ペルソナ5

よかろう…覚悟、聞き届けたり。
契約だ。我は汝、汝は我…

己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者よ！
その怒り、我が名と共に解き放て！

たとえ地獄に繋がれようと全てを己で見定める、強き意志の力を！

「ペルソナ」のモデルは、フランスの小説家・「モーリス・ルブラン」が1905年に発表した「推理・冒険小説」の主人公であるアルセーヌ・ルパン。

（「ルパン三世」のおじいちゃん。）

彼は”変装の名人”で、「貴族」や「金持ち」の邸宅に侵入しては「宝石」や「美術品」、「貴重な家具」などを次々と盗んでいく「大胆不敵な大泥棒」として作中で活躍する。

ちなみに「変装」といっても「化粧」や「服装」を替えたりするぐらいのもので、「ルパン三世」みたいに誰が見ても分からないような完璧な変装をするわけではない。

最も突出しているのは、「しぐさ」や「歩き方」、「表情」や「話し方」を変えるといった”演技力”で、その演技で数々の人間をだました。

その他にも

・「高い身体能力」
・「素早い判断力」
・「数々の”格闘技”や”武術”に精通」
・「当時の最新の技術である「自動車」などを使いこなす」
・「脱獄の名人」

など、さまざまな「技術」を持つ彼だが、その最大の強みはどんな状況でも諦めない「不屈の精神力」である。

また、「犯罪者」ではあるが、善良な者を助ける「義賊（ぎぞく）」の性格もあわせ持っており、虐げられた女性や子供に「盗んだ財宝」を分け与え、それを売って生活できるように助ける一面がある。

その「紳士的な一面」から、世間では別名・「怪盗紳士（かいとうしんし）」と呼ばれ、庶民からは愛されていた。

さらに「恋多き男」でもあり、作中では多くの「女性」に惚れ、彼も「多くの女性」を虜にしている。

そのせいで「浮気者」というイメージが強いが、実は作中に描写される限りでは「浮気」はしていない。

彼と深い仲となった「女性」の多くは、様々な事情で「短命」であったため、結果的に多くの「女性」と「恋愛」をしているだけで一途な男。

ちなみに作中では「泥棒」だけでなく、推理力の高さから「探偵」を務めることがある。

『ペルソナ5』において

主人公の初期ペルソナ。

呪怨　耐性/氷結・祝福　弱点

特性は、包囲された時にクリティカル攻撃を与える確率が自動的に上昇する「逆境の覚悟」。

「物理」や「呪怨」スキルを習得し、そのデザインから人気は高いが「初期ペルソナ」なので弱い。

しかも「ベルベットルーム」の「合体チュートリアル」では容赦なく「ギロチン刑」に処されてアガシオンにされてしまう。

だが、前作『ペルソナ4』のイザナギ同様「アルセーヌを使いたい」という「愛好家」たちは、地道な「育成」に励んで思い思いのアルセーヌを生み出していたという。

サタナエルを参照。

『ペルソナ5』において

大いなるネタバレになるので、ご自身でお確かめください。

怪盗紳士・アルセーヌ・ルパンの本名。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。
追加DLC（ダウンロードコンテンツ）として300円で販売された主人公専用ペルソナ。

呪怨　無効/祝福　弱点

デザインはカッコイイが、そんなに強くない。

随分と待たせたものよ。
力が要るんだろう？ならば契約だ。
どうせ消しえぬ汚名なら、旗に掲げてひと暴れ…
お前の中の『もう一人のお前』が、そう望んでいる。

我は汝、汝は我…覚悟して背負え…

これよりは、反逆のドクロが貴様の旗だ！

ペルソナのモデルは、世界で最も有名な海賊の一人であり、中世ヨーロッパで活躍した海賊・ウィリアム・キッドのこと。

通称：キャプテン・キッド。

1645年～1701年5月23日没。

生涯

キャプテン・キッド（ウィリアム・キッド）は、1645年にスコットランド（イギリス）で生まれ育ち、アメリカへ渡って商売をはじめ、何不自由なく暮らしていた。

そんな商売人であったキッドだが、あるとき顧客から「私掠船（しりゃくせん）」をやらないかと唆され、多くの「貴族」から出資を受けて「イギリス」から「私掠船」としての活動の許可をとる。

