2024年5月19日 ゾウチョウテン 追加
2024年5月25日 コウモクテン 追加
2024年6月1日 ジコクテン 追加
2024年6月10日 ビシャモンテン 追加
トール
トールは『北欧神話』の”雷”と”戦”の神。
無双の「怪力」と『北欧神話』最強の武器である「ミョルニル」を持ち、数々の敵を討ち果たした「アース神族最強の戦士」でもある。
※「北欧」はヨーロッパ北部地方のこと。
・「 デンマーク」
・「スウェーデン」
・「ノルウェー」
・「フィンランド」
・「アイスランド」
の5か国をさすことが多い
※「アース神族」はオーディンを長とする『北欧神話』の神々の系統。
父は最高神・オーディン。母は大地の女神・ヨルズ。
妻は女神・シヴで、息子にモージとマグニ、娘にスルーズとウルがいる。
その外見は”燃えるような目”に、”赤い髪と髭(ひげ)”を持つ大男で、性格は「豪快」かつ「武勇」を重んじる真面目な人物。
だがその一方で「短気」で「乱暴者」という面もあり、何かにつけて脅す傾向があった。
しかし怯える「弱者」に対して怒りつづけることはなく、弱い者いじめなどは好まなかったという。
また、頭のほうはそんなに良いほうではなく、騙されやすいので「知略」による戦いには不向き。
そのせいか”ずる賢くて悪戯好きのロキ”とは妙にウマが合い、ふたりで「巨人の国」に旅行をしにいくなど、つるむことが多かった。
そのほかにも「途方もない大食い」でもあったとされ、牛を丸ごと飲み込むエピソードがある。
『北欧神話』最強の武器・ミョルニル
トールの愛用していた鉄槌(てっつい※ハンマー)・「ミョルニル」は、どんな力で打ちつけても壊れず、投げれば必ず「標的」に当たって自身の手に戻ってくるというもの。
さらに自在に大きさを変えることが可能で、巨大な敵には大きくして戦ったり、持ち運ぶときには小さくして携行していた。
その威力は一撃で「強大な怪物」や「巨人」を死亡させるほどの凄まじさで、トールが腹に身に着けていた帯・「メギンギョルズ(力が2倍になるというもの)」とも相まって『北欧神話』最強の武器と称された。
ちなみに一撃で死亡しなかった生物は「世界蛇・ヨルムンガンド( ロキ の息子)」のみとされ、ヨルムンガンドを倒すときには3度「ミョルニル」を振り落としたという。
また骨さえ無事なら「ミョルニル」を振って「生命」を生き返らせることができるため、腹が減った際にはトールの戦車を引く2頭の牡山羊(おやぎ タングリスニとタングニョースト)を食べたあとに生き返らせていた。
その他にも「物」や「人」を”清める作用”があり、「結婚式」や「葬式」でミョルニルを使用している。
ただし”柄が短く真っ赤に焼けている”という欠点があり、これを扱うためには「ヤールングレイプル」という鉄製の手袋が必要があった。
(柄が短かくなったのは「ミョルニル」を作っていた鍛冶職人のドワーフ兄弟・ブロックとシンドリにロキ がいたずらしたせいだという。)
「ラグナロク」での戦いと「信仰」
神々の最終戦争「ラグナロク」では世界蛇・ヨルムンガンド( ロキ の息子)と戦うことになり、「ミョルニル」で殴りつけて討ち果たす。
※「ラグナロク」は『北欧神話』における最終戦争のこと。
『北欧神話』の神々と”巨人族”たちが戦いを起こし、最終的に世界は滅亡し、多くの神々が亡くなった。
「神々の黄昏」とも呼ばれる。
しかしヨルムンガンドの”神々をも殺す毒”を喰らってしまい、その生涯を終えた。
そして時代が変化する中で”雷”と”戦”の神だけではなく、雨を降らす”農耕の神”として「農民」を中心に崇拝されていったという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』。種族は”魔神”。
アメリカ合衆国の大使トールマンに扮して登場し、東京にICBM(大陸間弾道ミサイル)を落とした張本人。この出来事は後にメガテンシリーズにおいて重要な分岐点となる。
『真・女神転生Ⅲ(2003年)』では種族”鬼神”として登場。
ゴズテンノウが治めるマントラ軍に所属していて、マントラ軍の流儀による決闘裁判で主人公を試す。
マントラ軍が崩壊した後は、ゴズテンノウの力を継承した橘千晶(たちばな ちあき)が掲げる「ヨスガ」の賛同者となり、ヨスガの気高き強者として再度戦うことになる。
