『ペルソナ4』とは?
”雨の夜、深夜零時「マヨナカテレビ」に誰かが映る”
『ペルソナ4』
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』
『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』
『ペルソナ4』は『ペルソナシリーズ』の4作目。
通称:P4
物語のテーマは「真実」。テーマカラーは「黄色」。
前作・『ペルソナ3』の発売から2年ほどの期間を経て、2008年7月10日にアトラスよりPlayStation 2用ゲームソフトとして発売された。
発売後は「ファミ通アワード2008」、「日本ゲーム大賞2009」において優秀賞を受賞し、PS2版の累計売上本数は海外と併せて52万本(日本42万本・海外10万本)を超える大ヒットを果たす。
そしてその人気から2011年10月~2012年3月にかけてテレビアニメ・『Persona4 the ANIMATION』が2クール(全25話+未放送1話)に渡って放送され、2012年3月15日には5日間行われた舞台・『VISUALIVE ペルソナ4』が公演されるなど、さまざまなメディアミックス化された。
さらに2012年6月14日には新要素を追加したリメイク版・『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 通称:P4G』がPlayStation Vita専用ソフトとして発売され、Vita版は全世界累計売上本数70万本を達成。
その後も2D対戦型格闘ゲームとして『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(2012年7月26日) 通称:P4U(PS3/XB360専用)』がに発売されたり、ダンスサウンドゲームである『ペルソナ4 ダンシングオールナイト』が2015年6月に発売されるなど、「アニメ」や「漫画」・「小説」に「舞台」、「パチンコ」・「パチスロ」など様々なジャンルで活躍する現在も人気の衰えないシリーズ。
しかも2020年6月14日に発売されたSteam版(PC版)は100万本を超えるという超ヒットとなった。
さらに2023年1月19日には
・「Xbox Game Pass」
・「Xbox Series X|S」
・「Xbox One」
・「Windows」
・「PlayStation4」
・「Nintendo Switch」
・「Steam」
対応ソフトとして再登場を果たした。
特徴
特徴としては前作・『ペルソナ3』の要素を継承しつつ、新たな展開を目指した作品であること。
物語の設定では『ペルソナ3』の2年後の出来事となっており、作中には前作の舞台であった「月光館学園(げっこうかんがくえん)」を訪れる場面や、敵キャラが「シャドウ」であることなど「世界観」を引き継いでいる。
しかし、前作の洗練された「都会」を舞台とした”暗い雰囲気”から一転、今作は陰のある部分がありつつも全体的にのどかな「田舎」を舞台とした”明るい雰囲気”の作品である。
また、システムに関しては似たようなものも多いが微妙に変更点がある。
まず最大の特徴として、正体の分からない”殺人事件の犯人の謎”を追う「ミステリー要素」が追加されたこと。
”真犯人”を探す「推理力」がプレイヤーに試されることになり、選択肢によっては”真犯人”が捕まらない場合や、バッドエンドが存在する。
他にも”天候”の概念も追加され、「雨の日」のみにダンジョン攻略が可能になるなど、ダンジョン出現に時間制限が付いた。
しかも、ダンジョンは一定期間内に攻略ができないとゲームオーバーとなるので、プレイヤーにとって”天候”はゲーム内において重要な要素の一つであり、いかに決められた日数内に攻略するかがカギとなる。
また、前作では登場するダンジョンが「タルタロスの塔」のみの無機質な感じだったが、今作では「人の心を映し出すテレビ」の中で様々な世界観を表現した異世界が舞台となり、多種多様のダンジョンが存在するようになった。
バトルシステム面では、特定のペルソナを複数所持している場合に発動できた「ミックスレイド」の廃止(所持ペルソナや戦略が限定されてしまうため)や、シャッフルタイムの仕様変更(シャッフルタイムのカードが「ペルソナカード」「ブランクカード」「ペナルティカード」の3種類に限定された)、仲間に対してプレイヤーが行動を指示するか、AIに任せるかを自由に選択できるようになる変更点がなされた。
「キャラクター」と「専用ペルソナ」等のアートディレクションに関しては前作に引き続き二代目電脳悪魔絵師・「副島成記(そえじま しげのり)」氏が担当。
従来のペルソナ(悪魔)に関しても初代電脳悪魔絵師・「金子一馬(かねこ かずま)」氏のイラストを使用している。
あらすじ
主人公が越してくるなり、巻き起こる奇怪な殺人事件——
街全体を覆い出す、濃い霧——
雨の夜に見られるというマヨナカテレビの噂——
平穏な田舎町に得体の知れない”影”忍び寄る——
突如失踪し、死体となって発見される人々。
次に行方不明になるのは、誰だ。そして、犯人はどこに…。
主人公とその仲間たちは、正体不明の殺人犯の謎を追ううちに、異世界への扉を開いてしまうことになる。
その扉の鍵とは、心の力…もう一人の自分。 “ペルソナ”——
登場人物
主人公
主人公 通称:番長、センセイ
声 – 浪川大輔(なみかわ だいすけ)
デフォルトネームはゲーム内では存在しないが、
・アニメ版 鳴上悠(なるかみ ゆう)
・公式漫画 瀬多総司(せた そうじ)
・取扱説明書 月森孝介(つきもり こうすけ)
などという名前が付けられている。
しかしファンの間では「番長」と呼ばれるほうが多い。
その呼び名の由来は
・初期ペルソナである「イザナギ」のデザインが昔の不良番長にそっくりだったこと
・プレイヤーが選択するセリフに漢らしい選択肢が多いこと。
・世間では不良だと思われている後輩の巽完二(たつみ かんじ)を手なづけていること
・文化祭のイベントで「スケ番」に竹刀を持った姿で変装してきたこと
など色々な説があるが、この呼び名はファンの間のみの呼び名だった。
しかし後の続編作品・『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』では、”鋼のシスコン番長”というリングネームで紹介され、公式に正式認定されるようになった。
性別:男性
生年月日:1994年生まれ
星座:不明
身長:不明(およそ176~178cm)
体重:不明
血液型:不明
職業:八十神高校の2年生
アルカナ:愚者(ワイルド) FOOL
専用ペルソナ: イザナギ→ イザナギノオオカミ
使用武器:両手剣
概要
本作の主人公。
都会から田舎の「八十神高校(やそがみ こうこう)」に転入してきた高校2年生の少年。
両親が共に海外に出張するため、1年間だけ母方の叔父(おじ)の住む「稲羽市 八十稲羽(いなばし やそいなば)」に預けられることになった。
外見は丸まった銀髪の髪型が特徴的なスラッとしたスタイルを持つイケメン。
性格は寡黙かつ表情も常に感情の読めないポーカーフェイスだが、物真似やギャグを披露したりと割とひょうきんな部分もあったりして不思議な魅力を持つ。
また、基本的にどんな人物にも優しい性格で、大人な気遣いもできるため評判が良い。
成績は優秀で、スポーツも万能。
趣味は「手品」と「料理」で、その腕前は仲間から絶賛されるほど。
そのため下は「幼女」から上は「老婆」まで老若男女問わずモテモテである。
ペルソナ
・イザナギ
我は汝、汝は我
汝、己が双眸を見開き、今こそ発せよ!
