メタトロン

メタトロンは「ユダヤ教」に登場する最も偉大な天使。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
天使の”最上位”、または”神”そのものとも言われており、
・「神の顔」
・「契約の天使」
・「天の書記」
・「神の代理人」
・「小YHWH(ヤハウェ)」
(YHWH(ヤハウェ)はヘブライ語で”神”を表す)
など「72もの異名」を持つ謎多き存在。
主な職務は「世界の維持」や「万人(全ての人間)の監視者」を務めているとされるが、その姿は文献によってバラバラ。
・「太陽よりも華やかで美しい火柱」
・「神の所に頭が届く世界の高さに匹敵する背丈」
・「72枚または36枚の翼」
・「36万5千の目」
・「四十九の宝石がはめこまれた王冠」と「天上の光が埋め込まれたマント」を身に着けている。
などと、様々な説があって正確な姿は不明。
一説では最初の人間・「アダム」から六代後の子孫に当たる「エノク(イーノック)」という人間が”天使”になった姿だともされる。
実力はミカエル、ガブリエルを凌ぐ力を持つとされ、二人が天から追いだせなかった「魔術師」をメタトロンが代わりに追放したり、メタトロンが両天使の「上司」に任命される逸話があるため「ユダヤ教」の天使の中では最上位の実力とされた。
その他にもモーセが「エジプト軍」に追われて脱出する際に海を割って導いたのがメタトロンだとされたりと、「ユダヤ教」においてもっとも重要な天使と位置づけられている。
※「モーセ」は古代イスラエルの民族指導者。
「ユダヤ教」・「キリスト教」・「イスラム教」において最重要な預言者の一人としても数えられる。
杖を持った魔術師でもあり、すごい人。
ちなみに「天国の歌」を司るサンダルフォンとは双子で、メタトロンが”兄”にあたる。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生Ⅱ(1994年)』
メガテンシリーズでは主に「LAW勢力」の大ボスとして君臨し、デザインも初登場から変わっていない。
デザインを担当した「金子 一馬(かねこ かずま)」氏によると
「メタトロンは自分の意思で現在の姿になったのではなく、神の命令を忠実に実行するために機械的に作り出された存在をイメージした」
とのこと。
そのため作中では「機械仕掛けの天使」として”目からビーム”を出したり、”大量生産”されたりと「ロボット」扱いされることが多い。
メタトロンの関連動画
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ミカエル
ミカエルは「キリスト教」・「ユダヤ教」・「イスラム教」に登場する最も有名な”天使”。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「イスラム教」は、「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもつ「世界三大宗教」の1 つ。
信者は全世界で16〜19億人いるとされ、全ての宗教の中でNo.2。
名前には「神の如き者」という意味があり、
・「神の御前のプリンス」
・「慈悲の天使」
・「正義の天使」
・「聖別の天使」
など様々な「称号」を持つ。
文献によっては微妙に異なるが、主に”天使”の頂点に立つ「四大天使」の長とされ、「天使軍団」を率いる最高指揮官とされた。
※「四大天使」とは、天使の中において非常に強力な力を持つ4人の天使のこと。
天使たちを統率するなど、天使のなかでも特に中心となる存在で、神の御前に立つことを許されている。
宗教によっては連ねる天使が微妙に異なる。
「キリスト教」・「ユダヤ教」の四大天使
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル
「イスラム教」の四代天使
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
その姿は「甲冑(かっちゅう)」を纏い、右手には「剣」、左手には魂の公正さを測る「秤(はかり)」を持った「男性の天使」の姿で描かれることが多い。
天使の中でも特に「知略」と「武勇」に優れ、「正義」・「勇気」・「忠誠心」の象徴とされる。
実力と役目
ミカエルは絶え間ない「悪魔」たちとの戦いでは常に最前列で「天使」の指揮を執って戦うとされ、その「実力」は神に反逆を企てた悪魔王・ルシファーを倒して地底に閉じ込めるなど、数多くの”天使”の中でも頂点に位置する。
(※一説ではミカエルとルシファーは元々「双子」であったそうで、ミカエルは”弟”になるという。)
また、「神の命令」を忠実に果たすことや、「死者を冥界」に導く役割があり、死者が「天国に行けるか 地獄に落ちるか」の判決を下したりするのはミカエルだとされる。
その他にもジャンヌ・ダルクに「祖国を救うよう」神の啓示を与えたのはミカエルとされたり、信者には多くの災いから守ってくれるとされるので「守護天使」として多くの人々に扱われた。