電撃属性のスキルと高い力ステータスで活躍し、見た目や知名度からも人気な悪魔の一体。
MARVEL作品にも登場している。
トールの解説動画
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マリシテン
摩利支天(マリシテン)。
見ることも触れることもできない「陽炎(かげろう)」を神格化したとされる「仏教」の守護神。
「梵天(ぼんてん)」の子であり、「日天(にってん)」の妃(きさき)とされる。
(諸説はあり)
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「梵天(ぼんてん)」は「仏教」における代表的な神。
悟りを開いた直後の「釈迦(しゃか)」が「仏教」の教えを広めることをためらったときに、教えを広めるように勧めたらしい。
もともとは『インド神話』に登場する創造神・ブラフマーを「仏教」において神格化したもの。
※「日天(にってん)」は「仏教」における太陽を擬人化した神。
太陽を宮殿にして、その中に住んでるらしい。
もともとは『インド神話』に登場する太陽神・スーリヤを「仏教」において神格化したもの。
その姿は「3つの顔」、「6本あるいは8本の腕」を持ち、「金剛杵(こんごうしょ)」や「剣」、「針」、「矢」といった様々な武器を手にする「天女(てんにょ)」の姿で表されることが多い。
また、「蓮(はす)」に腰掛けたり、「猪(いのしし)」に乗った姿でもよく描かれる。
※「金剛杵(こんごうしょ)」は煩悩(ぼんのう)を打ち破る象徴として用いる金属製の法具。
コレ↓
元々は『インド神話』に登場するマリーチーと呼ばれる神であり、さらに起源を辿ると古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』に登場するウシャスという「暁の女神」であるという。
「仏教」に取り入れられたことにより「摩利支天(マリシテン)」という名になった。
能力とご利益
その能力は
・「俊足(しゅんそく)」
・「焼けない」
・「濡れない」
・「傷付かない」
・「目立たない」
という特性を持ち、日天(にってん)の妃(きさき)となる前は彼を守る付き人だったとされ、常に彼に付き従って疾行していた。
そして自在の「神通力(じんつうりき)」を用いて「仏敵(ぶってき)」を発見しては切り込んでいったという。
「日本」ではこのようなマリシテンの”実体”がないという特性からあらゆる害から身を守り、悟られずに敵を襲うことができるという御利益(ごりやく)があると考えられるようになり、次第に「武士」たちによって信奉されるようになっていた。
御利益(ごりやく)一覧
・武芸守護(ぶげいしゅご)
・戦勝祈願(せんしょうきがん)
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生 デビルサマナー(1995年)』。
種族は”鬼神”。
”鬼神”種族の中でも高レベルで、強さも美しさも兼ね備えた悪魔として登場する。
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ヒノカグツチ
正式名称は「火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)」。
『日本神話』における”火”を司る天津神(あまつかみ)で、多くの神を生みだしたイザナギ・イザナミから産み出された”最後の神”。
燃え盛る姿で産まれたのだが、そのせいで母・イザナミの陰部(産道)に火傷ができ、のたうち回って苦しんだ後にイザナミは死んでしまう。
そこで妻を殺された怒りから父・イザナギは「十拳剣(とつかのつるぎ)」である「天之尾羽張(アメノオハバリ)」でヒノカグツチの首を落として殺害する。
※「十拳剣(とつかのつるぎ)」は『日本神話』に登場する剣。
色々種類があって、「天之尾羽張(アメノオハバリ)」はその一本。
やがてその「首」から滴り落ちた「血」からは様々な神が生み出されたという。
(有名どころでは、タケミカヅチやフツヌシなど)
「親殺し」をし、「子殺し」をさせてしまった”悲運の神様”。