ペルソナの由来は、『日本神話』に登場する”国堅めの神”・”神産みの神”と言われる男神・「伊邪那岐(イザナギ)」。
「天地開闢(てんちかいびゃく)」で共に生まれたイザナミを妻とし、彼女と共に様々な神を生みだした。
(自身のみでも、アマテラスやスサノオ、ツクヨミといった神の子を産んだ。)
※「天地開闢(てんちかいびゃく)」とは、世界の始まりのこと。
「天」と「地」はもともと一つの混沌としたものであったが、あるときこの二つが分かれたという。
ものすごい前の時代ってこと。
その他にも、”国”や”あらゆる万物”を生みだし、「天」・「海」・「陸」の三界を統べた『日本神話』の中核を成す神。
また、天皇家の最も古い祖先とされる。
『ペルソナ4』において
主人公の初期ペルソナ。
本来のデザインコンセプトは「応援団長」なのだが、黒い長ランに白ハチマキ、腕には長得物を携えた姿を見たファンからは学校の不良代表である「番長」を連想させ、通称:「番長」と呼ばれるようになる。
さらにそれを従える主人公もデフォルトネームが無かったためか、「番長」と呼ばれるようになった。
闇無効/雷耐性/風弱点
電撃属性と物理スキル(十文字切り)を習得する。
前作『ペルソナ3』の主人公の初期ペルソナ・オルフェウスに比べると格段に強くなっているが、やはり初期ペルソナなのでそんなに強くはない。
最初こそ活躍するが、「ベルベットルーム」で新たにペルソナを作成できる頃には倉庫番と化す。
しかし「一部の熱狂的ファン」が存在し、低スペックにも関わらず”運任せの合体事故という不確定な道のり”でスキル構成を変え、後半でも活躍できるイザナギを作成して使い続けたプレイヤーがかなり存在したという・・・。
(『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』では「スキルカード」という好きなスキルを付け替えれるシステムが登場したので、後半でも簡単に活躍できるペルソナとなった)
・イザナギノオオカミ
「伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)」は「伊邪那岐(イザナギ)」の別名。
妻である「伊邪那美(イザナミ)」と死別した際には、黄泉路(よみじ)の果ての黄泉比良坂(よもつひらさか)まで赴き、運命的な対峙を迎えた。
『ペルソナ4』において
存在が重要なネタバレなので、詳しくはご自身でお確かめください。
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花村 陽介
花村 陽介 (はなむら ようすけ) 通称:ガッカリ王子、ジュネス王子
声 – 森久保祥太郎(もりくぼ しょうたろう)
性別:男性
生年月日:1994年6月22日
星座:蟹座
身長:175cm
体重:58kg
血液型:A型
職業:八十神高校の2年生
アルカナ:魔術師 MAGICIAN
専用ペルソナ:ジライヤ → スサノオ → タケハヤスサノオ
使用武器:二刀流(双剣)
概要
主人公のクラスメイト(2年2組)で、首元に下げた「赤いヘッドフォン」と「茶髪」が特徴的な爽やかな少年。
半年前に父親の転勤の事情で家族と共に「八十稲羽(やそいなば)」へ引っ越してきた。
性格は明るく社交性もあるムードメーカー。
また周囲への気配りや面倒見も良く、「ツッコミ役」や「おもしろキャラ」として誰にでも分け隔てなく接するので人望が厚い。
しかし「お調子者」であったり、「下ネタ」や遠慮のない物言いが災いし、「口を開けばガッカリ王子」と揶揄されて女子にはモテていない。
主人公とは転校初日から仲良くなり、のちに主人公のことを「相棒」と呼ぶ仲に。
作中では「ジュネス」が建った影響で「八十稲羽(やそいなば)」の商店街にある小さな商店の客入りが減ってしまい、”ジュネスの息子”として商店街の大人からはあまりいい顔をされていないことを気にしていた。
(大型ショッピングモール・「ジュネス八十稲羽店」では父親が店長を務め、彼もアルバイトをしている。)
しかも、「ジュネス」で共にアルバイトをしていた小西 早紀(こにし さき)という一個上の先輩に想いを寄せていたが、彼女が「連続殺人事件」に犠牲者になったことで塞ぎこむ。
やがて連続殺人事件に関係しているという「マヨナカテレビ」で”自らの影”と対峙し、一度は”自らの影”の存在や言葉を否定したが、主人公に背中を押された事で「認めたくない自分の姿」を受け入れたことでペルソナを得る。
そして主人公とともにテレビの世界を凶器とする連続誘拐殺人事件を阻止せんと、”自称特別捜査隊(通称:特捜隊)”を結成。
真犯人を一緒に追及していく。
”特捜隊”においては主人公を”特捜隊”のリーダーに持ち上げて、「まとめ役」や「参謀」として活躍。
”特捜隊”の捜査本部に「ジュネス」のフードコートを提供してくれたり、クマの面倒を見てくれたりなど、陽介にはかなりお世話になっている。
とても良いやつなのだが運が悪く、自転車でコケてゴミ箱につっこんだり、購入したスクーターを初日で破壊されたり、爽やかイケメンなのにモテなかったりと、悲惨な目に合うことが多い苦労人である……。
ペルソナ
・ジライヤ
ペルソナの由来は江戸時代後期(1806年)の読本・『自来也説話(じらいや ものがたり)』に登場する空想上の「盗賊」または「忍者」である「自来也(ジライヤ)」のこと。
「仙素道人(せんそどうにん)」から教えられた「蝦蟇(がま)の妖術」を使うことで有名で、『自来也説話(じらいや ものがたり)』では「金持ち」から金品を盗み、貧乏人にお金を配る「義賊」となって活躍する。
※「蝦蟇(がま)の妖術」は、”大蝦蟇(おおがま)に乗る”、”大蝦蟇(おおがま)に変身する” など。
また、『自来也説話(じらいや ものがたり)』のルーツは、中国が「宋(そう 960年 – 1279年)」と呼ばれた時代にまとめた説話集・「諧史(かいし)」に記される実在の盗賊・「我来也(がらいや)」に遡るとされた。
少し時が経つと、『自来也説話(じらいや ものがたり)』を元にして書かれた合巻(えまき)・『児雷也豪傑譚(じらいやごうけつものがたり)(1839年~1868年)』で登場。
名前が「児雷也(じらいや)」という”忍者”となり、妻である蛞蝓(なめくじ)の妖術を使う「綱手(ツナデ)」と共に、蛇を自在にあやつる宿敵・「大蛇丸(オロチマル)」と、三すくみの展開を繰り広げた。
そして、この頃から「歌舞伎」や「漫画」に取り入れられ、近代では少年漫画・『NARUTO』に登場する忍者として有名。
『ペルソナ4』において
陽介の初期ペルソナ。
外見は「蛙」のような頭と赤いマフラー、両手足の迷彩模様、両掌の「金色の手裏剣」が特徴的。
疾風耐性 / 電撃弱点
疾風魔法や物理スキルに加え、回復スキルも習得する。
ステータスは他のパーティメンバーと比べて「速」が高めなので、1番手になりやすく「切り込み隊長」となることが多い。また「速」以外のステータスもバランスの良い高い水準となる。
攻守ともにオールマイティーのため、あらゆる局面に対応できる万能ペルソナ。しかし本人の影響か、運がすこぶる悪く、状態異常や即死を貰いやすい。
・スサノオ
イザナギの子である「三貴子(イザナギが禊(水浴)で黄泉の汚れを落としたときに最後に生まれ落ちた三柱の神々のこと)」の一柱であり、アマテラスの弟。
”暴風の神”や”武神”ともされる。
詳細はスサノオまで。
『ペルソナ4』において
ジライヤが転生したペルソナ。
「魔術師 MAGICIAN」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
疾風無効/ 火炎耐性/電撃弱点(PS2版では電撃弱点が消滅)
転生したと同時に、電撃魔法の回避率を3倍にするスキル「真・電撃見切り」を習得できる。
・タケハヤスサノオ
正式名称は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。
スサノオの『古事記』での名称。
詳細はスサノオまで。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編で陽介と放課後を過ごすことで、スサノオからさらに転生する。