※「私掠船（しりゃくせん）」とは、国王から免許を受け、敵国の船を攻撃して略奪する権利を認められた船のこと。

そして、西インド諸島で「アドベンチャー・ギャリ－号」という、36門の大砲を備えた高火力の「私掠船」を譲り受け、船長として「フランス船」や「海賊」から金品を強奪する活動を行って名をあげた。

しかし収益が次第に悪くなると、欲を掻いたキッドは「英国船で無ければ何でもいい」と勝手に解釈。

目に余る「強奪」を積み重ねていく。

そして1697年に、「船員」と口論になったキッドは鉄で補強されたバケツでその「船員」を殴り殺し、とうとう「お尋ね者」となる。

この事件を機に「私掠船（しりゃくせん）」の権利は剥奪され、キッドは単なる「海賊」に成り下がり、本格的に「海賊行為」を行っていく。

だが「海賊」となったものの部下は命令を聞かず、戦闘になれば我先に投降。

キッドの元には100名を超える船員がいたが、1年程で18人の船員となった。

このままでは「イギリス」に捕まることを恐れたキッドは危機感から「アメリカ」まで逃亡することにした。

しかし、アメリカ沖に着いた途端に一味は「米軍」に捕縛され、裁判を受けて”5つの海賊行為”と”殺人の罪”で「死刑勧告」を受ける。

そして「イギリス」に引き渡されたキッドは「絞首刑」にされ死亡。

死体は「海賊」を志す者に対する警告として、”海賊を志したものの末路”と書いた立札と共に数年間「テムズ川」に晒された。

（腐らないように「タール漬け」にされたとという。）

なぜこの様な男が「海賊の代名詞」の如く伝わってるのかと言うと、実は処刑される直前にキッドが「ある場所に莫大な財宝を隠している」と言い残し、これが原因でキッドの宝を目指す「トレジャーハンター」や「海賊」が大量に続出したからである。

そして時代が経つと、その逸話を元におおげさな「伝説」や「小説」が生み出されたことによって世界的に有名になり、現在でも語り継がれる海賊の一人となったという。

『ペルソナ5』において

竜司の初期ペルソナ。

スカルヘッドにコートと三角帽を被り、大口径銃の義肢を持つデザイン。

砲門がずらりと並ぶ巨大な黒船に載った姿が特徴的。

電撃　耐性/疾風　弱点

特性は、味方の物理攻撃の攻撃力が稀に40%上昇する「荒ぶる気性」。

主に電撃系のスキルを使い、物理攻撃スキルも多く習得する。
中盤以降は物理攻撃要員として大いに活躍する。

いわゆる「孫悟空」のこと。

セイテンタイセイを参照。

『ペルソナ5』において

竜司の専用ペルソナ。

火炎　耐性/電撃　無効/疾風　弱点

火炎耐性と電撃無効になったことに加えて、追加スキルに疾風属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極･疾風見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

キャプテン・キッドの本名であるウィリアム・キッドのこと。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとセイテンタイセイが進化する。

火炎　耐性/電撃　無効/疾風　弱点

特性が、味方の物理攻撃の攻撃力が稀に80%上昇する「破天荒の気性」となり、追加スキルに味方全員の物理攻撃力が1度だけ2.5倍になる「闘魂注入」を習得する。

まったく…出番が遅すぎるのよ。お前が立ち向かわないで、誰が恨みを晴らしてくれるの？

許す気なんて、始めからなかった…お前の中のもう一人のお前が、そう叫んでいる…

我は汝、汝は我…やっと契約、結べるね…

そうよ…我慢なんかしていても、何も解決出来ない。わかったのなら、力を貸してあげる。

ペルソナの由来は、小説・『両世界評論（りょうせかいひょうろん）』（1829年に創刊されたフランスの月刊誌）に登場し、オペラにより有名となった魅惑の女性・カルメン。