こんなことをしでかしているのだが、”火”を司る神様なので火事を抑える役割として「火難除け」や「防火の神」として祀られている。
また、”火”を扱う業者からの「崇敬(すうけい ※うやまわれているということ)」が高く、「鍛冶業(かじぎょう)」や「焼き物業」といった業者から高く崇敬された。
女神転生シリーズにおいて
初登場はメガテンの原点である小説・『デジタル・デビル・ストーリー(1986年)』。
主人公・「中島朱実(なかじま あけみ)」の持つ剣として登場する。
悪魔(仲魔)としても複数の作品に登場しているが、レベルは低く印象は薄い。
どちらかというとメガテンシリーズ最強の武器として登場する「ヒノカグツチの剣」として大きな存在感がある。
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フツヌシ
経津主神(フツヌシ)。
『日本書紀』に登場する”刀剣(とうけん)”の神で、「剣の神」と崇められる天津神(あまつかみ)の一柱。
タケミカヅチと同一視される説もある。
フツヌシという名は物が断ち切られるさまを表す「フツ」と、神であることを表す「ヌシ」から成っているとされ、この名の意味から”刀剣(とうけん)”の威力を象徴する神であるともされている。
フツヌシの誕生と説
多くの神の父であるイザナギの妻・イザナミが、火の神・加具土命(カグツチ)を出産した際に火傷ができてしまい、これがもとでイザナミは死んでしまった。
そのことに怒ったイザナギは「十拳剣(とつかのつるぎ)」を用いて息子である加具土命(カグツチ)を惨殺する。
※「十拳剣(とつかのつるぎ)」は『日本神話』に登場する剣。色々種類がある。
そして、その時に剣から滴り落ちた「血液」から生まれた岩の子がフツヌシであるとされる。
のちに「創造」を神格化した神・「高皇産霊尊(タカビムスビノミコト)」によって命じられ、「葦原中つ国(あしはらなかつくに ※日本列島のこと)」を平定したとされた。
(この平定した説がタケミカヅチと一緒のため、同じ神様なんじゃないかといわれている。)
また、「千葉県 香取市(ちばけん かとりし)」にある「香取神宮(かとりじんぐう)」の祭神(さいしん)であることから
・「香取神(かとりじん)」
・「香取大明神(かとりだいみょうじん)」
・「香取(かとり)さま」
などとも呼ばれる。
女神転生シリーズにおいて
『デビルサマナー ソウルハッカーズ(1997年)』で初登場。
種族は”鬼神”。
デザインは一貫して変わらず、武士口調で話す。
フツヌシの関連動画
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スクナヒコナ
『日本神話』に登場する「少名毘古那神(すくなびこなのかみ)」。
”医薬”・”酒”・”温泉”などに関わることから「酒造りの神」や、「温泉の神」としての側面を持つ。
その姿はとても小柄だが、豊かな「知識」や「技術」を備えており、「腕力」ではなく持ち前の「知識力」で様々な「困難」を見事に克服していったという。
『古事記』では「神産巣日神(かみむすびのかみ)」の子とされ、表記名は「少名毘古那神(すくなびこなのかみ)」。
※『古事記(こじき 712年)』は日本に現存する最古の書物。
上・中・下の3巻。
世界のはじまりから神々の出現、そして天皇家の皇位継承の様子が描かれている。
「天武天皇(てんぶてんのう 在位673年~686年)」の意志によって作成がはじまり、約30年後の「元明天皇(てんめいてんのう 在位707~715)」在世中の712年に完成したという。
『日本書紀』では「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」の子とされ、表記名は「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。
※『日本書紀(にほんしょき 720年)』は中国の歴史書に倣って、日本でも本格的な歴史書を作ろうという動きの中で作られたもの。
『古事記(こじき 712年)』と並び伝存する最も古い史書の1つで、『神話』も書かれている。
それぞれ「父親」や「表記名」が違い、さらには”扱い”も若干異なる。
ちなみに「一寸法師」や「コロポックル」のルーツはスクナヒコナとされている。