疾風吸収/ 火炎無効/電撃弱点
転生したと同時に、「味方全体のHPを中回復し、3ターンの間、命中・回避率を上昇させる」新たなスキル「青春の風」を習得できる。
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里中千枝
里中千枝 (さとなか ちえ) 通称:ちえちゃん、肉食獣
声 – 堀江由衣(ほりえ ゆい)
性別:女性
生年月日:1994年7月30日
星座:獅子座
身長:158cm
体重:不明
血液型:B型
職業:八十神高校の2年生
アルカナ:戦車 CHARIOT
専用ペルソナ:トモエ → スズカゴンゲン → ハラエドノオオカミ
使用武器:履物
概要
主人公のクラスメイト(2年2組)で、隣の席に座る元気で明るい少女。
”丸い茶髪のショートヘアー”と”緑色のジャージ”がトレードマークで、学校でもジャージを制服の上から着ており、夏は腰に巻くスタイル。
また、スカートの下は動きやすいよう常にスパッツを履いている。
小・中・高と「稲羽市(いなばし)」で過ごす地元民であり、天城雪子とは幼少時からの幼馴染で「親友」と呼べる仲。
活発で明るく、さっぱりとした男勝りな性格の持ち主で、男女・年代・立場を問わず周囲の人気が高い。
また、正義感も強い。
「悪い奴は大嫌い」と公言しては、”いじめる人間”や”素行の悪い相手”にも毅然(きぜん)と立ち向かったりする。
その一方で短気で考えなしな面があったり、水着を披露した際には赤面したり、「虫」や「幽霊」が大の苦手など年相応の女の子らしい一面も。
勉強は得意ではないが、運動神経が抜群。
「カンフー映画」の大ファンでもあり、日頃から鍛錬を欠かさず、実践的な足技を繰り出すようになるほどの筋金入り。
戦闘中には”ブルース・リー”の言葉を引用したり、足技を使用して戦う。
趣味は食べることで、好物は「肉料理」。
店に入ると「肉料理」しか食べなかったり、好きなお菓子は「肉ガム」というほど肉類が大好きだが、自身の料理の腕は壊滅的。
作中では「マヨナカテレビの噂」を主人公たちに最初に教えたことで、物語が動き出すキッカケを与えた。
「マヨナカテレビ」では男勝りな性格からあまり”女性扱い”されない自分に対してのコンプレックスと、美人でチヤホヤされる親友の雪子に劣等感や一種の妬みを抱いていたことを”自分の影”に暴露される。
しかもそんな雪子から頼られたり、守ったりすることで優越感を抱き、内心では自尊心を保っていたこともバラされ、一度は”自分の影”を否定した。
しかし自身の負の側面を認めたことによりぺルソナを得て、”自称特別捜査隊(特捜隊)”に入ることに。
”特捜隊”においては何気ない一言が物事をいい方向に導き、クセの多い”特捜隊”の中では常識的なので、女子側のツッコミ役に回る事も少なくない。
ペルソナ
・トモエ
ペルソナの由来は、平安時代末期の武将・「源義仲(みなもと の よしなか)」の妾(めかけ)であり、数々の武勲を残した女武将・「巴御前(ともえごぜん)」 。
『平家物語』によれば、巴御前(ともえごぜん)は黒い長髪と色白の美貌を持ち、「弓」や「薙刀」を得意とした一騎当千の強者だったという。
※「源義仲(みなもと の よしなか)」は通称:木曾義仲(きそのよしなか)とも呼ばれ、 「源頼朝(みなもと の よりとも)・義経(ヨシツネ)」の親戚にあたる。
トモエは、”平家打倒(へいけだとう)”を掲げて「信濃(しなの ※現在の長野県)」の木曾(きそ)から挙兵した「源義仲(みなもと の よしなか)」とともに数々の戦場で勝利し、『源平合戦』では平維盛(たいら の これもり)率いる大軍を敗るなど大いに活躍。
※「倶利伽羅峠(くりからとうげ)の戦い」と呼ばれ、1183年に現在の「富山県」と「石川県」の境にある場所で行われた戦い。)
やがて、主君である「義仲(よしなか)」は「平家」によって幽閉されていた時の朝廷の最高権力者・「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」を助け出したりと、その功績から「朝日将軍(旭将軍)」の称号を与えられて、都(京都)へ入京することに。
しかし、「義仲(よしなか)」が権力を持ったとたん「皇位継承」への介入をしたり、指揮系統の乱れから狼藉を働く将兵が相次ぐなど、都(京都)の治安は悪化。
都(京都)における「義仲(よしなか)」の評判はまたたく間に失墜してしまい、「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」とも対立する。
その後、「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」は義仲(よしなか)の仲間達を次々と取り込んだり、話の分かりそうな武将たちを都(京都)に集めだして彼を孤立させる。
「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」としては、あまり友好的な関係になれなかった義仲(よしなか)を切り捨て、意見を聞いてくれる可能性のある「源頼朝(みなもとのよりとも)」や「源義経(みなもとのヨシツネ)」らを仲間に迎えようとしていた。
そして義仲(よしなか)は不信感から「法住寺(ほうじゅうじ)」を襲撃し、「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」を幽閉。
命までは取らなかったが、関係は修復不可能なものとなり、時の権力者となっていた「源頼朝(みなもとのよりとも)」とも対立する。
翌年、「後白河法皇(ごしらかわてんのう)」を人質に取られた「源頼朝(みなもとのよりとも)」は「義仲(よしなか)」を征東大将軍(せいとうだいしょうぐん)に任じるが、同時に「義仲(よしなか)追討」の命を下す。
そして寿永三年(1184年)に、「義仲(よしなか)」は「頼朝(よりとも)」が派遣した「源範頼(みなもと の のりより)・義経(ヨシツネ)軍」と戦って敗れ、近江国粟津ヶ原(おうみこくあわづがはら ※現在の滋賀県大津市あたり)で戦死した。
トモエも共に戦っていたが、義仲(よしなか)に「女であるお前は生き延びろ」と諭され、鎧を捨て信濃(現在の長野県)へと落ち延びたという。
その後は「尼」となり、毎日「義仲(よしなか)」の供養をしたとも、「頼朝(よりとも)」の命で「鎌倉」に召されたとも伝えられている。
『ペルソナ4』において
千枝の初期ペルソナ。
デザインモチーフは「ブルースリー」。
全身黄色いトラックスーツの様な格好をしたムキムキペルソナ。
氷結耐性 / 火炎弱点
物理攻撃系を中心にスキルを修得する物理アタッカーで、序盤で覚える「暴れまくり」と終盤で覚える「ゴッドハンド」が非常に強力。
特に「ゴッドハンド」は、「チャージ」と「タルカジャ」を併用することで、仲間内でも最大級の攻撃力を叩きだす。
・スズカゴンゲン
ペルソナの由来は「伊勢国(いせこく ※現在の三重県)」と「近江国(おうみこく ※現在の滋賀県)」の国境にある「鈴鹿山(すずかやま)」に住んでいたという伝承上の女神・鈴鹿御前(すずかごぜん)のこと。
頭には「金の烏帽子(えぼうし)」、顔には「能面(のうめん)」をつけ、長刀を使って「鈴鹿山(すずかやま)」に住む人々を苦しめる「悪鬼」を退治していたという。
元々は「瀬織津姫(せおりつひめ)」と呼ばれる水の女神とされ、男神説・アマテラスの妻ともされる。
『ペルソナ4』において
トモエが転生したペルソナ。
「戦車 CHARIOT」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
氷結無効 / 火炎弱点(PS2版では火炎弱点が無くなる)
より強力な物理アタッカ-へと成長。
・ハラエドノオオカミ
ペルソナの由来は祓(はらえ ※神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。)を司る神・祓戸大神(はらえどのおおかみ)。
・「瀬織津姫(せおりつひめ)」