小説では、考古学者がスペインで出会ったある山賊の身の上話を紹介するという体裁でカルメンの物語が描かれる。

ざっくりいうと、彼はカルメンという情熱的な女に振り回された挙句、悪事に手を染め死刑となってしまうという話。

オペラでは、真面目な兵士ホセが、自由に生きるジプシー（移動生活者のこと）・カルメンに恋をし、そのことでホセの人生は大きく狂い始めるというもの。

二人は結ばれるが、気の代わりが早いカルメンはすぐにホセを捨ててしまい、失恋して嫉妬に狂ったホセがカルメンを殺してしまうという物語。

どちらの作品でもカルメンの性格は情熱的であり、激しく恋に燃えるが心変わりしやすく、熱しやすく冷めやすいといったもの。

男にとっては危険な女性とされ、のちにかなりやっかいな恋愛体質女性の代表的な呼び名とされた。

『ペルソナ5』において

杏の初期ペルソナ。

猫型の仮面に葉巻を咥え、真っ赤なフラメンコ風ドレスをまとったツインテール美女。

手にした「薔薇の蔓（つる）」で男性を振り回すような仕草が特徴的。

火炎　耐性/氷結　弱点

特性は、味方の攻撃魔法のSP消費量が稀に減少する「魔性の極意」 。

主に火炎系のスキルを得意とし、補助・回復スキルを習得。

魔が高くHPが低い魔法使いタイプ。

「月」と「魔術」と「贖罪」を司る『ギリシア（ギリシャ）神話』の女神。

ヘカーテを参照

『ペルソナ5』において

杏の専用ペルソナ。

電撃　耐性/火炎　無効/氷結　弱点

電撃耐性と火炎無効になったことに加えて、追加スキルに氷結属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極･氷結見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

オペラ・『カルメン』のパリ初演で、カルメン役を演じた美貌の女優。

見せ場の曲を自ら書き直させたほど、意志の強い女優であったという。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとヘカーテが進化する。

電撃　耐性/火炎　無効/氷結　弱点

特性が、味方の攻撃魔法のSP消費量が稀に半減する「魔性の極致」となり、追加スキルに味方全体の魔法攻撃力が1度だけ2.5倍になる「ハイテンション」を習得する。

我が決意の証を見よ!

ペルソナの由来は、1919年にアメリカの作家・「ジョンストン・マッカレー」により執筆された小説・『怪傑ゾロ』の主人公・ゾロ。

ゾロは「メキシコ」がまだ「スペイン領」だった18世紀末頃を舞台に、民衆を苦しめる「軍隊」や「ならず者」と戦う正体不明の「正義の味方」。

国にとっては「賞金首のお尋ね者」であり、”大盗賊”の仮面の剣士とされた。

頭には「黒いスローチハット」、顔に「黒いドミノマスク」、肩には「黒いマント」、手には「サーベル」を武器に持った姿で現れ、彼が現れた後には壁に”Z”の字が彫られる。