『古事記』において
『古事記』によればスクナヒコナは「鵝(ヒムシ=ガのこと)の皮の着物」を着たとても小柄な神で、父である「神産巣日神(かみむすびのかみ)」にオオクニヌシの国造りに参加するよう言われたために「天乃羅摩船(アメノカガミノフネ=雑草の船)」に乗って波の彼方より来訪する。
そこでオオクニヌシとは”義兄弟”の関係となるほど仲良くなって「国造り」に参加し、二神は協力し合って国を造り固めた。
そして「国造り」が完成したのち、スクナヒコナは常世の国(とこよのくに ※死者のいる国で、いわゆるあの世。)に去って行ったという。
『日本書紀』において
オオクニヌシが「出雲(いずも ※現在の島根県)」で食事をしようとすると海から声が聞こえ、その方向に目をやると、「白斂(ガガイモ ※雑草のこと)の皮の舟」に乗り、「鷦鷯(ミソサザイ ※スズメより小さい、日本でも最も小さな鳥のこと)の衣」を着た小男がやって来たという。
オオクニヌシが小男を手にとってもてあそぶと、急に跳ねて頬にかじりついたので、怪しく思って「天津神(あまつかみ)」に連絡する。
※「天津神(あまつかみ)」とは『日本神話』の神々のうち、天上の世界である「高天原(たかまがはら)」に住まう神。
のちに地上世界である日本の国土に降りてきた。
すると「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」が「それは自分の1500柱いる子の内のひとりだが、いたずら者で教えに従わず指の間からこぼれ落ちた子だ」と紹介。
そしてなんやかんやあって『古事記』同様にスクナヒコナはオオクニヌシに協力。
ともに天下を治め、「常世の国」に去っていたという。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生Ⅱ(1994年)』。
種族は”国津神”。
『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団(2006年)』では、”怨嗟の声に呼び起こされた”おぞましい姿の国津神として、重要な悪魔として登場する。
『真・女神転生Ⅳ FINAL (2016年)』で現在のイケメン風デザインとなる。
スクナヒコナの関連動画
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ショウキ
鍾 馗(ショウキ)は『中国の民間伝承』に伝わる「悪霊」や「邪鬼」を退治する「道教(どうきょう)」系の神。
※「道教(どうきょう)」は、「中国三大宗教」の一つ。
ちなみに「中国三大宗教」は
・「儒教(じゅきょう)」
・「仏教(ぶっきょう)」
・「道教(どうきょう)」
となっている。
その姿は「剣」を片手で持ち、「大きな眼」と「長い髭」をたくわえ、何かを睨みつける”鬼”のような強面の「中国の官人」の姿で描かれる。
鍾馗(ショウキ)の伝説
中国の王朝である「唐(とう 618年~907年)」の六代皇帝「玄宗(げんそう」が病床に伏せていた時、高熱のなかで夢を見る。
宮廷内に一匹の「小鬼」が忍び込み、病床に伏せた玄宗(げんそう)を横目に彼の所持品を盗み去るなど”悪戯(いたずら)”をし始めるのだった。
それに怒りを覚えた玄宗(げんそう)は警護の者を呼ぶと、どこからともなく「大鬼」が現れて、「小鬼」を難なく捕らえて食べてしまう。
そこで玄宗(げんそう)が「大鬼」に何者かと正体を尋ねると
「自分は終南県(しゅうなんけん)出身の鍾馗(ショウキ)と申します。」
「武徳年間(618年~626年)に官吏(中国の官僚)になるため科挙(中国の官僚登用試験)を受験しましたが落第し、そのことを恥じて宮中(きゅうちゅう)で自殺しました。」
「しかし「高祖皇帝(こうそこうてい ※唐の初代皇帝)」は自分を手厚く葬ってくれたので、その”恩”に報いるために参りました」
と告げる。
そして夢から覚めた玄宗(げんそう)は、不思議なことに「病気」が治っていた。
そこで玄宗(げんそう)は夢の中のショウキを著名な画家に描かせて、新年にショウキの絵を門に貼って「邪気除け(じゃきよけ)」とした。
以来「中国」ではこの風習が生まれ、近年まで続いているという。