・「速開都比売(はやあきつひこ)」
・「気吹戸主(いぶきどぬし)」
・「速佐須良比売(はやさすらひめ)」
の”四神”を指してこう呼ぶこともある。
・瀬織津姫(せおりつひめ)
「もろもろの禍事・罪・穢れ」を川から海へ流す
・速開都比売(はやあきつひこ)
河口や海の底で待ち構えていて、「もろもろの禍事・罪・穢れ」を飲み込む。
・気吹戸主(いぶきどぬし)
速開都比売神(はやあきつひこ)が、「もろもろの禍事・罪・穢れ」を飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ。
・速佐須良比売(はやさすらひめ)
根の国・底の国に持ち込まれた「もろもろの禍事・罪・穢れ」をさすらって失う。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編で千枝と放課後を過ごすことで、スズカゴンゲンからさらに転生する。
氷結吸収/ 光無効/火炎弱点
転生したと同時に、「3ターンの間、味方全体の攻撃力・防御力・命中・回避率を上昇させる」専用スキル「ドラゴンハッスル」を習得。
全体「ヒートライザ」なので、ボス戦で大いに活躍する。
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天城雪子
天城雪子 (あまぎ ゆきこ) 通称:ゆきちゃん、天城越え
声 – 小清水亜美(こしみず あみ)
性別:女性
生年月日:1994年12月8日
星座:射手座
身長:164cm
体重:不明
血液型:O型
職業:八十神高校の2年生
アルカナ:女教皇 EMPRESS
専用ペルソナ:コノハナサクヤ → アマテラス → スメオオミカミ
使用武器:扇
概要
主人公のクラスメイト(2年2組)で、老舗高級旅館「天城屋旅館」の一人娘。
学業の傍ら「家の手伝い」や「女将修行」をこなしており、周囲からは”次期女将”として期待されている。
千枝と同じく稲羽市出身であり、幼少時からの幼馴染で「親友」。
外見は腰まで伸ばした艶のある黒髪ロングの髪型に赤いカーディガンと赤いカチューシャが特徴的な”THE・大和撫子”。
清楚で美しい美貌と品行方正な振る舞いから、告白する男子が後を絶たず、学内外を問わず男子から高い支持を得ている。
しかし恋愛面に関してはかなり鈍感。
告白してきた相手の事を特に考えるでもなくバッサリと次々に切り捨てていくので、攻略不可能という意味から「天城越え」と称された。
(陽介も転校してきた当初にデートのお誘いをしていたが、撃沈した。)
表向きの性格は控えめだが、芯が強くはっきりものを言うタイプ。
また、かなりのマイペースで、天然ボケをかましたり、たまに周囲の話を全く聞いていなかったり、特段面白くもないことで笑いのツボにはまって突然笑い出したりする。
(ツボが一般的に見るとかなりズレている)
学業成績は常にトップクラス。
千枝に勉強を教えるなど頼られているが、”次期女将”として期待されている「料理の腕」に関しては周囲を不安がらせるほど酷い有様。
「オムライス」をテーマにした料理勝負ではなんと一切の味がしないという料理を作り上げ、「不毛な味」・「お麩(ふ)を生でかじったような味」と評されている。
作中では「旅館の跡取り」になるという縛られた人生に息苦しさを感じており、周囲の期待を振り切る勇気が無い自分に代わって誰かに連れ出してほしいという他力本願な願望に陥っていた。
しかもそんな中で飼っていた「籠の中の鳥」に自分の境遇を重ねていたが、ふとした不注意で飛び去られてしまい、鳥が自らの意志で「自由な世界」に羽ばたきだしたことに悔しさを感じていた。
そんな境遇の中で事件に巻き込まれ、「マヨナカテレビ」の世界では”西洋風の大きな城に捕われて、白馬の王子様を待つお姫様”という設定のテンションが高くて非常にワガママな性格である”自らの影”を生み出した。
そこで”自らの影(コンプレックス)”を乗り越えたことでペルソナ能力に目覚め、”自称特別捜査隊(特捜隊)”に加入することに。
”特捜隊”ではその頭の良さから論理的な推理や思考を働かせ、鋭い指摘や洞察力を見せる。
ちなみに雪子の中の人はATLUS常連声優の「小清水亜美」さんで、”リアル雪子”と評されるほど性格が似てる。
ペルソナ
・コノハナサクヤ
ペルソナの由来は『日本神話』に登場する桜の女神・「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)」。
日本の国土に「天孫降臨(てんそんこうりん)」した「邇邇芸命(ににぎのみこと ※アマテラスの孫)」の妻であり、「富士山(ふじさん)」の神様としての側面も持つ。
※「天孫降臨(てんそんこうりん)」は、高天原(たかまがはら)と呼ばれる天上の国から「神」が地上に降臨し、地上を治めるというもの。
「邇邇芸命(ににぎのみこと)」との間には「火照命(ほでりのみこと)」、「火須勢理命(ほすせりのみこと)」、「火遠命(ほおりのみこと)」の三柱を産んだ。
『ペルソナ4』において
雪子の初期ペルソナ。
デザインモチーフは「チアガール」であり、主人公のイザナギとは対を成している。
火炎耐性 / 氷結弱点
火炎属性と回復スキルを習得する。
物理攻撃力が低く、魔法攻撃・補助に特化した性能。
特に魔とSPがメンバー中、最も成長する。
しかしHPと物理耐性が低いので、装備でしっかりと補う必要がある。
・アマテラス
『日本神話』に登場する太陽の女神であり、主神。
皇室の祖神の一柱。
詳細はアマテラスまで。
『ペルソナ4』において
コノハナサクヤが転生したペルソナ。
「女教皇 EMPRESS」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
火炎無効 /雷耐性/ 氷結弱点(PS2版では弱点が亡くなる)
より強力な魔法アタッカ-へと成長。
・スメオオミカミ
皇大御神(すめおおかみ)。
天照大神(あまてらすおおみかみ)に対する”敬称(敬意を表す呼び名)”の一つで、アマテラスのこと。
アマテラスを祀る「伊勢神宮(いせじんぐう)」においては、祭神であるアマテラスに対する”敬称”が幾つか存在し、皇大御神(すめおおかみ)はそのひとつ。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編で雪子と放課後を過ごすことで、アマテラスからさらに転生する。
火炎吸収/電撃無効/氷結弱点
転生したと同時に、「敵全体に火炎属性特大ダメージを与える」専用スキル「華焔」を習得する。
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巽 完二
巽 完二 (たつみ かんじ) 通称:ガチムチ皇帝、オトメン
声 – 関智一(せき ともかず)
性別:男性
生年月日:1996年1月19日
星座:山羊座
身長:183cm
体重:65kg
血液型:A型
職業:八十神高校の1年生
アルカナ:皇帝 EMPEROR
専用ペルソナ:タケミカヅチ → ロクテンマオウ → タケジザイテン
使用武器:鈍器(パイプ椅子や盾など)
概要
主人公の一個下の後輩。
老舗の染物屋「巽屋(たつみや)」の一人息子であり、中学時代に一人で「暴走族」を壊滅させた実績を持つ。
「稲羽市(いなばし)」の地元民であり、家同士で繋がりのあった雪子とは幼少の頃から親交がある幼なじみ。
外見はオールバックの金髪に、鋭い目付きが特徴的なガタイの良い少年。
服装は「ドクロ柄の衣装」を好み、学生服の上着は常に肩から羽織るスタイルを貫く。
「強面」と「ガサツな態度」で周囲から恐れられているが、本来の性格は素直かつ純真で、情に厚く義理堅い。
動物や子供には優しく、尊敬できる場合は年上も敬うことができ、普段は主人公達に敬語を使う。
(怒ったり感情が昂るとタメ口で暴言を吐く。)
出席日数はギリギリで、成績も悪いが、手先が器用なのとその恵まれた体格から「体育」や「家庭科」などの実技科目は得意。
特に「裁縫」に関しては自作した縫い物に商品価値がつくほどのハイクオリティで、「料理」も得意と意外とハイスペックである。