これが彼のトレードマークで、”Z”は悪党を倒した正義の証し。

どんな悪党に対してもフェアに1対1の決闘に臨むなど紳士の鑑でもある。

その正体は大富豪・ベガ家のドラ息子「ドン・ディエゴ・ベガ」。

彼の評判はラテン系らしく陽気だが、どうしようもないぐうたらな遊び人で、軟弱なボンクラと言った人物。

しかしこれはゾロの正体を悟られないようにするための演技であり、本来の彼は賢く洞察力に長けた理性的な人物で、並外れた剣の腕前と抜群の身体能力の持ち主。

15歳の時に虐げられている人々を見たことから、密かに乗馬・剣術・武術等を学び鍛えあげ、最強の盗賊紳士である怪傑ゾロとなった。

ちなみに名前はスペイン語の「キツネ」（zorro、ソロ）に由来し、人気児童書シリーズ『かいけつゾロリ』はこの小説がモチーフ。

『ペルソナ5』において

モルガナの初期ペルソナ。

黒のシックな礼服に身を包み、シルクハットのような形状の目出し仮面を被ったデザイン。

ベルトのZの形のバックルが特徴的なペルソナ。

疾風　耐性/電撃　弱点

特性は、戦闘中味方が使用する回復スキル効果が倍増する「気高き風格」 。

疾風系、支援・回復系のスキルを習得する。レイピアを提げているが、剣の物理スキルは無い。

ペルソナの由来は、『ローマ神話』の十二の最高神・「コンセンテス」の一人に数えられる「商人」や「旅人」の守護神・メルクリウス 。

『ギリシア（ギリシャ）神話』のヘルメスと同一視され、「雄弁家」・「盗賊」・「商人」・「職人」の味方とされた。

また、「錬金術」の考案者にして「学問」と「技術」の祖であると考えられ、錬金術最高の秘奥・「賢者の石」はメリクリウスと呼ばれることもある。

ちなみに、英語読みでマーキュリー (Mercury) とも表記され、水星や水銀の名前のもとになっている。

『ペルソナ5』において

モルガナの専用ペルソナ。

ゾロと違って、とてもスレンダーで全体的にかなり青い。

両足に翼が生え、服装はフード付きの全身タイツで奇妙な形の杖を常に持っているデザイン。

祝福　耐性/疾風　無効/電撃　弱点

祝福耐性と疾風無効になったことに加えて、追加スキルに電撃属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極・電撃見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

ちなみに外伝『ペルソナQ２』に登場した時は、本家本元のメルクリウス に名前が変えられている。

ペルソナの由来は、怪傑ゾロの本名である「ドン・ディエゴ・ベガ」。

強きをくじき、弱きを助ける真の紳士として戦った。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとメリクリウスが進化する。

祝福　耐性/疾風　無効/電撃　弱点

特性が、戦闘中味方が使用する回復スキル効果が増加し稀にSP消費量減少する「威風堂々の風格」となり、敵全体に物理属性でクリティカル率の高い中ダメージを与える「ミラクルラッシュ」を習得する。

ようやっと目が覚めたかい？
真実から眼を背けるキサマこそが…何より無様なまがい物･･･
たった今、決別するのだな･･･！　いざや契約、ここに結ばん･･･
我は汝、汝は我･･･人世の美醜の誠のいろは…今度はキサマが教えてやるがいい！

ペルソナの由来は、安土桃山時代（1573年 – 1603年）に大盗賊としてその名を轟かせた「石川　五右衛門（いしかわ　ごえもん）」。

20人ほどの手下を連れた盗賊の頭目として、京都などを中心に活動していたとされる。

10代半ばから富裕層や権力者を中心に様々な盗みや悪事を繰り返し、金を奪っては庶民にばら撒く義賊として名を知られた。

またこの当時の天下人である「豊臣秀吉」やその政権への反発から、庶民の間では英雄的な存在や、異風を好み、常識を逸脱した行動に走る者たちを指す「傾奇者（かぶきもの）」として見られていたようである。

しかし名声を得た30代後半で「豊臣秀吉」の手勢に捕えられ、数々の罪を起こした犯罪者として死刑が宣告された。

そして犯罪への見せしめとして京都で市中を引き擦り回されたあと、三条河原で大きな釜で罪人を茹でることで死に至らしめる「かまゆでの刑」を受け、子供と共に処刑されてしまう。