日本では「京都」を中心にその風習が広まり、「魔除け」、「厄除け」、「学業成就」に効果があるとされている。
また一部ではあるが、「端午の節句(たんごのせっく)」にショウキの絵や人形を「奉納」したりする「風習」が「現代」でも一定の地域で残っている。
※「端午の節句(たんごのせっく)」は男の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈る行事。
「こどもの日」として祝われる5月5日に行われる。
女神転生シリーズにおいて
メガテンシリーズでは物理アタッカーとして登場。
スマホ用ゲーム『D×2 真・女神転生 リベレーション(2018年)』の初期段階では、合体産で作成できる悪魔の中でもトップクラスに強い仲魔として活躍していた。
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ナガスネヒコ
長髄彦(ナガスネヒコ)。
ナガスネヒコは「神武天皇(じんむてんのう ※初代天皇)」が軍を用いて東を平定しようとした際に、巨大勢力として対抗した「大和の国(やまとのくに)」の「土豪(どごう)」。
※「大和の国(やまとのくに)」は現在でいう「近畿地方」の中央やや南寄りにあった国(「和歌山」と「奈良」あたり)。
「神武天皇(じんむてんのう)」側からみると”東”にあった。
※「土豪(どごう)」はある地方において一定の地域的支配権を持つ一族のこと。
「土地」、「財産」、「私兵」を持つなど、力をもった一族を指すことが多い。
兄に「安日彦(アビヒコ)」。
妹に「登美夜毘売(トミヤビメ)」がいる。
「神武天皇(じんむてんのう)」の軍を一度は退け、「神武天皇(じんむてんのう)」の兄・「五瀬命(イツセノミコト)」を矢によって死亡させる功績を挙げた。
しかし「神武天皇(じんむてんのう)」は兄を殺されたこともあって軍を再度出陣し、苛烈に攻められて追い詰められた。
最終的に妹の旦那である「饒速日命(ニギハヤヒ)」に裏切られ、「神武天皇(じんむてんのう)」の軍によって死亡した。
女神転生シリーズにおいて
初登場は『真・女神転生(1992年)』で、種族は”鬼神”。
『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団(2006年)』では、兄と共に強敵ボスとして登場する。
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ビシャモンテン
毘沙門天(ビシャモンテン)は「仏教」における護法神(ごほうしん)。
「四天王(してんのう)」の一尊に数えられており、”北方”を護る守護神。
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「四天王(してんのう)」)は「仏教」における”東西南北(とうざいなんぼく)”を守る神々のこと。
日本では、
・「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」
・「商売繁盛(しょうばいはんじょう)」
・「家内安全(かないあんぜん)」
・「長命長寿(ちょうめいちょうじゅ)」
・「立身出世(りっしんしゅっせ)」
といったご利益をもたらす「七福神(しちふくじん)」の一柱として有名。
※「七福神(しちふくじん)」は富と幸せの象徴であり、大変縁起が良い七人の神たちのこと。
・恵比寿(えびす)
・大黒天(だいこくてん)
・毘沙門天(びしゃもんてん) ←
・弁財天(べんざいてん)
・布袋(ほてい)
・福禄寿(ふくろくじゅ)
・寿老人(じゅろうじん)
その姿は様々な表現があるが、主に革製の甲冑(かっちゅう)を身に着け、右手は「宝棒(ほうぼう)」、左手は「宝塔(ほうとう)」を捧げ持つ武将のような姿で描かれることが多い。
※「宝棒(ほうぼう)」は先端に宝珠のついた棒のこと。
※「宝塔(ほうとう)」は仏の遺骨を安置した塔のこと。
帝釈天(たいしゃくてん ※インドラ)の命によって「仏(ほとけ)」の住む世界を支える「須弥山(しゅみせん)」から北の世界を指す「北倶盧洲(ほっくるしゅう)」という場所を守護するとされた。
また、ヤクシニーやラクシャーサといった鬼神を配下とし、聖徳太子(しょうとくたいし)が戦勝祈願したことから戦神として武人の信仰を多く集めた。