その結果現在もヨーロッパを中心にミカエルを信奉する「聖堂」や「教会」が残っており、天使の中で最も信仰されるようになったという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。
メガテンシリーズではLAW勢力の親玉として登場し、カオスルートの「ラスボス」を主に務める。
しかし『真・女神転生Ⅱ(1994年)』では暴走して唯一神YHVH(ヤハウェ)に見放されたり、『真・女神転生Ⅳ(2013年)』では幽閉されていたりと、四大天使の長なのに無様な場面が多い。
さらに終盤にしか仲魔にできないのだが、ぱっとしないステータスであまり使用されないなど不遇の扱いを受けている。
ただし『真・女神転生Ⅳ(2013年)』では有料DLCでしか手に入らない上、「天使長の号令」という希少なスキルを持つ有能天使となっている。
ミカエルの関連動画
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ガブリエル
ガブリエルは「神のことばを伝える天使」という役割を持つ「四大天使」の一人。
※「四大天使」とは、天使の中において非常に強力な力を持つ4人の天使のこと。
天使たちを統率するなど、天使のなかでも特に中心となる存在で、神の御前に立つことを許されている。
宗教によっては連ねる天使が微妙に異なる。
「キリスト教」・「ユダヤ教」の四大天使
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル
「イスラム教」の四代天使
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
名前にはヘブライ語で「神の人」という意味をもち、別名「神の左に座す者」。
柔和に描かれることが多いガブリエルだが、「勇敢さ」と「武力」はミカエルに次ぐとされ、実質的に天使のNo.2という位置にいる。
「キリスト教」においては聖母・マリアにイエス・キリストを身ごもったことを知らせたり(※受胎告知)、「最後の審判」のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる重要な役目を持つ天使。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「受胎告知」とは「キリスト教」に伝わるエピソード。
ガブリエルが処女である人間のマリアに降り立ち、マリアが神によってキリストを妊娠したことを告げた。
※「最後の審判」とは複数の宗教に伝わる予言。
世界の終焉後に過去を含めたすべての人間を地上に復活させ、生前の行いを審判して「天国」か「地獄行き」かを決めるという。
他の四大天使は”男性的”に描かれるが、聖母・マリアに「受胎告知(じゅたいこくち)」をしたというその役割から”女性的”に描かれることが多い。
(場合によっては完全に天女のような扱いを受ける場合も多い。)
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。
メガテンシリーズではおなじみの四大天使で、「LAW勢力」の幹部として登場。
『真・女神転生(1992年)』では他の四大天使とともにカテドラルに出現。カオスルートではボスとして戦闘になり、ロウルートでは仲魔になる。
『真・女神転生Ⅱ(1994年)』では他の四大天使とともに元老院としてTOKYOミレニアムを支配しているが、ミカエルら他の三者の行動に疑問を抱いて別行動をとっている。
また、『真・女神転生Ⅳ(2013年)』では他の四大天使が幽閉される中、一人だけ逃れていたりと特別扱いされることが多い。
ガブリエルの関連動画
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ラファエル
ラファエルは「ユダヤ教」に由来し、「キリスト教」へと引き継がれた天使。
「四大天使」の一人でもある。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「四大天使」とは、天使の中において非常に強力な力を持つ4人の天使のこと。
天使たちを統率するなど、天使のなかでも特に中心となる存在で、神の御前に立つことを許されている。
宗教によっては連ねる天使が微妙に異なる。
「キリスト教」・「ユダヤ教」の四大天使
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル
「イスラム教」の四代天使
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
ラファエルという名前はヘブライ語で「神は癒される」という意味であり、「ユダヤ教」では”癒し”を司る天使。
「キリスト教」では「守護天使」を監督する天使とされ、「イスラム教」ではイスラフィール(「イスラム教」の四大天使)という天使がラファエルに対応する。
※「イスラム教」は、「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもつ「世界三大宗教」の1つ。