ただ、その人物像や活動を示す正確な資料は少なく、その素性の多くは未だ謎に包まれている。

こうした謎多き生涯がさまざまな創作者の目に留まり、江戸期に入ると歌舞伎や浄瑠璃（じょうるり）の演目など様々な創作作品に登場し、幅広い人気を博した。

そして現代に至ってもその人気ぶりは衰える事なく、伝統芸能となった「歌舞伎」はもちろんのこと「小説」・「映画」・「漫画」・「ゲーム」など幅広いジャンルで、ゴエモンを題材とした作品・キャラクターが数多く世に送り出されている。

『ペルソナ5』において

祐介の初期ペルソナ。

東洋風の華やかな衣装に、巨大な煙管を構えた粋な立ち姿、そして歌舞伎役者のような顔が特徴的なペルソナ。

氷結　耐性/火炎　弱点

特性は、味方が物理攻撃を受ける際に攻撃を回避する事がある「無頼の眼力」 。

全体的にバランスの良いステータスで、氷結系や物理系のスキルを習得する。

『日本神話』に登場する三貴子（さんきし）の一柱・スサノオのこと。

詳細はスサノオへ。

『ペルソナ5』において

祐介の専用ペルソナ。

白く長い髪と、筋骨隆々の身体にマントをなびかせたデザイン。

疾風　耐性/氷結　無効/火炎　弱点

疾風耐性と氷結無効になったことに加えて、追加スキルに火炎属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極･火炎見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

ゴロキチは、「石川 五右衛門（いしかわ　ごえもん）の幼名とされた名。

また彼は、伊賀流忍者の抜け忍であるという説があり、伊賀流に師事していたころは、「五郎吉」を名乗っていたともいわれる。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとカムスサノヲが進化する。

疾風　耐性/氷結　無効/火炎　弱点

特性が、味方が物理攻撃を受ける際に攻撃をより回避する事がある「国士無双の眼力」となり、味方全体の攻撃･防御力と命中･回避率が上昇する「百花繚乱」を習得する。

戦う…覚悟は出来ましたか？
それなら、速やかに契約に移りましょう
我は汝、汝は我…せっかく見つけたあなたの正義…
どうかもう、見失わないで。
今日は偽りの自分からの卒業記念日です…

ペルソナの由来は、中世ローマにおいて女性で初めて教皇になった伝説を持つ女教皇ヨハンナ。（正式には「ローマ教皇ヨハネス8世」)

855年～858年まで在位したとされ、女性である事を偽って即位したとされた。

当時の規範においては男装は悪行であったが、智恵で彼女に勝る者は誰も居なかったという。

しかし決定的な歴史物がなかったり、記録と時代背景が一致しないことから、現代の歴史家たちは創作上の人物と考えている。

四百年にわたり宗教史を揺るがした謎多き存在。

『ペルソナ5』において

真の初期ペルソナ。

大型バイクの形をした異色のペルソナで、バイクの正面に女性の頭部がみえるのが特徴的。

核熱　耐性/念動　弱点

特性は、味方のスキルによる炎上・凍結・感電の付着率が25%上昇する「万物のはからい」 。

主に核熱系のスキルを得意とし、補助や回復スキルを習得する。

攻撃・補助・回復スキルを持つ万能タイプ。

『ウガリット神話』に登場する”生誕”と”死”を司る女神。

豊穣神・ バアル の妹であり、妻であるといわれる。

アナトを参照

『ペルソナ5』において

真の専用ペルソナ。

呪怨　耐性/核熱　無効/念動　弱点

呪怨耐性と核熱無効になったことに加えて、追加スキルに念動属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極･念動見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

中世ローマにおいて、女性で初めて「教皇」になった伝説を持つ女教皇・ヨハンナの本名とされる。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとアナトが進化する。

呪怨　耐性/核熱　無効/念動　弱点

特性が味方のスキルによる炎上・凍結・感電の付着率が50%上昇する「万物の恩寵」となり、追加スキルに敵全体の攻撃・防御力と命中・回避率が低下する。「チェックメイト」を習得する。