しかも中学時代に「実家近辺」を暴れまわっていた「暴走族」を一人で壊滅させているので、腕っ節ももちろん大変強い。
(この「暴走族壊滅事件」は騒音で母親が眠れないといった理由から来たもので、完二の優しさから。)
その風貌からは全く想像できないが、実は「裁縫」や「編み物」が趣味。
かわいいもの(モノ・動物問わず)が大好きだったが、小学生時代にその趣味を周囲の人間(特に女子)にからかわれたことが原因で「不良」の道へすすむことになった。
作中では、そんな相反する内面にどう折り合いをつけていくか葛藤していたころに「マヨナカテレビ」の事件に巻き込まれることとなる。
「マヨナカテレビ」の世界では、まるで「同性愛者(ゲイ)」のような口調で話し、赤ら顔でふんどし一丁という衝撃的な恰好をした”自らの影”を生み出した。
このようになった理由は小学生時代の経験から来る”内面と外面の不一致”に対する悩みや”女性への苦手意識”に加え、「男」を装っていた白鐘 直斗を意識してしまったことで自身に「同性愛者疑惑」を持ち始めてしまった結果であり、本人は決して「同性愛者(ゲイ)」ではない。
(おそらく)
そして”自らの影”を乗り越えて、ペルソナ能力を得ると、”自称特別捜査隊(特捜隊)”に加入することに。
頭はそんなに良くないので、”特捜隊”において推理などはからっきし。
ただし戦闘面においては大いに活躍する。
ちなみに普段の完二とは全く違うキャラクターへと変貌した”完二の影”の強烈極まる演技はファンの間では度々語り草になっている。
(声優は関智一(せき ともかず)さん)
ペルソナ
・タケミカヅチ
ペルソナの由来は『日本神話』に登場する”雷”と”剣”の神・建御雷神(たけみかづち)。
イザナギによって殺された炎神・火之迦具土(ヒノカグツチ)の血から生まれた。
詳細はタケミカヅチまで
『ペルソナ4』において
完二の初期ペルソナ。
”特別捜査隊”のペルソナの中では最大の巨躯を誇る。
雷耐性 / 疾風弱点
雷属性と物理スキルを習得し、体力と物理攻撃力が高いが、SPは低い。
SPを多く消費する強力な技を使う割には、SP量の伸びが良くない為、燃費が悪いペルソナ。
しかし、レベル70を超えると、怒涛の勢いでステータスが成長することから、「大器晩成型」のペルソナとして扱われている。
・ロクテンマオウ
ペルソナの由来は、「仏教」に登場する「欲界六天(よっかいろくてん ※欲望に捉われた世界)」の最上位「他化自在天(たけじざいてん)」の支配者である第六天魔王波旬(だいろくてんまおうはじゅん)。
「ヒンドゥー教」においては、破壊神・シヴァと同一視される。
ちなみに本来「魔王」とは、「仏教用語」。
戦国時代の覇王・「織田信長(おだ のぶなが)」が第六天魔王(だいろくてんまおう)を自称したことで有名。
『ペルソナ4』において
タケミカヅチが転生したペルソナ。
「皇帝 EMPEROR」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
見た目は信長のイメージがややでてる。(ヒゲとか)
雷無効 / 疾風弱点(PS2版では弱点が亡くなる)
より強力なペルソナへと成長。
・タケジザイテン
「仏教」の世界において、生死を繰り返しながら輪廻する世界を三つに分けた三界(欲界・色界・無色界の三つの世界のこと)の最下層である欲界(欲望にとらわれ、淫欲と食欲がある衆生が住む世)の最高位「他化自在天(たけじざいてん)」のこと。
ここに生まれた者は、あらゆる欲望を自由に受けて楽しんだり、快楽とすることができるという。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編で完二と放課後を過ごすことで、ロクテンマオウからさらに転生する。
雷吸収/物理耐性/疾風弱点
転生したと同時に、「敵全体を中確率で気絶状態にする」専用スキル「漢の花道」を習得する。
このペルソナを獲得する頃には、あってもなくてもよいスキルで、三段階目の転生で習得する専用スキルの中では最も使わない。
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久慈川 りせ
久慈川 りせ (くじかわ りせ) 通称:りせちー
声 – 釘宮理恵(くぎみや りえ)
性別:女性
生年月日:1995年6月1日
星座:双子座
身長:155cm(芸能活動休止時のプロフィールによる)
体重:41kg(芸能活動休止時のプロフィールによる)
血液型:AB型
職業:八十神高校の1年生
アルカナ:恋愛 LOVERS
専用ペルソナ:ヒミコ → カンゼオン → コウゼオン
使用武器:なし
概要
主人公の1個下で、7月中旬に「八十神高校」に転校してきた後輩。
彗星の如く芸能界デビューを果たし、CMにも出演する人気絶頂の準トップアイドルだったが、突然「芸能活動」を停止して父方の実家がある稲羽市に引っ越してくる。
実家は稲羽市の商店街にある「丸久豆腐店(まるきゅうとうふてん)」。
外見は茶髪のツインテールが特徴的なスレンダーな美少女。
セーラー服の中にタートルネックを着込んでおり、足には黒いニーソックスを履いている。
性格は明るく感情豊かで、天真爛漫。
他人の喜怒哀楽も敏感に察知する高い感受性と優しい心を持ち、感極まる場面では人目を気にせずに泣き出してしまうこともある。(ウソ泣きするときもアリ)
また、どこかドライで落ち着いた発言をすることもあり、それはアイドルデビュー前にイジメを受けた経験と、「芸能界」でただならぬ苦労をしてきた経験から。
その経験から「場の空気を読む力」に優れていて、自然とその場、その人にあった発言や行動ができる。
本人曰く「暗記は得意」らしいが、勉強は出来る方ではなく、夏休みには完二と共に補習を受けている。
(芸能活動をしていたことに加え、転校してきてわずか一週間でいきなり「期末試験」という状況もあるが)
また、辛い料理が好みで、料理を作る際にはやたらと辛い味付けをする。
オムライスを作ったときには、試食した雪子が声もなく一撃で気絶するほど強烈で、なぜか赤く溶岩のように辛いらしい。ちなみに、ドラマCDでは「チョコレート」に「ハバネロ」と「ドリアン」を入れようとまでしていた。
本人曰く「テンションが落ち目な時に辛い物を食べるとやる気が回復できる。」らしいが、相当な味音痴なので、料理の腕は絶望的…。
その他にも「怪談」が苦手。その手の話は聞きたくないそう。
幼少の頃は地味でおとなしい性格で、アイドルを志した決定的な理由も「今の自分を変えることが出来れば」という思いがあったことからというもの。
そして両親が一方的に送ったオーディションに受かったことでアイドルデビューを果たすが、それが結果として「誰も本当の自分を見てくれない」という新たな苦悩を生み出してしまうことに。
作中では、そんな状態でアイドルを続けているうちに精神的疲労がピークに達してしまい「芸能活動」を休止。
稲羽市に戻ってきた頃は「アイドル・りせちー」とは程遠い暗い雰囲気を醸し出していた。
その後「マヨナカテレビ」の事件に巻き込まれ、ストリップ+ポールダンスというエロティックな”自らの影”や異世界を生み出すことに。
そして主人公たちに救出されると「ペルソナ能力」に目覚め、”自称特別捜査隊(通称:特捜隊)”へ加入する。
救出されて以降は主人公に熱烈な好意を抱き、空気をあえて読まずに主人公に平然とべったりとしようとしたり、積極的に恋のアピールを行うようになった。
(千枝からは「甘え上手の後輩」と危険視されている。)
ただし完二とは同年代という事もあって、彼を「バ完二」呼ばわりしたりと”特捜隊”メンバーの中では彼に対して最も容赦が無い。
”特捜隊”メンバーとしては唯一直接戦闘は行わないが、ダンジョン探索や戦闘におけるナビゲーション(弱点の把握)、戦闘支援(HP、SP回復、ステータス強化など)などでパーティメンバーを後方支援を行う。
ちなみに中の人である「釘宮理恵」さんはツンデレキャラを演じることで有名なのだが、りせは最初からデレデレキャラである。
あ~あぁ~追記するのも~修正するのも~
だいちんには無理!キライ!しんどすぎ!