信者は全世界で16〜19億人いるとされ、全ての宗教の中でNo.2。
ラファエルは【トビト書】にその名前が出ており、旅人の象徴である「杖」や「水筒」を持った人間の姿で現れたという。
※【トビト書】は「ユダヤ教徒」の正典である『旧約聖書(きゅうやくせいしょ)』に載っていたが、のちにはずされて「偽典(ぎてん ※異端の書物で、正式なものではない)」となった書物。
「キリスト教」の宗派である「カトリック教会」と「正教会」では『旧約聖書』の続編として加えている。
※『旧約聖書』は「ユダヤ教」および「キリスト教」の正典(ある「宗教」において公式に信者が従うべき基準として確立されている文書のこと)。
「ユダヤ教」ではこれが唯一公式の『聖書』。
(『聖書』は『旧約聖書』と『新約聖書』という書物の二つある。)
『旧約聖書』という呼び名は「キリスト教」目線の呼び方。
「ユダヤ教」からすると、「キリスト教」の『聖書』は『新約聖書』と呼ばれる。
トビトの息子・「トビアス」の旅に同伴し、失明したトビトの眼を癒したり、トビトの義理の娘サラを大悪魔・アスモデウスから祓う話が 【トビト書】では 語られている。
また【エノク書】では、堕天したアザゼルを荒野の穴に閉じ込めておくよう神に命じられ、閉じ込めたとされる。
※【エノク書】は「ユダヤ教」・「キリスト教」の予言書。
「天界」や「地獄」、「最後の審判」や「ノアの大洪水」についての予言が語られている。
初期の「ユダヤ教」では正典として扱われていた。
ただし著者や内容が不確かなものとされて偽典(ぎてん ※異端の書物で、正式なものではない)扱いとなり、現在では「キリスト教」の一宗派である「エチオピア正教」のみで正典として認められている。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。
おなじみの四大天使であり、「LAW勢力」の幹部として登場。
ちなみに「ユーチューバー」ではない。
ラファエルの関連動画
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ウリエル
ウリエルは「四大天使」の一人。
※「四大天使」とは、天使の中において非常に強力な力を持つ4人の天使のこと。
天使たちを統率するなど、天使のなかでも特に中心となる存在で、神の御前に立つことを許されている。
宗教によっては連ねる天使が微妙に異なる。
「キリスト教」・「ユダヤ教」の四大天使
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル
「イスラム教」の四代天使
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
名前には「神の光」・「神の炎」を意味し、別名:”懺悔(ざんげ)”の天使。
神を冒瀆(ぼうとく)する者を「永久の業火」で焼いたり、「不敬者(ふけいもの ※神を信じないもの)」を舌で吊り上げて火であぶったりと、「地獄の罪人」たちを散々苦しめるという。
また、「キリスト教」における「最後の審判」の時には「地獄の門」の”かんぬき”を折って門を解放し、すべての魂を「審判の席」に座らせる役割を担う。
※「最後の審判」とは複数の宗教に伝わる予言。
世界の終焉後に過去を含めたすべての人間を地上に復活させ、生前の行いを審判して「天国」か「地獄行き」かを決めるという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。
メガテンシリーズではおなじみの「四大天使」の一人。
火炎系のスキルを覚え、ラファエルとよくつるむ。
ウリエルの関連動画
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ハニエル
ハニエルは【エノク書】などで語られる「七大天使」の一人。
※【エノク書】は「ユダヤ教」・「キリスト教」の予言書。
「天界」や「地獄」、「最後の審判」や「ノアの大洪水」についての予言が語られている。
初期の「ユダヤ教」では正典として扱われていた。
ただし著者や内容が不確かなものとされて偽典(ぎてん ※異端の書物で、正式なものではない)扱いとなり、現在では「キリスト教」の一宗派である「エチオピア正教」のみで正典として認められている。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「七大天使」とは「ユダヤ教」および「キリスト教」で認められている、最も有力な七体の大天使のこと。
「七大天使」の構成は
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル(ウリエルについては異動もある)
の「四大天使」に三体の天使を加えたものが基本で、残りの三天使は「教派」や「聖典」ごとに異なる。
その名は「神の栄光」「神を見る者」を意味し、天使の中でも数多くの別名がある。