･･･お前を否定するものは幻影。･･･心なき者どもが施した呪い。
･･･元よりお前は知っていた。･･･知っていながら怯えてきた。
･･･言われた通りお前は死ぬのか？　･･･お前はどちらに従う？
幻が吐く呪いの言葉か？　お前自身の魂か？
【契約】･･･我は汝、汝は我。禁断の叡智は開かれた。
いかなる謎も幻も、もはやお前を惑わせない。

ペルソナの由来は、アメリカの怪鬼作家・「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト（1890年8月20日～1937年3月15日没）」の創作小説である『クトゥルフ神話』に登場する強力な魔道書・ネクロノミコンのこと。

『クトゥルフ神話』の中で重要なアイテムとして登場し、『クトゥルフ神話』に関する情報や失われし闇の知識を網羅している。

手に入れると、忌まわしき古代の邪神を召喚したり、あるいは退去させたりする術を学べるようになるという。

また、この本に関わると必ず不幸が訪れたり、精神を消耗させられるので触らない方が良いとされた。

ちなみに『クトゥルフ神話』は原作者である「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」の死後にも、多くの作家が参加して様々な話を書き継いだ創作神話であり、このネクロノミコンを物語にどう登場させるかが作家の腕の見せ所だという。

『ペルソナ5』において

双葉の初期ペルソナ。

本ではなく、未確認飛行物体・UFOの形をしたペルソナ。

双葉の未知の力を象徴しているらしい。

サポート特化型ペルソナであり、戦闘は行わない。

敵を解析する後方支援役スキルを担ったり、パレス・メメントス内のナビやハッキングを必要とする扉を開けてくれたりしてくれる。

特性は、総攻撃のトドメを決める事があり味方全体のHPを25%回復する「はじける演算力」。

ペルソナの由来は、『ギリシア（ギリシャ）神話』に登場する”ティーターン神族”のプロメーテウス。

人類に火を与えたことで有名。

ティタノマキア（クロノス率いるティーターン神族とゼウス率いるオリュンポス神族の戦い）においてゼウス達に勝てないことを見越してオリュンポス側に付き、戦争後も殺されずに自由を得たことにより密かに同胞の仇討ちを画策していたという。

プロメテウスと火

ある時、「人類に火を与えると武器を作って戦争を起こす」と予言したゼウスは人類から火を取り上げた。

それにより自然界の猛威や寒さに怯える人類を哀れんだプロメテウスは、鍛冶神ヘパイストスの作業場の炉の中の火を盗み、ゼウスの反対を押し切って密かに人類に与える。

これに怒ったゼウスは権力の神・クラトスと暴力の神・ビアーに命じて、プロメテウスを「カウカーソス山」の山頂に磔(はりつけ）にし、生きながらに毎日肝臓を巨大な鷲（わし）についばまれる罰を与える。

不死であるプロメテウスの肝臓は夜中には再生し、朝になると元通りになるため、毎日鷲によって肝臓を食われる拷問が繰り返され、地獄のような激痛を味わうこととなった。

のちにヘラクレスによって解放されるまで拷問が行われ、その刑期は3万年であったという。

『ペルソナ5』において

ネクロノミコンが覚醒した双葉の専用ペルソナ。

丸く顔の様な模様がついた太陽の様なデザインになる。

レアアイテムを持つ敵が事前に分かるようになるスキル「お宝スキミング」を習得。

ペルソナの由来は、『クトゥルフ神話』に登場する魔導書・ネクロノミコンの原題名。

もっと正確に言えば「キタブ・アル・アジフ」。

狂えるアラブ人・「アブドゥル・アルハザード」が、西暦730年にダマクスクで執筆したとされる禁断の魔道書で、西暦950年にコンスタンティノープル（東ローマ帝国の首都）の「テオドラス・フィレタス」によってギリシャ語に翻訳された時に「ネクロノミコン」と名付けられた。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとプロメテウスが進化する。