ペルソナ
・ヒミコ
ペルソナの由来は、「邪馬台国(やまたいこく)」を占いで統治していたという女王・卑弥呼(ひみこ)のこと。
※「邪馬台国(やまたいこく)」は、”弥生時代”の日本に実在した国。
国といっても昔は日本列島に様々な国があったので、現在でいえば都道府県の1県程度の大きさと推測される。
未だに場所は不明らしい。
日本の歴史の中で最も古い女王とされ、常に宮殿の奥で「鬼道(きどう)」と呼ばれる「占い」を使って国の方針を決め、「弟」がその占いの結果を実行して国を統治していた。
ちなみに生涯「夫」をもたず、「弟」だけにしか姿を見せなかったという。
また、中国の「三国時代(日本では弥生時代)」において卑弥呼(ひみこ)は日本でいち早く「魏(当時の中国の国のひとつ)」に使者を送り、中国と初めて交流したことで知られている。
そのため「魏」の皇帝から「親魏倭王(しんぎわおう)」の称号を授かったことが文献に残されている。
長く「邪馬台国(やまたいこく)」を統治したが、その最期は対立する「狗奴国(くぬのくに)」との戦いの最中で亡くなたっとされ、没年は推定70歳以上。
当時では考えられないほど長生きであった。
しかし卑弥呼(ひみこ)の存在は「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」という「三国時代の中国」の文献にしか登場せず、実は日本の史料には「卑弥呼」の記録は無い。
そのため本当に「卑弥呼(ひみこ)という人物がいた」という確証は殆どないとされる。
『ペルソナ4』において
りせの初期ペルソナ。
頭部がパラポラアンテナとなった白いワンピースを纏う女性のような姿で、「ヘッドマウント式ディスプレイ」を持っている。
ちなみにこの「ヘッドマウント式ディスプレイ」を装着することでりせは支援を行っている。
サポート、バックアップ、伝達を専門とするペルソナであり、戦闘は行わない。
ダンジョン内でのシャドウや宝箱の位置の特定、また仲間同士の通信や被害者の捜索をサポートしてくれる。
戦闘時にはステータス上昇スキルによる支援や回復、アナライズによる弱点看破もしてくれるなど、とても頼れる存在。
・カンゼオン
ぺルソナの由来は「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」。
「仏教」における神格「菩薩(ぼさつ)」の一尊で、慈悲の部門を司る仏。自由自在に姿を変身しては迷える全ての人々を救うとされている。
日本では広く信仰され、通称で「かんのんさま」と呼ばれることが多い。
蓮華(れんげ)や水瓶(すいびょう)を持ち、女性的な微笑を浮かべた姿から女性ではないかと思われがちだが、性別を超えた存在。
「女性」には「女性の姿」、「男性」には「男性の姿」になるなど、相手に応じて姿を変え、「説法」や「慈悲」を行うという。
ちなみに、その源流は『インド神話』のヴィシュヌの妃神たるラクシュミとされている。
『ペルソナ4』において
ヒミコ が転生したペルソナ。
「恋愛 LOVERS」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
さらに強力なサポートスキルを習得する。
・コウゼオン
ペルソナの由来は「光世音菩薩(こうぜおんぼさつ)」。
上記の「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」の最も古い呼び名のこと。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編でりせと放課後を過ごすことで、カンゼオンからさらに転生する。
転生時に、敵が持っているスキルに攻撃した事のない属性(弱点なのか耐性持ちなのか)を確認する事ができるようになる専用スキル「フル・アナライズ」を習得。
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クマ
クマ 通称:クマ吉、熊田
声 – 山口勝平(やまぐち かっぺい)
性別:おそらく男性
生年月日:不明
星座:不明
身長:130cm(人間Ver:170cm)
体重:不明(人間Ver:55kg)
血液型:不明
職業:不明
アルカナ:星 STAR
専用ペルソナ:キントキドウジ → カムイ → カムイモシリ
使用武器:爪
概要
「マヨナカテレビ」の存在を知った主人公たちが、テレビの中の世界で最初に出会った”生き物かどうかも定かでない謎の存在”。
稲羽市で起こった「連続殺人事件」が原因で、テレビの世界にいるシャドウの動きが活発になって平穏に暮らせなくなってしまっていた。
そんな時にペルソナ能力を使える主人公たちがシャドウを撃退しているところを発見し、異変を解決して平穏に暮らせるようにするため主人公たちに協力することになる。
そして、その中で「自分は何者なのか」という疑問を持ち始めることに…。
性格は普段からとぼけた言動が多く、決定的に緊張感に欠けるマイペース。
また、「ダジャレ」と「女好き」で、周りの空気を読まないことも多い明るいムードメーカー。
そのため『ペルソナ4』におけるマスコットキャラクター的存在となっている。
ペルソナ
・キントキドウジ
ペルソナの由来は、「頼光四天王(よりともしてんのう)」の一角に数えられた「坂田金時(さかたきんとき)」の幼少時代の名である「金時童子(キントキドウジ)」。
いわゆる、昔話や童話に登場する「まさかり担いだ金太郎」のこと。
天暦10年(956年)5月に誕生し、幼少時は「足柄山(あしがらやま)」で熊と相撲をとったり、母に孝行する元気で優しい子供に育ったという。
※「足柄山(あしがらやま)」は「神奈川県」と、「静岡県」の境目にある「金時山(きんときざん)」の北方に連なる山の呼称。
天延4年3月21日(976年4月28日 20歳ごろ)に、「足柄峠(あしがらとうげ)」にさしかかった源頼光(みなもと の よりみつ)と出会い、その”怪力”を認められて家来となる。
その時に名前も「坂田金時(さかた きんとき)」と改名し、京にのぼって「頼光四天王(よりともしてんのう)」の一人となった。
後に、都において婦女や財宝を奪ったりする鬼の頭目・「酒呑童子(しゅてんどうじ)」を、「源頼光(みなもと の よりみつ)」と共に退治したという。
『ペルソナ4』において
クマの初期ペルソナ。
胸に元素記号で「金」を意味する「Au」のマークがついたまん丸の胴体に、持っているミサイルはアメリカ軍が用いる「トマホークミサイル」といったデザイン。
※「トマホーク」とはネイティブアメリカンが使っていた斧のこと。
金太郎の鉞(まさかり)をイメージしてミサイルをつけたらしい。
氷結耐性 /電撃弱点
氷結属性の魔法や、回復、補助魔法を習得。
オールマイティにスキルを習得するが、器用貧乏になりがち。
氷結魔法も千枝がいるので、あまり出番がないという、残念なペルソナクマ…
・カムイ
ペルソナの由来は、「アイヌ語」で神格を有する高位の霊的存在であるカムイのこと。
言葉としては日本語の「神(カミ)」に由来すると考えられているが、微妙にニュアンスが異なり、「霊」や「自然」といったものが多い。
例としてカムイには
・「動植物」
・「山」
・「川」
・「海」
・「太陽」
・「月」
・「火」
・「水」
・「道具類」
等に宿るという。
『ペルソナ4』において
キントキドウジが転生したペルソナ。
「星 STAR」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
尻のミサイルは、イスラエル軍が用いる弾道ミサイル迎撃ミサイル「アロー」らしい。
疾風・闇耐性/氷結無効/電撃弱点(PS2版では弱点が無くなる)
さらに強力なスキルを習得するが、やっぱり出番はあまりない…( ;∀;)
