サマエル
サマエルは
・「神の毒」
・「神の悪意」
・「毒ありし光輝(こうき)の者」
・「背反」
といった意味を名前に持つ、謎の多い”堕天使”。
その姿は「翼のある大蛇」で表現されることが多い。
「ユダヤ教」においてはかつて神に反逆したルシファーや、神に次ぐ権限を持ったメタトロンと同程度の地位とされ、最高位である”熾天使”であったとされている。
※「ユダヤ教」は「イスラエル」を中心として信仰される宗教。
紀元前13世紀ごろに始まったとされ、信者数は推定1450万人~1740万人。
堕天した理由や様々な説
堕天した理由
天使の最高位である”熾天使”であったサマエルは、「神」から預言者・モーセの魂を取ってくる任務を与えられた。
※「預言者・モーセ」は、古代イスラエルの民族指導者。
「ユダヤ教」・「キリスト教」・「イスラム教」などで、最重要な預言者の一人とされる。
すごい人。
そこでサマエルはモーセから「魂」を取ろうとしたが、反抗したモーセに杖で撃退されてしまう。
しかも失敗したことについて厳しく「神」に叱責された上に、呆れた「神」自らがモーセに死を与え、「天国」に運んだという。
その屈辱から「神」に反感を抱くようになって”堕天”してしまったとされている。
様々な説
・「エデンの園」に棲んでいた”アダムとイヴを唆した蛇”(サタンのこと)
・サマエルはサタンの別名
・「ローマの守護天使」
・「火星の天使」
などがあり、「説」や「謎」が多すぎてよく分からない存在。
主なものとしては、サマエルはサタンと同一視されることが多く、原型ともみなされている。
(サタン自身も様々な説が多く、サマエルの説が混じったのか、元々サタンの説なのかは不明。似ている部分が多いので、サマエル=サタンという説が有力らしい。)
(まぁ、よく分からん存在ってこと。)
女神転生シリーズにおいて
『メガテンシリーズ』では種族が”堕天使”もしくは“邪神”の最高クラスの悪魔。
BOSS戦では固有の状態異常スキル「神の悪意」を使用する非常に厄介な相手となる。
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ネビロス
ネビロスは地獄の「陸軍大元帥」にして「検察官」。
アスタロトの配下である「悪魔」たちの長も務めており、あらゆる場所に赴いては、常に「地獄の軍勢」を監視しているとされる。
その能力は「死霊」や「死体」を操る術に長けており、「地獄の悪魔」たちの中でもっとも優れた「降霊術師(こうれいじゅつし ※ネクロマンサー)」。
「霊」や「死体」のみならず、「動物」も操れることができ、「無数の軍隊」を作り出せる強力な力を持つ。
他にも
・望む相手に「苦痛」を与える力
・「金属」・「鉱物」・「動植物」の効能を明らかにする力
・「未来」を予見する力
・「栄光の手」という道具を使い、「魔術の道具」を見つけることができる
などがあるとされている。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル物語 女神転生II(1990年)』。
死人を操るボス悪魔として登場。
『真・女神転生(1987年)』では、人間の姿をした”黒男爵”と名乗り、 ”赤伯爵”ことベリアルと共に少女アリスと六本木で暮らしている。
作中での「六本木の住民」は全てネビロスの術によって作られたゾンビであり、生体エネルギーを生者から奪って、アリスの肉体維持に使っていた。
ベリアルが「脇見の壺」に封じられた際には、主人公一行に襲いかかって「ロウヒーロー」を殺害。
しかし二度目の戦いで敗れ、
「愛する者の為につくすのが なぜ・・・ いけないのだ・・・」
という言葉を残して消滅する。
ネビロスの関連動画
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ゴモリー
正式名称はグレモリー。
他にもガモリー、ゲモリーとも呼ばれる。
悪魔に関することを解説した魔導書「ゴエティア」 によると、「ソロモン王72柱」の悪魔の一体であり、「26の軍団」を率いる強壮(きょうそう ※強くて健康なこと)にして強力な「女公爵(おんなこうしゃく)」とされる。
別名では「吟詠公爵(ぎんえいこうしゃく)」と呼ばれている。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「吟詠(ぎんえい)」とは詩(うた)にリズムをつけて歌う芸道で、詩吟(しぎん)とも呼ばれる。
「あると思います!」
で有名なお笑い芸人「天津(てんしん)・木村」のやつ。
これはゴモリーが、よく「吟詠(ぎんえい)」を嗜んでいたことからきている。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い ←ココ
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
概要
その姿は、金糸細工(きんしざいく※金の糸でできたもの)の「黒いビロード(マントみたいな服)」と「純白のレース」を羽織り、頭には「黄金の冠」を乗せた「真紅(しんく)の髪の美女」とされ、召喚すると「大きなラクダ」に乗った姿で現れるという。