特性が、総攻撃のトドメを決める事があり味方全体のHPを全回復する「底知れぬ演算力」となり、追加スキルに戦闘中、味方全体を強化・回復する究極の支援効果が発動する事がある「究極サポート」を習得する。

ようやく腹を決めたようね…宿命の家のお姫様。
貴女には、裏切り無しでは、自由も無い。
それでも求めるというなら…間違ってはダメ。
さあ…貴女は誰を裏切るの？
いいわ、その眼…これで本当の力が振るえる。
我は汝、汝は我…
美しい裏切りで、自由の門出を飾りましょう。

ペルソナのモデルは、フランスの小説家・「アレクサンドル・デュマ・ペール」が描いた小説・『三銃士（さんじゅうし）』に登場する人物・ミラディ(ミレディとも)。

作中では『三銃士（さんじゅうし）』の主人公であるダルタニャンの敵役として登場。

知恵と美貌を持ち合わせたミステリアスな女性で、数々の偽名を使い分けて「王族」や「上流階級」を手玉に取り、ダルタニャン達と戦う。

その性格は「陰険」で、相思相愛だった想い人にプライドを傷つけられて毒殺するなど自分を貶めた者に復讐する癖があり、悪役らしい悪役として描かれている。

また、胸に「百合（ゆり）の烙印」があり、秘められた過去を持つ。

最終的にダルタニャンと「三銃士（さんじゅうし）」によってかつて犯した悪事を暴かれ、断罪の下に処刑された。

『ペルソナ5』において

春の初期ペルソナ。

「百合（ゆり）の刺繍」に飾られた美しいドレスをまとう中世の貴婦人のような姿をしており、右手には柄の付いた仮面、左手に扇子を持っている。

ちなみに首がなく、顔の位置に構えた仮面が目の役割を果たしている。

念動　耐性/核熱　弱点

特性は、味方が状態異常にかかる確率を25%減少させる「冷徹な気質」。

主に銃撃系と念動系のスキルを得意とし、銃撃・念動弱点の敵には、必須。

ペルソナのモデルは、「古代セム人」によって地中海沿岸で広く崇められた女神・アスタロト。

（アスタルテは日本語表記の揺れ。）

「古代セム人」は、バビロニア人、アッシリア人、アラム人、カナン人、フェニキア人等によって代表される西南アジアの人々。

現在においては「セム語」を扱う人が「セム人」とされ、主にユダヤとアラブの人々に多い。

「多産」や「豊穣（作物の実り）」を司り、『メソポタミア神話』のイナンナやイシュタル、『ギリシア神話』のアフロディーテなど、多くの女神と「習合（※神話が取り込まれたり、同じ神とされること）」された。

そのため様々な神話や説があり、同一視される女神が多い。

『ペルソナ5』において

ミラディが覚醒した春の専用ペルソナ。

念動　無効/氷結　耐性/核熱　弱点

氷結耐性と念動無効になったことに加えて、追加スキルに核熱属性の攻撃に対する回避率が3倍になる「極･核熱見切り」が加わり、より強力なペルソナとなる。

ペルソナのモデルは、『三銃士（さんじゅうし）』に登場するミラディのモデルとなった実在の人物ルーシー・ヘイ。

既婚者であったが、その美貌によって有力な貴族の愛人であったとされる。

『ペルソナ5』において

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で登場。

コープランクMAX到達済みが条件で3学期開始（1月13日）以降に発生するイベントを達成するとアスタルテが進化する。

念動　無効/氷結　耐性/核熱　弱点

特性が、味方の状態異常にかかる確率を50%減少させる「泰然自若の気質」となり、追加スキルに味方全体に物理と魔法を反射するバリアを1度張る（全体マカラカーン+テトラカーン効果）「生命の壁」を習得する。