また、ハニエルは権天使と力天使の序列を支配する天使だという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
ロウルートを選ばないと出現し、戦闘になる。
以降のシリーズでもLAW勢力のボスとして登場。
なんだかオカマっぽい・・・。
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カマエル

カマエルは「ユダヤ教」・「キリスト教」の天使。
「七大天使」にも数えられている。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「七大天使」とは「ユダヤ教」および「キリスト教」で認められている、最も有力な七体の大天使のこと。
「七大天使」の構成は
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル(ウリエルについては異動もある)
の「四大天使」に三体の天使を加えたものが基本で、残りの三天使は「教派」や「聖典」ごとに異なる。
名前には”神を見る者”という意味の名をもち、「破壊の天使」・「懲罰の天使」・「死の天使」達である能天使(天使の階級で第6位の天使達の総称)を率いる指揮官。
その性質は「神の立てた正義」を前提にして「神に敵対する者達」を容赦なく攻撃する過激な側面を持ち、徹底的な殲滅を行うとされた。
しかしそういった苛烈な性質を持つ反面、「恐怖心」や「消極的な精神」から人々を守る役割を担っており、傷ついた味方の「治癒」のために「病魔」を切り取ったりすることから”天界の外科医”とも呼ばれる。
その他にも「火星」の象徴とされ、別名「火曜日の守護天使」と呼ばれている。
『旧約聖書』に登場するエピソード「出エジプト記」では、「シナイ山」に登った「モーセ」が神から律法(りっぽう ※神の定めたルールや命令のこと)を授かるときにカマエルは「天空の門番」をしていた。
モーセに忠告して行く手を阻んだが、モーセの偉大さを認めて門を開けたという。
※「モーセ」は紀元前13世紀ごろの古代イスラエルの民族指導者。
「ユダヤ教」・「キリスト教」・「イスラム教」では最重要な預言者の一人にかぞえられる。
また、杖を持った魔術師でもあるすごい人。
※『旧約聖書』は「ユダヤ教」および「キリスト教」の正典(ある「宗教」において公式に信者が従うべき基準として確立されている文書のこと)。
「ユダヤ教」ではこれが唯一公式の『聖書』。
(『聖書』は『旧約聖書』と『新約聖書』という書物の二つある。)
『旧約聖書』という呼び名は「キリスト教」目線の呼び方。
「ユダヤ教」からすると、「キリスト教」の『聖書』は『新約聖書』と呼ばれる。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生Ⅱ(1994年)』。
種族は”大天使”。
その後はしばらく出番がなく『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王(2008年)』で再び登場。
最新作『真・女神転生Ⅴ(2021年)』でも登場し、”大天使”にしては珍しくデザインは基本的に変わらない。
カマエルの関連動画
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アブディエル

アブディエルは『失楽園』に登場する天使。
名前には”神の奴隷”という意味を持つ。
※『失楽園』とはイングランドの17世紀の詩人・「ジョン・ミルトン」が書いた小説。
『旧約聖書』に記載されている「創世記(そうせいき ※なんか壮大な話。)」をテーマに作られた。
※『旧約聖書』は「ユダヤ教」および「キリスト教」の正典(ある「宗教」において公式に信者が従うべき基準として確立されている文書のこと)。
「ユダヤ教」ではこれが唯一公式の『聖書』。
(『聖書』は『旧約聖書』と『新約聖書』という書物の二つある。)
『旧約聖書』という呼び名は「キリスト教」目線の呼び方。
「ユダヤ教」からすると、「キリスト教」の『聖書』は『新約聖書』と呼ばれる。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
元々はルシファー配下の天使であったが、
「神への忠実な奉仕と忠誠行為は屈辱的である」
と述べ、「天界の三分の一の”天使”」を引き連れて神に「反逆」しようとしたルシファーに対し、「配下天使」の中で唯一「神への反逆」に反対した。
そして「必ず神に敗北する」とルシファーに宣言してから堂々とその場を立ち去ると、神の下へ帰還した。
するとアブディエルはそのことを神から称賛され、ルシファーたちを討伐するよう命じられる。
やがて天界を二分する大戦争をルシファーが起こすと、真っ先にルシファーを攻撃して後退させ、膝をつかせた。
その活躍に士気を上げた「天使軍」は「反逆軍」へと総攻撃を開始し、開戦の火蓋を切らせたという。
しかも「反逆の天使」のなかでも特に強大な力を持つアリエル・アリオク・ラミエルたちを圧倒し、勝利に大いに貢献した。