※「須弥山(しゅみせん)」は「仏教世界」の中心にそびえるというとんでもなく高い山。
この山を中心に「七つの金の山」と、一番外側に鉄でできた「鉄囲山(てっちさん)」が巻き付くようにあり、その間に「八つの海」がある。
この光景が「仏教」の世界観では一つの世界として考えられていて、「九山八海(くざんはっかい)」という。
ちなみに「九山八海(くざんはっかい)」が1000集まって「小千世界(しょうせんせかい)」といい、「小千世界(しょうせんせかい)」が1000集まって「中千世界(ちゅうせんせかい)」といい、「中千世界(ちゅうせんせかい)」が1000集まったものを「大千世界(だいせんせかい)」といい、これらを総称して「三千大世界(さんぜんだいせんせかい)」と称する。
もともとは『インド神話』に登場する雷神・インドラの配下であるヴァイシュラヴァナという神であり、後に「仏教」が誕生すると守護神として取り入れられた。
女神転生シリーズにおいて
初登場はたぶん『真・女神転生(1992年)』。
シリーズでは割とレベルの高い悪魔として登場。
「四天王」の中では最強の悪魔とされることが多い。
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ジコクテン
持国天(ジコクテン)は「仏教」における護法神(ごほうしん)。
「四天王(してんのう)」の一尊に数えられており、”東方”を護る守護神として有名。
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「四天王(してんのう)」)は「仏教」における”東西南北(とうざいなんぼく)”を守る神々のこと。
その姿は様々な表現があるが、主に革製の甲冑(かっちゅう)を身に着け、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ武将のような姿で描かれることが多い。
帝釈天(たいしゃくてん ※インドラ)の命によって「仏(ほとけ)」の住む世界を支える「須弥山(しゅみせん)」から東の世界を指す「東勝身洲(とうしょうしんしゅう)」という場所を守護するとされた。
また、ガンダルヴァ(半神半獣の美しい音楽を奏でる神)やピシャーチャ(鬼神であり、食人鬼)を配下とし、国家を安泰させる功徳があるとされた。
※「須弥山(しゅみせん)」は「仏教世界」の中心にそびえるというとんでもなく高い山。
この山を中心に「七つの金の山」と、一番外側に鉄でできた「鉄囲山(てっちさん)」が巻き付くようにあり、その間に「八つの海」がある。
この光景が「仏教」の世界観では一つの世界として考えられていて、「九山八海(くざんはっかい)」という。
ちなみに「九山八海(くざんはっかい)」が1000集まって「小千世界(しょうせんせかい)」といい、「小千世界(しょうせんせかい)」が1000集まって「中千世界(ちゅうせんせかい)」といい、「中千世界(ちゅうせんせかい)」が1000集まったものを「大千世界(だいせんせかい)」といい、これらを総称して「三千大世界(さんぜんだいせんせかい)」と称する。
もともとは『インド神話』に登場する雷神・インドラの配下であるドゥリタラーシュトラという神であり、後に「仏教」が誕生すると守護神として取り入れられた。
女神転生シリーズにおいて
初登場はたぶん『真・女神転生(1992年)』。
シリーズでは割とレベルの高い悪魔として登場。
「四天王」の中では二番目に強い悪魔とされることが多い。
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コウモクテン
広目天(コウモクテン)は「仏教」における護法神(ごほうしん)。
「四天王(してんのう)」の一尊に数えられており、”西方”を護る守護神として有名。
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「四天王(してんのう)」)は「仏教」における”東西南北(とうざいなんぼく)”を守る神々のこと。
その姿は様々な表現があるが、主に革製の甲冑(かっちゅう)を身に着け、手に筆を持って巻物に何かを書き留めている武将のような姿で描かれることが多い。
