざまづき、マーラの前で失態をしでかす象である。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生Ⅱ』。
種族は“幽鬼”、“邪鬼”、“鬼族”、”邪神”とシリーズによって様々。
メガテンシリーズにおける”物理反射”持ち初見殺し悪魔の代表格。

この象にAUTO戦闘や何も考えずに脳筋プレイで挑むとあっという間に壊滅させられる。
仲魔にすると物理反射でよく敵の攻撃を跳ね返してくれるので頼もしいゾウさん。

ギリメカラの関連動画

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ミシャグジさま

ミシャグジさまの画像
ミシャグジさま 旧Verの画像
ミシャグジさま
ミシャグジさま-旧
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信濃地方(長野県と岐阜県の一部)を中心とする、東日本の広い地域で信仰を集めていたとされる土着の神。

木や石の神・農耕や祟りを司るなど様々な側面を持ち、蛇や男根の形で表される。ちなみに社(やしろ)では石棒などが御神体となることが多い。

大和政権(4世紀から7世紀半ば頃までの,大和(奈良県)を中心とする政治勢力の連合体。)の勢力が入る以前から信仰されていたとされ、諏訪大社(すわたいしゃ)によって祀られていた。

諏訪大社は長野県にある諏訪湖(すわこ)を南北に2社ずつ囲んだ4つの社(やしろ)でつくられており、南にある下社の方に古くからミシャグジさまが祀られている。

また「石神井(シャクジイ)」など地名に「シャクジ」の入った所は、ミシャグジさまを信仰していた場所が多いと言われている。

ちなみにご利益は

  • 病気平癒
  • 子孫繁栄
  • 家内安全
  • 五穀豊穣
  • 交通安全
  • 天候平穏

    など。

女神転生シリーズにおいて

初登場は『真・女神転生』。種族は”邪神”。

このご立派なお姿からマーラ様と共にメガテン界の二大巨根悪魔としてメガテニストから崇められているという。
葛葉ライドウシリーズで3Dとして登場したときには二足歩行である。

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サトゥルヌス

原初のローマ神話に登場する農業の豊饒(ほうじょう)を司る大地の神。

カルデアの占星術師の間で「黒い太陽」と呼ばれており、ギリシャ神話のクロノスと同一視される。

「黒い太陽」とは冬至の頃の低い位置にある太陽を指して言われたもので、「夜の太陽」とも呼ばれる。また、冥界の地底に住む「死の王」でもあると言われており土星(Saturn)、土曜日(Saturday)の語源になったとされている。

人々は冬の太陽であるサトゥルヌスに祈りを捧げ、新しい春を呼んだとされており、この習慣が現在ではクリスマスの起源として残されている。

女神転生シリーズにおいて

デビルサマナー ソウルハッカーズ』で種族”邪神”として初登場。
ペルソナ3『ペルソナ4』にも登場する火炎属性のスキルを所持する悪魔。

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アラハバキ

古代日本神話における主神の一柱で、その姿は遮光器土偶(しゃこうきどぐう)に象られて表される。

ナガスネヒコが神武天皇の東征軍と戦った際に信奉していた事から、天皇家への逆賊の象徴とされ、長らく信奉することが弾圧されていたとされる。

女神転生シリーズにおいて

種族は”国津神”、”魔神”、”邪神”などシリーズによって違う。
真・女神転生Ⅲ』では妖鬼モムノフを育成すると変化する。
浮遊する土偶ファイター。

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