女神転生シリーズにおいて
『偽典・女神転生(1997年)』で、アブドゥエル名義で初登場。
『真・女神転生Ⅴ(2021年)』で現在のデザインとなり、メインストーリーに絡む重要な天使として登場。
常に厳格で自他に厳しく、秩序を乱すものは実力で排除し、神の決めた秩序の厳守を第一としている。
アブディエルの関連動画
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マンセマット

マンセマットは「ヘブライ伝承」に伝わる天使で、『旧約偽典(きゅうやくぎてん)』・【ヨベル書】に登場する天使。
※「ヘブライ」とは古代のイスラエル人のこと。
文化や言語などを総称する際にも用いられ、古代イスラエルの言語は「イスラエル語」とはいわず、「ヘブライ語」とよぶ。
※『旧約偽典(きゅうやくぎてん)』は、かつて『旧約聖書』に記載されていたが著者が不明などの理由でのちに『旧約聖書』から外された書物。
公式には認められていないが、「宗教」によっては認められている有名な書物。
※【ヨベル書】はその書物のひとつ。
天地創造~イスラエル民族を統率する族長が現れる時代までの出来事を描いた書物。
「エチオピア・ユダヤ教」のみ正式な聖書として扱っている。
正式名称はマスティマ。
悪を告発する「刑罰(けいばつ)の執行者(しっこうしゃ)」として神のために働き、人間を害したり、誘惑して「信仰心」と「善性」を試すことを神から許可されており、悪魔をも配下として従える”必要悪”の異色の天使。
天使ではあるが悪魔を駆使して人間を「堕落」させて滅ぼしたり、カラスなどを用いて不作をもたらすなど、マンセマットは「信仰を試す」というより人間を苦しめることが多く「災いの天使」とされた。
他にもすべての”悪の父”や、”神にへつらう者”だという記述もあり、「敵意の天使」として扱われていることが多い。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生 STRANGE JOURNEY(2009年)』 にて、主要キャラとして登場。
最初は天使らしく物腰柔らかな対応だが、本性は人間を「操られるしかない泥人形」としか思っておらず、自らの利益の為に捨て駒として利用しようとする腹黒野郎の「ぺ天使」である。
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メルカバ―
メルカバーは「神の戦車」、「天の車」、あるいは「聖なる神の玉座」ともいわれる存在。
【エゼキエル書】には、メルカバ―の「容姿」や「挙動」についてこう記載されている。
※【エゼキエル書】は『旧約聖書(「ユダヤ教」および「キリスト教」の正典)』の書物の一つで、予言書。
それぞれ四つの顔を持ち、
一つは人間の顔、
一つは獅子の顔(右側)、
一つは牛の顔(左側)、
一つは鷲の顔があり、
それぞれ四つの翼を持ち、
翼の下に人間の手が生え、
四つの生き物の翼は互いに重なり合い、
進むときは向きを変えず、それぞれまっすぐ進む。
足の裏は子牛のものに似て、
青銅のように光り、
生き物の傍らには車輪があり、
緑柱石(※りょくちゅうせき エメラルドやアクアマリンのこと)のようで、
四つとも同じ形で、
車輪の中に車輪があるような外観をしており地に接している。
と、なんとも形容しがたい姿や動きをしているという。
文献も少なく、「天使」なのか「戦車」なのか謎が多い。
(とにかくよくわからん。)
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生Ⅳ(2013年)』にて初登場。
「CHAOS」ルートのラスボスであり、最高位の”大天使”。
悪魔王・ルシファーに対抗するため、四大天使であるミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルがある人物と合体して誕生した。
“ケガレ”を排斥し、神々が統治する「完全なる秩序の世界」を作るために行動していて、第二形態になると「こいつは本当に”天使”なのか?」と疑問すら覚える「異形の姿」になる。
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セラフ

セラフは天使のヒエラルキー(9階級)の中で最高位であり、最も神に近いとされる”熾天使(してんし)”。
「愛」と「光」と「火」を司り、その体は神への愛で燃えているとされ、名前には「燃えるもの」という意味を持つ。
そのままのセラフの姿を人間の意識で感知することが難しいため、人間の前に現れるときには「4つの頭」と「6枚の翼」を持った姿に変化するいう。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生 STRANGE JOURNEY(2009年)』で初登場。
見た目が羊っぽい。
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スラオシャ