また、時にはおぞましい醜女(しこめ)に化け、「召喚者」を試すこともあるという。
召喚できれば「過去」・「現在」・「未来」の出来事と、「隠された財宝」の場所を語ってくれるとされ、望めば”老若問わず”どんな「女性」からの「愛」も得られる力を授けてくれる。
この力は特に「若い乙女」に威力を発揮するため、男性に人気の悪魔とされた。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル物語 女神転生II(1990年)』。
グレモリー表記で種族は“妖魔”。
その後のシリーズではゴモリー表記になり、種族”堕天使”となる。メガテンシリーズでは敵や仲魔というよりはイベント悪魔としての印象が強い。
『真・女神転生Ⅱ(1994年)』のゴモリーはルキフグスとともにルシファー の秘書・補佐役として描かれており、主人公・アレフを ルシファーの下に送り届ける役目を担った。
また、「LAWルート」ではサタンの半身たるセトの封印に向かったり、方舟内においてルキフグスに手を回して簡易ターミナルを立ち上げサポート役を担ったりするなど、戦闘にはならない。
ちなみに文献において天使であったという供述はなく何故、”堕天使”なのかは不明。
(”悪魔”はもともと”天使”だったという説から?)
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ムールムール
正式名称はムルムルまたはミュルミュール。
悪魔に関することを解説した魔導書「ゴエティア」によると、「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「30の軍団」を率いる大いなる「公爵(こうしゃく)」。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い ←ココ
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
かつては「座天使」(天使の九階級の内上から三番目)の階級に属する天使であり、「座天使の公爵」とも呼ばれる。
その姿は「緑の鎧」をまとい、「公爵の証」である「冠」をかぶった騎士のような姿とされ、召喚の際には「トランペット」が高らかに鳴り響く中、2人の家臣の先導のもと「ハゲワシ」か「グリフィン」に騎乗して現れるという。
「哲学」と「ネクロマンシー(死霊を操る術)」を得意とし、どんな「死体」であっても「死霊」として使役することができるとされ、「召喚者」は「死者の魂」を呼び出すよう命令し、自身の「質問」に答えさせていたという。
女神転生シリーズにおいて
メガテンでは「公爵」という立場からなのか偉そうな感じで接してくる。
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ボティス
ボティスは「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「60の軍団」を率いる序列17番の地獄の「伯爵(はくしゃく)」。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目 ←ココ
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
悪魔に関することを解説した魔導書『大奥義書』では、
といった、「地獄の3人の支配者」に仕える6柱の上級精霊の1柱・アガリアレプトの配下にあるとされる。
6柱の上級精霊一覧
・宰相 ルキフグス
・総司令官 サタナキア
・司令官 アガリアレプト
・中将 フルーレティ
・軍曹 サルガタナス
・元師 ネビロス
召喚された際には「醜い毒蛇」の姿で現れるが、望めば「鋭い剣」を持ち、「大きな牙」と「二本の角」を生やした「人間」に似た姿になる。
「現在」・「過去」・「未来」の知識をもっており、召喚者が望めば答えてくれるという。
また、一時的に争いごとを調停する力も持つ。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
種族は”堕天使”。
あんまりみかけない。
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ハルパス
ハルパス(ハルファスとも)は「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「26の軍団」を率いる地獄の「伯爵(はくしゃく)」。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目 ←ココ
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
その姿は血のように赤い眼をした黒い「ハト」か「コウノトリ」であり、しわがれた声で話す。
召喚できると「砦」や「城壁」、「塔」といったさまざまな建築物を好きなところに設置してくれる。
また、その設置された建築物には「武器弾薬」を十分に補充する補給能力もあり、命じられた場所にも送り込むことができる。