・カムイモシリ
ペルソナの由来はアイヌ語で「神々の住まう地」という意味であるカムイモシリ。
「アイヌの世界観」には、人びとが暮らす世界とカムイの世界とのつながり、そしてアイヌ人である自分たちはその循環の中を生きているという思想が反映されているという。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編でクマと放課後を過ごすことで、カムイからさらに転生する。
疾風・闇無効/氷結吸収/電撃弱点
転生時に、”何が起こるかわからない”という専用スキル「カムカムミラクル」を習得。
効果一覧
・味方全体のHPとSPを最大値まで回復
・味方全体をダウン状態にする
・敵全体を戦闘不能以外の状態異常にする
・敵味方全体のHPとSPを回復する
・敵味方全体をダウン状態にする
・敵味方全体を戦闘不能以外の状態異常にする
・敵全体のHPとSPを回復する
・敵全体をダウン状態にする
・何も起きない
お遊び要素的スキルで、ただでさえ戦闘に使用しないクマが決定的な控えメンバーとなる。
(クマらしいといえば、クマらしいが(笑))
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白鐘 直斗
白鐘 直斗 (しろがね なおと) 通称:探偵王子
声 – 朴璐美(ぱく ろみ)
性別:女性
生年月日:1995年4月27日
星座:牡牛座
身長:152cm
体重:不明
血液型:B型
職業:八十神高校の1年生
アルカナ:運命 FORTUNE
専用ペルソナ:スクナヒコナ → ヤマトタケル → ヤマトスメラミコト → アマツミカボシ(小説版のみ)
使用武器:銃
概要
2学期から転校してきた主人公の一つ下の後輩で、名探偵一族・「白鐘家(しろがねけ)」五代目である現役の探偵。
連続殺人事件の「特別捜査協力員(とくべつそうさきょうりょくいん)」として都会の県警本部から要請を受けて「稲羽市の警察組織」に派遣されてきた。
外見は小柄で、美形かつ中性的な容姿にショートヘアという少年のような姿。
しかし、性別は女性。一人称は「僕」。
常に被っている帽子がトレードマーク。
メディアでも知られた人物で、世間では「探偵王子」という愛称がつけられるなど結構な有名人。
また、学校でも男女を問わず人気を集めており、特に女子に人気が高い。
洞察力に優れ、頭脳明晰かつ頭の回転も速いが、生真面目で頑固のため融通が効かない性格。
しかも自分が興味を示す事柄以外には基本的に無関心。
そのため無用なコミュニケーション・干渉を極端に嫌うのだが、根は寂しがり屋というツンデレタイプである。
非常に手先が器用で、幼いころからおもちゃを改造して色々な探偵グッズや秘密基地を作ったりしていた。
そのためか周りから浮いてしまって友達がおらず、祖父のコレクションの推理小説などを読んで過ごしていたため、運動はあまり得意ではないかなりの「お爺ちゃん子」。
また、オタク女子な面があり、「魔女探偵ラブリーン」や「不死鳥戦隊ネオフェザーマン」などにも実は通じている。
料理は『ペルソナ4』女性陣の中で唯一まともにできる。
作中では連続殺人事件の「犯人」を捕まえたと勘違いした警察が捜査を打ち切る方向に動いていたなか、「犯人」が「模倣犯(もほうはん)」と見抜いて上層部に捜査継続を訴えた。
しかし対立して捜査から外されてしまったことがきっかけで、自らが囮となって真犯人を捕まえようとし、真犯人により「マヨナカテレビ」に落とされることに。
「マヨナカテレビ」の世界では”秘密基地のような空間”と”自己存在の変革を望むサイボーグ”という自分の理想と現実のギャップである”自身の影”を生み出した。
実は自分の能力が求められながらも警察に「単なる事件解決のための便利屋」としか認識されない寂しさと、「自分が未成年であり、変えがたい”性別”という現実」から、「誰にも認められるカッコいい大人の”男”になりたい」という願望があった。
そこで主人公達に救出されると、ペルソナ能力に目覚め、”自称特別捜査隊(通称:特捜隊)”へ加入する。
”特捜隊”では「探偵」という名に恥じぬ推理を担当し、彼女の協力のお陰で捜査が更なる進展を遂げた。
また、「白鐘家(しろがねけ)」が持つ警察とのコネクションを利用して主人公達だけでは気づかなかった部分や実現できなかったような捜査にまで協力してくれる有能っぷりを見せる。
同い年である完二とは仲が良い模様…。
「隠れ巨乳」に、「僕っ子」+「探偵」という様々な属性を持つため、熱狂的なファンが少なくない。
ペルソナ
・スクナヒコナ
ペルソナの由来は、『日本神話』に登場する少名毘古那神(すくなびこなのかみ)。
その姿はとても小柄だが、豊かな知識や技術を備え、腕力ではなく持ち前の知識力で様々な困難を見事に克服していったという。
また、医薬・酒・温泉などに関わることから「酒造りの神」や、「温泉の神」としての側面を持つ。
詳細はスクナヒコナへ。
『ペルソナ4』において
直斗の初期ペルソナ。
背中に蛾の羽のようなものが生えた少年のような姿で、手にはビームサーベルのような剣を持っている。
光・闇耐性
仲間のペルソナで最も速が早く、陽介すらもスピードを上回る。また光・闇に耐性を持ち、弱点がない。
さらに物理・光・闇・万能属性スキルを習得するなど、オールラウンダー。唯一の欠点は魔法スキルが軒並み高コストで燃費がかなり悪いこと。
・ヤマトタケル
ペルソナの由来は、記紀(『古事記』と『日本書紀』との総称)などに伝わる古代日本の”皇族”であるヤマトタケル。
『古事記』では主に「倭建命(やまとたけるのみこと)」、『日本書紀』では主に「日本武尊(やまとたけるのみこと)」と表記される。
現在では、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の用字が適用されることが多い。
第12代・景行天皇(けいこうてんのう)の子で第14代・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の父親。
幼少から「武芸」に秀で、”怪力無双”で知られていた。
また、「直感」や「知恵」も冴えており、成人前は”美少女”に変装できるほどの”美男子”でもあったらしい。
ちなみに、『古事記』に記載されているクマソタケル(古代日本の豪族)を討伐する逸話の中には、”女装”して寝室に忍び込むという記述がある。
やがて父の命によって「征西事業」を任され、「九州・中国」地方を平定。さらにすぐさま「東国」の平定へ向かい、見事これを達成した。(当時の日本の大部分を平定した。)
スサノオと並ぶ古代の”大英雄”の一人とされ、現在では大阪の堺にある「大鳥大社(おおとりたいしゃ)」に”祭神”として祀られている。
『ペルソナ4』において
ヤマトタケルが転生したペルソナ。
「運命 FORTUNE」のコミュニティランクをMAXにすると転生する。
火炎耐性/光・闇無効
火炎耐性が加わり、パワーアップ。
・ヤマトスメラミコト
ヤマトタケルの古い呼び方で、ヤマトタケルのこと。
名前の一部である「スメラミコト」は「天皇」という意味で、昔の呼び方であったりする。
(ヤマト天皇ってこと)
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』でのみ登場。
新たに追加された3学期編で直斗と放課後を過ごすことで、ヤマトタケルからさらに転生する。
火炎無効/光・闇反射
転生時に、”味方全体にあらゆるダメージを一度だけ無効化するバリアを張る”という専用スキル「正義の盾」を習得。
強敵ボス戦において大いに活躍する。
・アマツミカボシ
ペルソナの由来は、『日本神話』に登場する星の神であるが、”悪神”と明記される「天津甕星(アマツミカボシ)」。