スラオシャは「ゾロアスター教」において「従順(じゅうじゅん)」と「規律(きりつ)」の化身とされる中級神霊(天使)の一人。
善なる最高神・アフラ・マズダの”耳”として働く存在でもある。
※「ゾロアスター教」は紀元前6〜7世紀に古代ペルシア(現在のイラン)で成立したとされる宗教。
信者数は15万人程度とされる。
※アフラ・マズダは「ゾロアスター教」の最高神。
光明の神、善の神、秩序の創造神ともされる。
人間の声を聞いては、これをアフラ・マズダに伝えており、その名は「耳を傾ける」という意味を持つ。
「魂の守護者」でもあり、「ゾロアスター教」では死んだ人間の魂は死体の周りを3日間さまようものとされ、悪魔から魂を守護して「魂の裁判」へと導くのもスラオシャの役目である。
さらに「魂の裁判」の裁判官も司り、「死者の魂」が死後に必ず通るとされる「判決(はんけつ)の橋」の三柱の裁定者(さいていしゃ)の一柱とされる。
そして裁定者(さいていしゃ)であるミスラとラシュヌと共に”魂の善悪を判断する天秤(てんびん)”を使って魂の行先(ゆくさき)を決めるとされている。
その他にも”憤怒”と”暴力”の悪魔アエーシュマから人々を守るために戦いを繰り広げるという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生 デビルサマナー(1995年)』。
大天使の中でも一人だけ異なるテイストのデザインで虫っぽい。
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カズフェル

正式名称はカスピエル。
【第三エノク書】に記載される”天使”ではあるが、悪魔学においては”堕天使(悪魔)”に分類される。
※【第三エノク書】はヘブライ語で書かれた【エノク書】。
主にイスラエル人に向けて作られた。
※【エノク書】は「ユダヤ教」・「キリスト教」の予言書。
「天界」や「地獄」、「最後の審判」や「ノアの大洪水」についての予言が語られている。
初期の「ユダヤ教」では正典として扱われていた。
ただし著者や内容が不確かなものとされて偽典(ぎてん ※異端の書物で、正式なものではない)扱いとなり、現在では「キリスト教」の一宗派である「エチオピア正教」のみで正典として認められている。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
”天使”としては天上の「第七の宮殿」の門番のひとりであり、月を司る。
名前には「神に閉じ込められた」を意味し、ミカエルに神の秘密の名前を尋ねたことがあったが、ミカエルはそれを拒んだという。
”堕天使(悪魔)”としては「ソロモン王」が使役した悪霊の一人。
「南方を支配する偉大なる皇帝」であるといわれ、200人の大公爵と400人の小公爵を従えているという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
東京タワーで「メシア教」の教義を発信するLAWサイドの広告塔として登場。
主人公の属性、会話中の選択肢によって戦闘イベントが発生する。
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イスラフィール

イスラフィールは「イスラム教」の四大天使のひとり。
(正式な発音はイスラーフィール。)
その名前には「神の火」または「燃え上がるもの」を意味しており、「イスラム教」におけるラファエルの別名ともされる。
※「イスラム教」は、「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもつ「世界三大宗教」の1 つ。
信者は全世界で16〜19億人いるとされ、全ての宗教の中でNo.2。
※「四大天使」とは、天使の中において非常に強力な力を持つ4人の天使のこと。
天使たちを統率するなど、天使のなかでも特に中心となる存在で、神の御前に立つことを許されている。
宗教によっては連ねる天使が微妙に異なる。
「キリスト教」・「ユダヤ教」の四大天使
・ミカエル
・ガブリエル
・ラファエル
・ウリエル
「イスラム教」の四代天使
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
「イスラム教」においては「最後の審判」の裁きを知らせるラッパを吹く天使とされ、”音楽”をつかさどる天使。
※「最後の審判」とは、複数の宗教に伝わる予言。
世界の終焉後に過去を含めたすべての人間を地上に復活させ、生前の行いを審判して「天国」か「地獄行き」かを決めるという。
「最後の審判」では一度目のラッパの音と共に世界を終焉へと迎えさせ、二度目のラッパで全ての死者達の魂を「イスラム教」の唯一神であるアッラーの前で復活させて審判を受けさせる。
※アッラーは「イスラム教」の唯一神。
「ユダヤ教」・「キリスト教」の唯一神であるYHVH(ヤハウェ)とは同じ神であり、YHVH(ヤハウェ)の「アラビア語」呼称のひとつでもある。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