「戦争」に長けた能力であったことから軍人が好んで召喚しようとし、別名・「死と破滅の伯爵」と呼ばれた。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』。
LV40とそこそこ上位の悪魔で、貴族風の衣装を着た黒いハトというデザイン。
その後のシリーズでは
・『真・女神転生 STRANGE JOURNEY(2009年)』
・『真・女神転生IV(2013年)』
・『真・女神転生V Vengeance(2024年)』
など、ちょこちょこ登場する。
関連動画
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アドラメレク
アドラメレクは”太陽神”の一種。
ただし、「ユダヤ教」・「キリスト教」においては”悪魔”と見なされている。
※「ユダヤ教」はイスラエルを中心として信仰される宗教。
信者数は 1450万人~1740万人ほどいるとされる。
※「キリスト教」は、イエス・キリストを「救い主」と信じる「世界三大宗教」の一つ。
信者は世界中でおよそ23億8200万人(世界人口で占める比率は約31%)いるとされ、全ての宗教の中で最も多い。
“太陽神”としては「セファルワイム」という「古代都市」と、「サマリア(パレスチナ中央部の地域名)」で「崇拝」の中心とされていた。
やがて「ユダヤ教」・「キリスト教」が布教したころには悪魔としてみなされ、悪魔としては
・「地獄の宰相(さいしょう)」
・「地獄の上院議員(じょういんぎいん)」
・「蠅族(はえぞく)の大法官」
・「地獄の尚書長(しょうしょちょう)」
・「ルシファー(サタン)の洋服係」
といった重役を務める上級悪魔とされた。
※「宰相(さいしょう)」は”君主の命を受けて宮廷(きゅうてい)で国政(こくせい)を補佐する者”。
君主制の国において、「王」を除いた政治における最高位の役職。
王とともに国を作り上げていく存在。
※「上院議員(じょういんぎいん)」は、おおまかに日本でいえば国会議員のこと。
※「大法官(だいほうかん)」は現代でいう最高裁判長
※尚書長(しょうしょちょう)は、日本でいう各省庁の「大臣」的な物。
ルシファー(サタン)の筆頭秘書を務めた。
”堕天”前の位階は、燃え盛る車輪の体を持つ天使である「座天使(天使のヒエラルキーにおいて、第三位に数えられる上級天使)」の地位にあり、ラファエルの指揮下にいたとされる。
また、ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』では、ルシファー(サタン)と共に「神」に反逆し、指揮官級の「反逆天使」として抜擢された。
しかし、熾天使ウリエルが指揮する部隊と激突して敗北したという。
召喚されると「人間」もしくは「人間の胴と頭」を持ち、残りは「孔雀」か「ラバ」の姿で現れ、 ルシファー(サタン)以上の”狡猾さ”と”呪い”に長けた悪魔だという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生Ⅳ FINAL(2016年)』。
種族は”堕天使”。
CHAOS勢力の頂点に立つ ルシファーの忠実な僕で、物語序盤に主人公とその身内たちに襲い掛かり、殺害するという重要な役割を持つ。
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フラロウス
正式名称はフラウロス。
悪魔に関する魔導書『ゴエティア』によると、「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「36の軍団」を率いる序列64番の地獄の「大公爵」。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い ←ココ
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
召喚すると、最初は恐ろしく力強い「豹(ひょう)」の姿で現れるが、人間の姿も取る。
人間に化ける時は「ぞっとした顔の色黒の男」で、「豹(ひょう)の毛皮」をかぶり、「炎のような目」を爛々(らんらん)と輝かせて「恐ろしい表情」をしているとされる。
「過去」、「現在」、「未来」全てを透視でき、正しく答えてくれる力を持つが、召喚した「魔法陣の三角形」内にいないと”必ず嘘をつく”。
命じれば他の「悪魔」達による「誘惑」から守ってもらうことができたり、「炎」を自在に操り、敵を「焼き滅ぼす能力」も有する。
また、「魔法陣の三角形」内にいるときは「世界の創造」や「神聖な事柄」、さらには「悪魔」がいかにして”堕天”したのか喜んで語ってくるという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
種族は”堕天使”
・『真・女神転生(1992年)』
・『偽典・女神転生(1997年)』
・『魔神転生Ⅱ(1997年)』
で登場した際は両手に剣を持った「豹頭の獣人」の姿で、堕天使オセとイラストが一緒だった。