以下エピソード
フツヌシとタケミカヅチは「葦原中国(あしはらのなかつくに ※地上のこと)」に住まう鬼神等をことごとく平定し、草木や石までも平らげたが、星の神であるアマツミカボシだけは服従しなかったという。
そんなアマツミカボシを服従させるために、『日本神話』でも最強クラスの武闘派である二人の神は闘ったが、なんと勝てなかった。(文献によっては倒しているとも)
そこで彼らは「倭文神(シトリガミ)」・「建葉槌命(タケハツチノミコト)」を遣わして懐柔し、「葦原中国(あしはらのなかつくに)」を平定させたという。
『ペルソナ4』において
『ペルソナ4』のスピンオフ作品である小説『ペルソナ×探偵NAOTO』のみ登場。
舞台は『ペルソナ4』から約一年後。
奇怪な失踪事件への捜査協力を依頼され、新たな舞台「八意市」を訪れる成長した直斗の活躍を描く公式ストーリー。
直斗がロン毛になっている。
作中では「精神的な成長が原因」と推測されている。
能力は、他者のペルソナの能力を調律し、パワーアップ(パワーダウン)させることができる「アビリティ・チューン」。
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イゴール
イゴール
声 – 田の中勇(たのなか ゆう)
性別:男性
生年月日:不明
星座:不明
身長:不明
体重:不明
血液型: 不明
職業:ベルベットルームの管理者
概要
「ペルソナの合体」を行う「ベルベットルームの管理者」。
主人公を「客人」としてもてなし、丁寧な口調で「ペルソナ」に関しての情報や「シナリオ」の進行を促す役目を担っている。
『ペルソナ』シリーズのほとんどに登場するキャラクターであり、ストーリーテラー的存在。
外見は「長い鼻」に、黒目の小さい「血走ったギョロ目」が特徴的なひょろっとした白髪の老人。
本来は”意識と無意識の狭間の主”たるフィレモンにより生み出された被造物で、主の命に従って「ペルソナ使い」をサポートしていたに過ぎなかった。
しかし、長きに渡って数多の「ペルソナ使い」達と関わり続けていく内に”自己”に目覚め、主の元を離れ自主的に「ベルベットルームの主」として生きて行く事を望む。
また、彼が「ベルベットルームの主」をしている理由は、
”人の魂のありよう、命の答えを知る事により自分の出すべき答え”
を探しているとのこと。
ちなみに今作『ペルソナ4』の「ベルベットルーム」は「リムジン」。
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マーガレット
マーガレット
声 – 大原さやか(おおはら さやか)
性別:女性
生年月日:不明
星座:不明
身長:170cm
体重:不明
血液型: 不明
職業:ベルベットルームの住人
アルカナ: 女帝(ワイルド) EMPRESS
使用武器:本
概要
イゴールの助手を務める「ベルベットルームの住人」。
ウェーブのかかった「銀髪の長髪」を後ろでまとめ、「群青色の女性用スーツ」に身を包んだ有能な「クールビューティ美女」。
常に「冷静」かつ「ミステリアス」な雰囲気で、大人の余裕を漂わせた落ち着いた口調で話す。
しかし、かなりの天然ボケをかますなどお茶目なところもある。
主人公に様々な依頼の提示やペルソナ全書によるペルソナの販売等を受け持っており、「女帝 EMPRESS」コミュも担当。
また、同じ「ベルベットルーム」の住人であるエリザベス・テオドアの姉であり、長女にあたる。
彼女によると兄妹の中で実力は”最強”らしく、そのため前作『ペルソナ3』のエリザベス同様、隠しボスとして戦うことができる。
もちろん、必殺スキルは9999ダメージのメギドラオン。
「戦いの熱と緊張感が、体を満たしていく…さあ、始めましょう。私を失望させないでちょうだい!」
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マリー
マリー
声 – 花澤香菜(はなざわ かな)
性別:女性
生年月日:不明
星座:不明
身長:不明
体重:不明
血液型: 不明
職業:ベルベットルームの住人見習い
アルカナ: 永劫 AEON
概要
『ペルソナ4ザ・ゴールデン』で新たに登場したキャラクターで、「ベルベットルームの住人見習い」である少女。
外を放浪している最中に、たまたま「ベルベットルーム」にたどり着き、とりあえず「住人見習い」として生活しているという。
また、部屋に訪れるまでの一切の記憶を失っていて、マリーという名前も住人見習いとして与えられたもの。
そのため、作中では現実世界で主人公達と交流を図り、自分が何者であるかを思い出そうとしていく。
外見はセミロングの髪型にスレンダーな体型。
服装は青い帽子にノースリーブのシャツ、チェックのスカート、しましまニーソとゴスパンク系のファッションが特徴的。
性格は無愛想で移り気。また強気で、感情の起伏が顔に出易く、少し感情的になると「ばかきらいさいてーさいあく」というように棒読みでまくし立てる事もあるなど子供っぽい性格をしている。
非常に独特なセンスの持ち主で、かなり”イタい”「ポエム」を作るのが趣味。
「ベルベットルーム」を訪れると「ポエム」を拾う事があり、フルボイスで流れる「ポエム」はプレイヤーが爆笑するか、ドン引きするかといった内容である。(笑)
また、「ベルベットルーム」の住人見習いということもあり、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』で追加された新要素・「スキルカード」を管理していている。
ダンジョンなどで手に入れた「スキルカード」を彼女に渡せば「スキルカードの複製」を行ってくれる。(有料)
はたして彼女はいったい何者なのだろうか…?
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堂島 菜々子
堂島 菜々子(どうじま ななこ) 通称:ナナコ、天使
声 – 神田朱未(かんだ あけみ)
性別:女性
生年月日:2004年10月4日
星座:天秤座
身長:122cm
体重:21kg
血液型: O型
職業:小学生
アルカナ: 正義 JUSTICE
概要
居候先である「堂島家」の一人娘であり、主人公の従妹(いとこ)
※主人公の母親の弟の娘。
「小学1年生」ながら、仕事に振り回される父親の代わりに炊事・洗濯・掃除・買い物を一手に引き受けているしっかり者。
外見は「ツインテール」が特徴的な可愛らしい少女で、最初は主人公に対してやや距離をとっていたものの、次第に「お兄ちゃん」と慕って懐いてくれる。(超絶可愛い)
”特捜隊”のメンバーも慕っており、特にりせは以前よりファンだったことから憧れていて、クマとは遊び友達となった。
やや内気な性格だが、純粋で優しい性格。
また、幼いながらも相手を傷つけない大人顔負けの気遣いと屈託のない無垢な笑顔で、作中の人物のみならず数々のプレイヤーたちをファンにさせた。(通称:ナナコン)
実は本編から1年前に母親を亡くしており、決して表面には出さないが、幼さゆえに母親への想いは未だ強く、それゆえに孤独を恐れる寂しがり屋な部分を隠し持っている。(この健気さがさらにファンを増やす…)
大好きなものは「ジュネス」で、大型連休で旅行に行くとなればわざわざ近場の「ジュネス」に行きたがったり、CMソングが流れれば一緒になって歌い出すほど好き。
主人公が最も愛する御方で、ストーリー的に続編にあたる『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』においてのリングネームでは”鋼のシスコン番長”と呼ばれた。
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