そして全ての死者達の魂は唯一神・アッラーのもとで公平な審判を受け、生前の行いによって「天国」で幸せな報奨を得るか、「地獄」で懲罰を受けるかが決定する。
ちなみに「最後の審判」が起こるその日までのイスラフィールは「地獄」を見回る役目があるのだが、「地獄」で苦しむ罪人を目にすると胸を打たれ、嘆き悲しむという。
このときのイスラフィールの涙が「雨」だとされた。
しかもイスラフィールが泣くのを止めないと溢れ出た涙が地上に「洪水」をもたらすのだとも信じられていた。
女神転生シリーズにおいて
初登場はたぶん『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』。
他の作品にもたまに登場するけっこうレベル高い天使。
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アズラエル

正式名称はアズラーイール。
「ユダヤ教」、「キリスト教」、「イスラム教」における”死”を司る天使。
「イスラム教」では”四大天使”の一人とされる。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
※「イスラム教」は、「ユダヤ教」・「キリスト教」と同じルーツをもつ「世界三大宗教」の1 つ。
信者は全世界で16〜19億人いるとされ、全ての宗教の中でNo.2。
「イスラム教」の四代天使 一覧
・ミーカーイール
(ミカエルを「アラビア語」読みしたもの)
・ジブリール
(ガブリエルを「アラビア語」読みしたもの)
・イスラフィール
(ラファエルを「アラビア語」読みしたものとも)
・アズラーイール
(アズラエルのこと。他の宗教ではだいたいウリエルがこの地位にいる。)
「イスラム教」の教典『コーラン』に登場し、アズラエル以外は「キリスト教」などで有名な”四大天使”の名前が連ねている。
その姿は全身に無数の「目」・「口」・「舌」を持った非常に恐ろしい容姿をしており、その数多くの「目」で人間の罪を見張り、「口」と「舌」によって裁く天使だとされた。
さらに片手には「全ての生者の名を記した書物」を持っており、人が死ねばそこから名前が消えるという。
ちなみに「民間伝承」ではアズラエルが最初の人類・アダムを創ったとされている。
アダムを創る(民間伝承)
「イスラム教」の唯一神・アッラーが、
・ミーカーイール(ミカエルのこと)
・ジブリール(ガブリエルのこと)
・イスラフィール
・アズラーイール(アズラエルのこと。)
の”四大天使”に、四方から「七掴みの土」を集めて人を創るよう命じた。
※アッラーは、「イスラム教」における唯一神。
「ユダヤ教」・「キリスト教」の唯一神であるYHVH(ヤハウェ)とは同じ神であり、YHVH(ヤハウェ)の「アラビア語」呼称のひとつでもある。
するとアズラーイール(アズラエル)だけが、最初の人類であるアダムを創ることに成功した。
なぜ成功したかと言うと、アズラーイール(アズラエル)は人間の「肉体」と「魂」を分けるすべを心得ていたからだという。
そしてその力は人を「創造」するよりも、「死なせる」方に役立つと感じたアッラーは、彼に「人間の死」を管理する役目を与えた。
これによってアズラーイール(アズラエル)は「創世」から「最後の審判」に至るすべての「人間の魂」を見守ることとなり、無数の「目」や「口」や「舌」を使って「罪人の魂」を裁く役割を担ったという。
女神転生シリーズにおいて
初登場はおそらく『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
シリーズではレベルの高い”大天使”として登場し、だいたい「四大天使」の素材にされる。
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メルキセデク

メルキセデクは「キリスト教」における「グノーシス主義」で言及される”平和”と”正義”を司る天使。
※「グノーシス主義」とは、「キリスト教」内の一派。
1世紀に生まれ、3世紀~4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
女神・ソフィアより生まれた「天使たちの救世主」とされ、平和の天使を総べる高位の天使とされている。
ちなみに”力天使(天使において第五位に数えられる)”に属しているという。
正典である『聖書』においては司祭であり、正義の王とされる人間・メルキセデクのことを指し、天使ではない。
「キリスト教」の中でも色々と派閥が分かれており、独自の天使を登場させようと『聖書』に登場するメルキセデクの名を借りたものだと思われる。
女神転生シリーズにおいて
メガテンでも高位の”大天使”として登場。
正統派シリーズよりも『ペルソナ』シリーズによく登場するイメージがある。
メルキセデクの関連動画
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サンダルフォン