帝釈天(たいしゃくてん ※インドラ)の命によって「仏(ほとけ)」の住む世界を支える「須弥山(しゅみせん)」から西の世界を指す「西牛貨洲(さいごけしゅう)」という場所を守護するとされた。
また、半人半蛇の神であるナーガや子供の熱病を引き起こす病魔である「富単那(ふたんな)」を配下とし、その鋭い眼で世界を監視しているという。
※「須弥山(しゅみせん)」は「仏教世界」の中心にそびえるというとんでもなく高い山。
この山を中心に「七つの金の山」と、一番外側に鉄でできた「鉄囲山(てっちさん)」が巻き付くようにあり、その間に「八つの海」がある。
この光景が「仏教」の世界観では一つの世界として考えられていて、「九山八海(くざんはっかい)」という。
ちなみに「九山八海(くざんはっかい)」が1000集まって「小千世界(しょうせんせかい)」といい、「小千世界(しょうせんせかい)」が1000集まって「中千世界(ちゅうせんせかい)」といい、「中千世界(ちゅうせんせかい)」が1000集まったものを「大千世界(だいせんせかい)」といい、これらを総称して「三千大世界(さんぜんだいせんせかい)」と称する。
もともとは『インド神話』に登場する雷神・インドラの配下であるヴィルーパークシャという神であり、後に「仏教」が誕生すると守護神として取り入れられた。
女神転生シリーズにおいて
初登場はたぶん『真・女神転生(1992年)』。
シリーズでは割とレベルの高い悪魔として登場。
「四天王」の中では三番目の強さとされることが多い。
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ゾウチョウテン
増長天(ゾウチョウテン)は「仏教」における護法神(ごほうしん)。
「四天王(してんのう)」の一尊に数えられており、”南方”を護る守護神として有名。
※「仏教(ぶっきょう)」はインド発祥の宗教で、「世界三大宗教」の1つ。
信者数は世界人口の7%である5億2000万人以上と、世界で4番目に大きな宗教。
人口だけでみると「ヒンドゥー教」が世界で3番目に大きい宗教なのだが、「仏教」のほうが歴史が長いので「世界三大宗教」のひとつとなっている。
※「四天王(してんのう)」)は「仏教」における”東西南北(とうざいなんぼく)”を守る神々のこと。
その姿は様々な表現があるが、主に革製の甲冑(かっちゅう)を身に着け、手に戟(げき)を持って左手を腰に当てた武将のような姿で描かれることが多い。
帝釈天(たいしゃくてん ※インドラ)の命によって「仏(ほとけ)」の住む世界を支える「須弥山(しゅみせん)」から南の世界である「南贍部洲(なんせんぶしゅう)」という場所を守護するとされた。
また、人の睡眠を妨げて災難を引き起こす鬼神である「鳩槃荼(クバンダ)」や「餓鬼(ガキ)」を配下とし、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)の神」として万物の育成に力を及ぼすともされている。
※「須弥山(しゅみせん)」は「仏教世界」の中心にそびえるというとんでもなく高い山。
この山を中心に「七つの金の山」と、一番外側に鉄でできた「鉄囲山(てっちさん)」が巻き付くようにあり、その間に「八つの海」がある。
この光景が「仏教」の世界観では一つの世界として考えられていて、「九山八海(くざんはっかい)」という。
ちなみに「九山八海(くざんはっかい)」が1000集まって「小千世界(しょうせんせかい)」といい、「小千世界(しょうせんせかい)」が1000集まって「中千世界(ちゅうせんせかい)」といい、「中千世界(ちゅうせんせかい)」が1000集まったものを「大千世界(だいせんせかい)」といい、これらを総称して「三千大世界(さんぜんだいせんせかい)」と称する。
もともとは『インド神話』に登場する雷神・インドラの配下であるヴィルーダカという神であり、後に「仏教」が誕生すると守護神として取り入れられた。
女神転生シリーズにおいて
初登場はたぶん『真・女神転生(1992年)』。
シリーズでは割とレベルの高い悪魔として登場するが、「四天王」の中では最弱とされることが多い。
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