『真・女神転生Ⅲ(2003年)』でオセとの区別を図るためかグラフィックが一新され、現在のイラストとなった。
スライダー内画像にあるフラロウス・ハレルは、『真・女神転生Ⅲ(2003年)』で登場。
天使として復権した姿で、元々は能天使 (天使の階級において、第6位の天使) だが熾天使(天使の階級において、第1位の天使)と同等とされる。
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バルバトス
バルバトスはかつて「力天使(主天使とも)」だった”堕天使”。
※「力天使(りきてんし)」は天使のヒエラルキーにおいて、第五位に数えられる中級天使のこと。
ヴァーチャーのことを指す。
※「主天使(しゅてんし)」は天使のヒエラルキーにおいて、第四位に数えられる中級天使のこと。
ドミニオンのことを指す。
悪魔に関する魔導書『ゴエティア』によれば、30の軍団を率いる序列8番の”公爵”悪魔とされ、別の魔導書である『悪魔の偽王国』によれば”伯爵”悪魔とされた。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い ←ココ
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目 ←ココ
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
また、魔導書『大奥義書』ではサタナキアの支配下にあるとされた。
※サタナキアは地獄の支配者である
・皇帝 ルシファー
・君主 ベルゼブブ
・大公爵 アスタロト
に仕える六柱の上級悪魔のひとり。
”地獄の大将”という地位にあり、バルバトス、アモン、プルスラスら3人の悪魔を配下に持つ。
その姿はトランペットを持った4人の王を従え、「狩人」のような緑色の服装と緑色の帽子をかぶった悪魔だという。
「過去と未来」をよく知り、「魔術師たちが隠した財宝」を見つけて開けることができたり、「動物の言葉」を理解できたり、友人同士のいさかいを調停して「友情を回復する」能力を持つという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生デビルサマナー(1995年)』。
”堕天使”種族として登場し、レベル48の悪魔(中の上)として登場。
その後は『女神異聞録ペルソナ(1996年)』、『ペルソナ2 罪・罰(1999年・2000年)』と両作品に登場したりしている。
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オセ
オセは「魔導書」に登場する悪魔。
悪魔に関する魔導書『ゴエティア』によると、「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「30の軍団」を指揮する序列第57番の地獄の「大総裁(だいそうさい)」。
※「大総裁(だいそうさい)」は貴族階級ではないが、多くの悪魔軍団をまとめるリーダーのこと。
武力集団のトップみたいなもん。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
召喚すると最初は大きく優美な「ヒョウの姿」で現れるが、その後は人型に変形して「半獣半人」の姿となる。
また、召喚者に対して「教養学」を教えたり、なにかの「秘密」に対して「真実」を告げてくれたり、召喚した者の敵を「狂気」に追い込む能力を有するという。
さらに望んだとおりの姿に人間を「変身させる力」を持つが、変身した者は自分の姿が変わった事に気付かないうえにわずかしか効果が続かない。
しかも「危険性」や「副作用」があり、オセの力を受けた人間は自分が「王様」や「教皇」といった”偉大な人物”であると信じ込んでしまうデメリットがある。
迂闊に力を享受すると性格が「傲慢(ごうまん)」になってしまい、人間関係が悪化して破滅することになる。
しかも「凶暴な性格」のため、「呪文」によって従属(じゅうぞく)させないと喰い殺される。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
種族は”堕天使”。
「白ブリーフ」と「緑マント」だけで堂々と出現する「変態紳士」として有名な悪魔。
「力」の能力が高い「物理アタッカー」として優秀なので、けっこう人気が高い。
スライダー内画像のオセ・ハレルは『真・女神転生Ⅲ(2003年)』に登場。
”堕天”前の天使として復権した姿だというが、文献に天使時代の階級や逸話が無く、本当に天使だったのかは不明。
ちなみにハレル はヘブライ語で「讃える、賛美する、祝福」を意味する。
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フォルネウス
フォルネウスは「ソロモン王72柱」の一柱であり、「36の軍団」を指揮する地獄の「大侯爵(だいこうしゃく)」とされる悪魔。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い
・侯爵(こうしゃく) 二番目 ←ココ