サンダルフォンは「ユダヤ教」の大天使の一人。
「天国の歌」を司り、「全世界の島」を監督する立場にあるともされている。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
名前は「兄弟」を意味し、メタトロンとは双子の兄弟。(弟にあたる。)
しかし「胎児」の性別を決める役目も担っているとされ、女性説も存在している。
その姿は「巨大」であり、サンダルフォンの体は天に到達するほどの大きさ。
人間がそのつま先から頭まで上るためには、500年はかかるほどと言われている。
「カバラ主義」においては「暗い天使」とも呼ばれており、罪を犯した天使たちを永遠に閉じ込めておく「幽閉所の支配者」でもあるという。
そのため「明るい天使」と呼ばれるメタトロンとは、対を為した存在とされる。
※「カバラ主義」は「ユダヤ教」における一宗派。
12~13世紀頃に形成され、”神の真意を探ろう”とする「神秘主義思想(しんぴしゅぎしそう)」のこと。
(神様はなに考えとんねん集団。)
その他にも人々の祈りを受け取って王冠として形作ったものを神に渡す存在とされたり、まれにメタトロンに代わって「七大天使」の一人として数えられる事もある。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』
その後は、デビルサマナーシリーズやペルソナシリーズを中心に登場。
メガテンにおいては中級上位~高位悪魔といった扱いで、 メタトロンの双子の弟にしてはお粗末な感じ。
サンダルフォンの関連動画
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ライラ

ライラは「ユダヤ教」、「キリスト教」に伝わる”懐妊(かいにん)”を司る天使。
レリエルとも呼ばれ、名前には「夜の天使」という意味を持つ。
※「懐妊(かいにん)」とは子供をみごもること。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされ、紀元前13世紀ごろに始まったとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
「ユダヤ教」にルーツを持ち、紀元前4世紀頃ごろにはじまったとされる。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
ライラは「魂の助産婦」であり、人間が懐妊(かいにん)するとその精液を「神」の前に差し出し、懐妊(かいにん)した女性と神との間を繋ぐのが役目。
「神」は差し出された精液を元に生まれてくる子供の性別や容姿、その後の人生において裕福になるか貧しくなるかなど、その子供の運命を決定する。
そしてライラが懐妊(かいにん)した女性の子宮に”この世に生まれる前の幼児の魂”を入れるとされた。
この時に”幼児の魂”に将来(人生)のことを教えるが、この世へ誕生する瞬間にそれを忘れさせるという。
女神転生シリーズにおいて
初登場はおそらく『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
シリーズでは、一番レベルの低い大天使として登場することが多い。
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ルシファフロスト

ルシファフロストはルシファーのつもりのジャックフロスト。
ルシファーとの関係は実はあまりない。
フロスト一族の裏切り者であったあるジャックフロストが地獄の庭で氷漬けにされていたルシファーを見て、この存在こそ自分が求めていた「ゆきのだいまおう」と確信し、様々な方法を試みてルシファーの似姿(にすがた)を手に入れた。
後にルシファフロストはルシファーの配下になるべく再び地獄の庭に向かうが、そこにルシファーの姿はなかったという。
女神転生シリーズにおいて
『真・女神転生 デビルチルドレン 光の書・闇の書(2002年)』の隠し悪魔として初登場。
他にもニンテンドー3DS版『デビルサマナー ソウルハッカーズ(2012年)』でも隠し悪魔として登場し、『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』では期間限定配信悪魔として登場している。
『真・女神転生 デビルチルドレン 光の書・闇の書(2002年)』では「フロスト族のピンチに魔界に舞い降りる伝説のフロスト その力はルシファーにまさるともおとらないらしい・・・」という風に解説されるが
3DS版『デビルサマナー ソウルハッカーズ(2012年)』での加入台詞では
「ボクねぇ 大天使ルシファフロスト!おじさん よろしくね」
と無邪気な子供のような口ぶり。
『デビルサバイバー2 ブレイクレコード(2015年)』では
「フロスト族のカミサマの輝きにおののくがいいホー!」
とキャラが定まってない。
ちなみに隠し悪魔だけあって強い。
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