アグラト

アグラトは【光輝の書(ゾーハル)】に登場する4人の女魔の一人で、サマエルの4人の妻の内のひとり。
※【光輝の書(ゾーハル)】は「ユダヤ神秘主義(カバラ)」思想の文献。
2世紀頃に存在したシモン・ベン・ヨハイという賢者が彼の学塾で弟子たちと行った議論をまとめた文章集であり、内容は長めの説教だったり、神秘的なこと、さらに「セフィロト」といったさまざまな事柄を扱っている。
※「ユダヤ神秘主義(カバラ)」とは、「ユダヤ教」内部に伝わる神秘的な考え方のこと。
宇宙の真理とかを追求しているらしい。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「セフィロト」は『旧約聖書』の【創世記】に登場する命の木。
エデンの園の中央に植えられた木で、樹の実を食べると永遠の命を得るとされる。
正式名称はアグラット・バット・マハラト。
(マハラトの娘・アグラットという意味。)
4人の女魔の中では「悪魔の女王」とされ、別名「屋根の上で踊る悪魔」。
水曜日と土曜日の前夜に、彼女の馬車と破壊の使者である18人が乗った列車と共に空中を彷徨い、唸り声をあげながら踊り狂うという。
また、魔法の秘密をユダヤ人の賢者・アメマーに伝えたことで、「魔女の女王」であるともされた。
【ソロモン王の伝説】によるアグラト
【ソロモン王の伝説】によると、「ソロモン王」はあるとき悪魔とその女王であるアグラトを魔法のランプに封じ、「死海」近くの洞窟に閉じ込めたという。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「死海」はイスラエルにある湖。
通常の海水の塩分濃度が約3%であるのに対して、「死海」は30%以上もの塩分濃度を有している。
生物がほとんど生息できない環境であるため、「死海」と呼ばれた。
一応10分程度なら人間でも泳ぐことはできるが、長時間の遊泳を行うと健康被害が出るらしい。
しかし後に父である先代の「ダビデ王」がそのランプを見つけると、アグラトは解放されて二人は親しくなる。
※「ダビデ王」は、古代イスラエル王国における二代目の王。
初代イスラエル王・サウルに仕えたのち、「ユダ族」と「イスラエル族」を統合して「エルサレム」を都として建設。
王国を繁栄させ、40年間有能な王として君臨した。
しかも二人はのちに恋仲となり、悪魔の王・アスモデウスがそのとき生まれてしまったという。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生V Vengeance(2024年)』で初登場。
復讐の女神である「カディシュトゥ」のひとり。
魔女っ娘。
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ナアマ

ナアマは【光輝の書(ゾーハル)】に登場する4人の女魔の一人で、サマエルの4人の妻の内のひとり。
※【光輝の書(ゾーハル)】は「ユダヤ神秘主義(カバラ)」思想の文献。
2世紀頃に存在したシモン・ベン・ヨハイという賢者が彼の学塾で弟子たちと行った議論をまとめた文章集であり、内容は長めの説教だったり、神秘的なこと、さらに「セフィロト」といったさまざまな事柄を扱っている。
※「ユダヤ神秘主義(カバラ)」とは、「ユダヤ教」内部に伝わる神秘的な考え方のこと。
宇宙の真理とかを追求しているらしい。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「セフィロト」は『旧約聖書』の【創世記】に登場する命の木。
エデンの園の中央に植えられた木で、樹の実を食べると永遠の命を得るとされる。
4人の女魔の中で最も官能的で誘惑を得意とし、夢の中で男性と交わってはその欲望から数多の悪霊を生み出し、リリスと共に子供達に癲癇(てんかん)を引き起こす能力を持つ。
ナアマの『神話』
最初の人類であるアダムとイヴにはカイン(兄)と、アベル(弟)という息子たちがいた。
カインは「農夫」、アベルは「羊飼い」であり、二人はあるとき神に供物をささげることになった。
カインは神に自分が育てた収穫物を捧げたが、神はカインの供物には目にも留めず、アベルの羊を好んだ。
カインはこのことに嫉妬し、アベルを野原に誘い殺害してしまう。
そして父であるアダムはこのことを知るとショックを受け、130年間妻であるイヴから離れてしまう。
この間にリリスとナアマはアダムを訪ねて誘惑し、人類にとって疫病となる彼の悪魔の子供を産んだという。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生V Vengeance(2024年)』で初登場。
復讐の女神である「カディシュトゥ」のひとり。
「カディシュトゥ」の中で一番えっちい。
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エイシェト

エイシェトは【光輝の書(ゾーハル)】に登場する4人の女魔の一人で、サマエルの4人の妻の内のひとり。
※【光輝の書(ゾーハル)】は「ユダヤ神秘主義(カバラ)」思想の文献。
2世紀頃に存在したシモン・ベン・ヨハイという賢者が彼の学塾で弟子たちと行った議論をまとめた文章集であり、内容は長めの説教だったり、神秘的なこと、さらに「セフィロト」といったさまざまな事柄を扱っている。
※「ユダヤ神秘主義(カバラ)」とは、「ユダヤ教」内部に伝わる神秘的な考え方のこと。
宇宙の真理とかを追求しているらしい。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「セフィロト」は『旧約聖書』の【創世記】に登場する命の木。
エデンの園の中央に植えられた木で、樹の実を食べると永遠の命を得るとされる。
正式名称はエイシェト・ゼヌニム。
4人の女魔の中で罪を体現する存在であり、多くの人間を誘惑して破滅へと導くとされ、ダビデ王の元へ行って「姦淫(かんいん)」を為したと伝えられる。
※「姦淫(かんいん)」とは、男女間の倫理にそむいた肉体関係。
エイシェトが既婚者であるダビデ王を誘惑して、ウフフなことをしたらしい。
※「ダビデ王」は、古代イスラエル王国における二代目の王。
初代イスラエル王・サウルに仕えたのち、「ユダ族」と「イスラエル族」を統合して「エルサレム」を都として建設。
王国を繁栄させ、40年間有能な王として君臨した。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生V Vengeance(2024年)』で初登場。
復讐の女神である「カディシュトゥ」のひとり。
猫背に長い爪と白目を剥いた目元が怖い武闘派女性悪魔で、強力な物理技を使ってくる。
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