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
召喚されると「銀色の巨大な翼魚(よくぎょ)」など海に関連した「怪物」の姿で現れる。
「言語」に特に優れており、フォルネウスは召喚したものに「弁論術」を伝えると、それを身に付けたものはどんな相手だろうと説き伏せられるようになるという。
また、「良い名前を授ける力」と「敵から友人同様に愛される」ようにする力も持つ。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。
種族は”妖鬼”だった。
『真・女神転生(1992年)』から種族”堕天使”として登場。
メガテンシリーズではなかなか出番が多く、『真・女神転生Ⅲ(2003年)』では最初に戦うことになるボスとして登場する。
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デカラビア
デカラビアは「魔導書」に記載される悪魔。
魔導書『ゴエティア』によると「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、30の軍団を従える序列69番にあたる地獄の大侯爵。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い
・侯爵(こうしゃく) 二番目 ←ココ
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
『悪魔の偽王国』という魔導書では52番目に記載される悪魔で、”伯爵”とされた。
『ゴエティア』では「五芒星(ごぼうせい)」のような姿をしているとされ、召喚したものが望めば人の姿になることも可能であるという。
また、『悪魔の偽王国』ではアスタリスク(*)のような姿で現れるとされ、どちらの書物でも人の形をとっていない悪魔とされた。
召喚すると「植物」や「宝石」の隠された力についての知恵をもたらし、召喚したものに「鳥の使い魔」を与えるという。
ちなみにその「使い魔」は召喚者の前で”本物の鳥”同様に飛んだり、歌ったり、水を飲んだりするという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。
基本的に雑魚キャラとして登場する悪魔なのだが、プレイヤー内でかなりの人気を誇る。
『真・女神転生III-NOCTURNE リマスター(2020年)』発売に際して行われた『真3HDベストオブ悪魔』では、見事2位にランクインしたほど。
また、フォルネウスとは『真・女神転生III-NOCTURNE(2003年)』から仲が良く、『ペルソナ3(2006年)』ではミックスレイド「ベストフレンド」に反映されるほどニコイチである。
※「ミックスレイド」は、主人公のみが使用できるスキルで、特定の2種類のペルソナを両方所持し、その内の片方を装着する事が発動条件。
※「ベストフレンド」は、「タルカジャ」+「ラクカジャ」+「スクカジャ」の3種カジャ効果を持つ「ミックスレイド」。
『ペルソナ3(2006年)』では「ラスタキャンディ」や「ヒートライザ」がないため、中盤や主人公1人旅などで大いに活躍した。
デカラビアの関連動画
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エリゴール
正式名称はエリゴス。またはアビゴルとも呼ばれる。
魔導書『ゴエティア』によると、「ソロモン王72柱」の魔神の一柱であり、「60の軍団」を率いる序列15番目に記載される「公爵」。
※「ソロモン王」は紀元前971年ごろ~紀元前931年ごろまでの約40年の間「イスラエル」を統治した魔術に長けた3代目の王。
ミカエルから「悪魔」や「天使」達を使役できる「ソロモンの指輪」を与えられ、それを使用して「悪魔」たちを働かせていたという。
※「爵位(しゃくい)」一覧(偉い順)
「爵位(しゃくい)」は貴族の称号。
・公爵(こうしゃく) 一番偉い ←ココ
・侯爵(こうしゃく) 二番目
・伯爵(はくしゃく) 三番目
・子爵(ししゃく) 四番目
・男爵(だんしゃく) 五番目
『大奥義書』によると、地獄の副将フルーレティの配下とされる。
召喚されると、「右手」には「旗がついた馬上槍(ランス)」、「左手」には「蛇」または「杖」を持ち、「馬に乗った端整な騎士」の姿で現れる。
その力は「未来」を予見する力を持ち、隠された「物事」や「戦争」についての知識を語ってくれるとされている。
また、「王」や「偉大な人物」からの「好感」をもたらす能力があり、「召喚者」にその「寵愛」をもたらすという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ(1990年)』。種族は”幻魔”だった。
『真・女神転生Ⅱ(1994年)』から種族”堕天使”となり、その後多くのシリーズに登場。
その為、同種族の代表的な悪魔となっている。
エリゴールの関連動画
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